無謀すぎる!?松島花を困惑させた、監督からの“むちゃぶり”って?

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Woman Insight編集部(以下、WI) 映画初出演、おめでとうございます! 映画出演ということで、ドラマとはまた違った挑戦になると思いますが、どんな気持ちで臨まれましたか?

松島花さん(以下、松島) 11歳からずっとモデルとして写真のお仕事をしてきましたが、20歳過ぎてから徐々にCM撮影などで映像のお仕事もするようになって、映像のお仕事にも少しずつ興味が湧いてきてはいたんですけど、なかなか踏み出す勇気がなくて……。でも去年、事務所を移籍して、すぐ演技のお仕事をする機会に恵まれ、それがこの作品だったんです。なので演技もほぼ初めてなのに、初めてがこれか……! というぐらいの大作で(笑)。でも一所懸命やろう! やるしかない! そんな気持ちで臨みました。

 

WI 初めての作品がこんな大作だなんて、かなりのプレッシャーですよね……。それにセリフも方言だったので、苦労したのでは?

松島 そうなんです。実は、(上司役の)手塚さんと私は急遽、尾張弁になったんです。

 

WI 急遽!? 最初からじゃなかったんですか?

松島 そうなんです。ずっと標準語でやっていたのですが、撮影の数日前に、急遽  監督から「尾張弁にしよう!」と言われて……。

WI そうだったんですね。

松島 それまで監督から言われていた (松島さん演じる) “野村”  という女性は、『冷静で淡々と仕事をこなす』 『感情のアップダウンがない』 『とにかく手塚さんのサポートに回り、ついていく』と監督から伺っていたので、標準語で  “ビシっと、しっかり喋る”  そんな風に自分の中で作り上げてしまっていて……そのイメージに方言が入った時には、かなり方言に引っ張られてしまって、どういう人物でいったらいいのか自分の中で迷いが出たりもしました。でも、現場で監督と方言指導の先生と手塚さんと方言の部分を相談して作り上げていきました。