CanCamに新編集長就任!女性ファッション誌のリアル【前編】

WI 塩谷さんはスタッフの皆さんへの愛がすごく強そうですよね。

塩谷 いい人ぶるわけじゃなくて、今までも後輩や関わるスタッフやモデルのみんなが元気で頑張ってほしいな、ということはいつも思っていたんです。今日撮影だけど雨だな、大丈夫かな、ということを心配したり。そしていざ、編集長という立場になると、とにかく『CanCam』に関わるスタッフみんなが、毎日元気で明るく過ごしてほしいな、ってお母さんみたいな気持ちになりました(笑)。

 

WI ……そんなことを思っていると知ったら、震えますね……! でも、『CanCam』の編集部の様子を見ていると、本当に家族のようですよね。

塩谷 そうですね、それが正しいかどうか……はわからないけれど、『CanCam』の34年の伝統のひとつに、「家族でつくる」といった空気がありますよね。部活のよう……というか、同じ釜の飯を食い、誰かの誕生日があったらみんなで祝い、誰かがナイストライするとみんなで喜び、何か問題があるとみんなでとことん話し……そんな中でつくっています。

 

WI 塩谷さんにとって、『CanCam』はどんな存在ですか?

塩谷 『CanCam』は私の妹だ、俺の恋人だ、娘だ、とさまざまな見解を述べる人がいますが(笑)、私にとって『CanCam』は日本国民みんなが知っている大物タレントで、私自身はマネージャー兼プロダクションの社長、という感じですね。

 

WI そのこころは?

塩谷 『CanCam』は、日本中のみんなに知られている人気者ですが、その人がどう歩んでいくかは、私たちがちゃんと戦略を練って考えていかなければいけません。その人が良くなるのも悪くなるのも私たち次第です。そんな、寝食をともにして、苦節何十年、歌手と一緒に歩んできたマネージャー……というイメージ。今、『CanCam』は自分の中で一番を占めています。考えすぎて、車にひかれそうになったぐらい(笑)

 

WI え、車に!?

塩谷 今までも『CanCam』のことは頭の中に常にいて、考えていたつもりでしたが、編集長になってからはやっぱり変わりましたね。気づくとながーい間お風呂につかっていたり、シャワーがずっと流れていたり……。それくらいずっと、『CanCam』をどうしていきたいかを考えています。

 

そんな新編集長が、いったい今の『CanCam』、そして今後の『CanCam』をどうしていきたいと考えているのか……次回、後編にてお届けします!(後藤香織)

次回はコチラ→ CanCam新編集長就任!日本の「かわいい」はこうなります【後編】

 

 

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