一緒の部屋で寝る?それとも別々?リアルな“夫婦の寝室事情”。
周りにはなかなか聞けないけれど、ちょっと気になる“夫婦の寝室事情”。結婚したら同じ部屋で寝るのが当たり前…と思いきや、実は「寝室は分けたい」「すでに別々」という夫婦も少なくないんだとか!
そこで今回は、インターネットマーケティング事業を展開する株式会社MEMOCOと、リノベーションサービスを手がけるゼロリノベが共同で行ったアンケートをもとに、「実際に寝室を分けている夫婦はどれくらい?」「本当は分けたいと思っている?」などリアルな声をご紹介していきます。
夫婦で寝室を「分けているor分けていない」…実際どっち?
分けている:約48%
分けていない:約52%
夫婦で寝室を分けているかどうか質問したところ…『分けていない(一緒の部屋で寝ている)』人がやや多かったものの、ほとんど同じ割合に! “夫婦は同じ寝室で寝るのが一般的”というイメージがありますが、別々派も意外と多いようですね。
ここで『分けている』と答えた約半数のみなさんは、どのような理由でそうしているのか気になるところ。次に見ていきましょう。
寝室を「分けている」理由
◆いびきや音が気になるから
「自身のいびきがうるさいから」(男性)
「夫は物音がするとすぐ目を覚ましてしまうので、良く眠れるように分けている」(女性)
「気配を感じると寝れないタイプのため」(男性)
音に敏感なタイプにとって、いびきやちょっとした物音は睡眠の大敵。とくに人のいびきは、一度気になり出したら本当にやっかい…! お互いの健康を考えて、快適に眠れるように寝室を分ける夫婦は多いようです。
◆生活リズムや習慣の違いから
「生活スタイルが全く違うから、お互いの邪魔にならないように」(女性)
「寝る前に妻が電気をつけて本を読むため」(男性)
寝る時間や過ごし方が違うなら、無理に合わせるより“それぞれのペースを尊重する”のもアリ。もし「一日の中でひとりの自由な時間がほしい」と思うのであれば、寝室というプライベートな空間を作ってみると、ちょうどいい距離感が保てることもあるようです。
◆それぞれに合った睡眠環境づくりのため
「冷暖房の希望温度が違うから」(女性)
一緒に暮らす夫婦において、「暑がり」「寒がり」問題はけっこう深刻! どちらかがガマンしたせいで体調を崩してしまった…なんてことがないように、寝室を分けるのもひとつの策。
◆育児の都合で
「子どもが夜泣きをするため」(女性)
「私と子どもで寝ていると旦那のスペースがなくなるため、必然的に別になった」(女性)
「今の住まいが狭く、一部屋に家族四人で布団を引いて寝るのが困難なため、主人と長男、私と次男で分けている」(女性)
赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけのために、自然と寝室が分かれたという声も。子どもがいると、どうしても生活リズムは変わってくるもの。「今はこういう時期」と柔軟に対応することが、家族みんなの心地よい睡眠につながっているようですね。
◆ペットをきっかけに
「犬を飼ったきっかけで、犬と一緒に寝ないといけなくなったため、夫が犬と寝ている」(女性)
ワンちゃんや猫ちゃんも大切な家族。そんな家族の一員であるペットの存在が、寝室事情にちょっぴり影響を与えることもあるようです。一緒に寝るために寝室が分かれちゃうのも“愛ある選択”!
さて、ここまで現実の話に目を向けてきましたが…実のところ「分けるor分けない」どっちが理想なのか、夫婦の“リアルな本音”も気になるところ。
夫婦で寝室を「分けたいor分けたくない」…理想はどっち?
分けたい 約35%
どちらかといえば分けたい 約25%
どちらかといえば分けたくない 約23%
分けたくない 約17%
理想を聞いてみると、「分けたい」「どちらかといえば分けたい」を合わせた60%が『分けたい派』、「どちらかといえば分けたくない」「分けたくない」を合わせた40%が『分けたくない派』。実際には分けていないけど、本当は別々の部屋で寝たい! と密かに思っている人もいるようです。
では、『分けたい派』『分けたくない派』それぞれの理由って……?
寝室を「分けたい派」の理由
◆いびきや睡眠の質への配慮
「夫のいびきがうるさいから」(女性)
「お互いの睡眠の邪魔をしたくないから」(男性)
眠りが浅くなる原因になりがちないびきや、寝返り・物音などの小さな刺激…普段どれだけ仲良しでも、寝るときくらいは自分ファーストでいたいですよね。いびきや物音で眠れない夜が続くくらいなら、思い切って寝室を分けてみるのもアリかも。
◆1人の時間・休息を大切にしたい
「疲れが溜まっている日は1人で休みたいため」(男性)
「1人でゆっくり寝たい時に部屋を分けられないのが辛いから。一緒に寝ようと思えばどちらかの寝室で寝れば良い」(女性)
「それぞれのプライベート空間はあったほうが良い」(男性)
「疲れている日は1人で静かに眠りたい」「プライベートな空間も大事」など、パートナーと心地よく過ごすために“距離感”を工夫している夫婦も。“ひとりで寝たい日があってもいい”と思える関係こそが、長く続く秘訣だったりするのでしょうか。
◆生活リズムや環境の違いから
「夏は冷房をつけて寝たいから」(男性)
「就寝時間や起床時間が別々で気をつかうから」(女性)
寝る時間もエアコンの最適温度も、お互いちょっとずつズレてる…そんな状況で無理して合わせているとストレスになることも。信頼関係があるからこそ寝るときはそれぞれ自由に過ごすのも、ひとつの夫婦のかたちと言えそう。
◆ライフステージの変化から
「退職後、顔を合わせる時間が多くなったので寝る場所は分けたい」(男性)
一緒にいる時間が増えるほど“おひとりタイム”が恋しくなるときだってありますよね。年齢やライフスタイルの変化に合わせて、夫婦の距離感を調整するのは自然なこと!
◆住環境にゆとりがある
「部屋がたくさんあるから」(女性)
「部屋が多いから」という、おうちが広いお宅のちょっと羨ましいコメントも。ひとりの寝室という物理的な余裕が気持ちの余裕につながることもありそう。
寝室を「分けたくない派」の理由
◆夫婦関係の絆を大切にしたい
「一緒の寝室の方が、良い夫婦関係を築けると思う」(女性)
「分けてしまったら夫婦でいる意味がなくなりそう」(女性)
「コミュニケーションがとりやすいから」(男性)
朝、目が覚めてすぐに「おやすみ」「おはよう」を毎日交わす時間は、お互いの愛情を感じるもの。とくに新婚さんは、一緒に寝ることで生まれるちょっとした会話やぬくもりが、夫婦の関係を自然と深めてくれることだってあるはず♡
◆生活空間の快適さ重視
「エアコンを2つもかけるのはもったいない」(男性)
「部屋の間取り的にみんなで寝たほうが快適なため」(女性)
「みんなで集まって寝たほうが、エアコン代が節約できる」というコメントも。たしかにコスト面では、わざわざ分けるよりも一緒の方が合理的ですよね。
◆安全への配慮
「高齢になっているので離れていると心配だから」(男性)
「地震などがあった際に怖いから」(女性)
お互いの安心感を大切にするために、同じ寝室で寝るという夫婦も多いようです。災害などいざというときにすぐそばにいてくれるのは、やっぱり心強い!
◆子どもへの配慮
「子どもの教育上、仲の良い親を示すことになると思うから」(男性)
「子育て中で夫だけ別室で寝られるとイライラするし、純粋に寂しいから」(女性)
「仲良しなパパとママ」という、親としての理想的な関係を示すために寝室を共にしたい人も。子どもにとって、両親が仲良く一緒に過ごしている姿はやっぱり落ち着くものです。
夫婦で寝室を分けるかどうかは、それぞれの暮らし方や気持ちに合わせて選びたいもの。どちらが正解というわけではなく、大切なのはお互いが納得できるカタチを見つけること。その時々の状況や気持ちに寄り添いながら、心地よい関係を築いていけたらいいですよね!(Mai)