どこから許せない?「浮気」のボーダーライン、ココでした。

浮気。それは信じる人を裏切る行為。関係性に傷がつくだけでなく、心にも大きな影響を与えるものといえるでしょう。

今回はそんな浮気について、弁護士法人mamoriが全国20〜40代の男女550名が行った調査をもとに見ていきます。

パートナーに浮気された経験はありますか?

「浮気された経験がある」と回答したのは14.7%でしたが、「曖昧なことがあった(13.6%)」と答えた人を含めると、約3割が浮気を疑った経験を持つことが判明。

浮気そのものはもちろん、曖昧でグレーな状況に悩まされた人も多そうですね。特にSNSやメッセージのやり取りなどが疑念を生みやすく、不信感を引き起こしているようです。

心の移動は絶対NG? 浮気の境界線を探ってみると…

続いては浮気の境界線に関する質問。最も声が集まったのは「恋愛感情を抱いている(23.8%)」で、その後「肉体関係(22.9%)」「キス(19.3%)」が続きました。

その他「手をつなぐ(15.1%)」や「2人きりで食事(8.9%)」も一定数が浮気と捉えており、“心の浮気”に繋がる行為への意識が高まっていることが分かりました。SNSなどを通じ気軽につながることができるからこそ、『気持ちの動き』や『頻繁なやり取り』にも注目する人が多い様子。

「浮気の証拠」有効なのは写真? それともメッセージ?

実際にパートナーが浮気をしているならば、なんとかその証拠を掴みたいと思う人もいるはず。そこで、「浮気の証拠」について聞いてみました。

最多は「LINEやSNSのメッセージ(70.4%)」と「写真・動画(70.4%)」。普段の様子などを映したデジタル証拠を重視していることが分かります。その他、「音声録音(39.5%)」や「探偵の報告書(34.9%)」も支持があり、リアルな証拠に対する根強い信頼もわかりました。

浮気確信のためにも必須な証拠。しかし、証拠集めが個人のプライバシーと信頼関係との衝突からトラブルが深刻化する場合もあるので注意が必要です。

即アウト? 状況次第? 浮気を許すか、許さないか問題。

浮気を許せるかどうかにおいては、「絶対に許せない(気持ち or 肉体)派」が49.1%と最多で、厳しい態度を示す人が多いことが分かりました。しかし、「状況次第で判断する(22.9%)」という柔軟な立場の考え方を持つ人も。

恋愛・結婚における価値観が多様化する中、浮気を機に別れるか、再構築するかは、その背景や関係性の成熟度に大きく左右されているのかもしれませんね。

「話し合い派」が多数。浮気後の対応、どうしますか?

浮気が発覚した後の対応について、「一度は話し合ってから決める(30.4%)」が最多で、次いで「即別れる(23.3%)」「距離を置く(11.1%)」が続きました。

パートナー同士という信頼関係があったからこそ、一度は話し合い、真意を確かめたい人も多いようです。ただ裏切り行為であることに変わりはないので、自身を守るためにもすぐに別れを選択する人がいるのも納得です。


多様な価値観がある中で、「どこからが浮気?」というグレーゾーンの線引きに迷う人もいるはず。パートナーと価値観について話し合いながら、トラブルが起きないような関係性を築けると良いですね◎ それでも、トラブルが起きてしまった場合は、まずは自分の心を守ることを最優先に。みなさんが幸せな関係性を築けることを願っています。(おだかれん)

情報提供元/弁護士法人mamori 写真/(c)Shutterstock.com