スタイリスト・丸林広奈さん「一軍デニムの収納&手放し方」を教えて!【きれいなお姉さんの愛用デニム①】

きれいなお姉さんの愛用デニム♡気になるあの人を直撃! 

シンプルなアイテムだからこそ、選び方にセンスが如実に出るデニム。ここでは私服センスの高さに定評のあるスタイリストの丸林さんに、デニム選びの極意や今の着こなし方の気分を教えていただきました♡

MARNO ディレクター/スタイリスト 丸林広奈さん
CanCamの読者モデルとして活躍後、同誌にてスタイリストに転身。2022年6月に自身がディレクターを務めるブランドMARNO(マーノ)をローンチ。1児のママ。

丸林広奈さんの「デニムSTORY」を直撃!

「私にとってデニムとは時代やシーズンを経ても変わらない、ワードローブになくてはならない存在」

■冬の装いを軽やかにしてくれるやわらかなはき心地のホワイトデニム

AGOLDEのデニムはどれもはき心地がよく、最近購入することが増えました。リラックス感があるのに端正なシルエットなので、フォーマルな印象に決まるのもお気に入りのポイント。今冬購入したルメールのブラウンのコートにもマッチするホワイトデニムは、暗くなりがちな冬の装いに軽やかなエッセンスを加えてくれる1本です。

↑AGOLDEのLow Slung Baggy

■どんなシーンにもマッチするヴィンテージライクなウォッシュドデニム

MARNOで初めて作ったデニムは、長年愛用してきたヴィンテージデニムを思わせる、リラックス感のあるデニム。どんなスタイリングにも合わせやすいストレートシルエットで、はくだけでこなれ感をプラスできるのも◎。パリジェンヌの着こなしのような、ヴィンテージ×リュクスをミックスした肩ひじ張らない抜け感のあるコーディネートが今の気分です♡

↑MARNOのLula Denim

時を経てもはき続けたいクローゼットに欠かせないもの

「昔からデニムは、クローゼットになくてはならない存在です。シルエットはトレンドによって変化はありますが、シンプルなアイテムと合わせてもコーディネートのバランスがとりやすいし、何より全体のシルエットをきれいに見せてくれる、スタイリングする上で欠かせないアイテム。以前はジェーン・バーキンがはいていたようなスキニーやボーイフレンドなど、タイトシルエットのデニムをメインにしたフレンチシックな着こなしが多かったのですが、最近はゆったりとしたシルエットを裾もお直しをせずあえて長いままはいたり、少し折ってはいたり、カイア・ガーバーのようなヘルシーでマニッシュなエッセンスを感じるスタイリングも素敵だと思うように。トレンド感のある着こなしも意識していますが、ふたりのようないつまでも色褪せない〝タイムレスなワードローブ〟を軸に、これからもたくさんのデニムをはいて、自分に似合うものを見つけていきたいと思っています」

丸林さんに質問!デニムQ&A

Q.デニム選びのポイントは?

A.トレンド感のあるシルエットを選ぶようにしています

「デニムはシルエットが命なので、シンプルなアイテムだからこそ、どのアイテムより今っぽさをいちばん大切にしています。最近はTHE ROWのローウエストではく、リラックス感のあるデニムもお気に入りです。リーバイスはレングスや裾上げの始末、サイズ展開が豊富でフィット感も自分好みに選ぶことができるので、よく購入しています」

\細身の形も好きでした♡/

Q.デニムをはくときに気をつけていることはありますか?

A.合わせる小物をリッチ&きれいめに

「デニム自体がカジュアルなアイテムなので、合わせる小物はきれいめなものでまとめるようにしています。最近、ファインジュエリーも気になっていて。最近は人さし指につけている、コペンハーゲン発のジュエリーブランド、SOPHIE BILLE BRAHE(ソフィー・ビル・ブラーエ)のリングがマイスタイルに欠かせません」

Q.思い出深いデニムはありますか?

A.初めてMARNOで製作したLula Denim

「ずっとはき続けているヴィンテージデニムをイメージしたLula。はき続けることで生まれるファブリックのやわらかさや色落ちを表現するのにかなり試行錯誤しました。糸から染料、シルエットもミリ単位までこだわった、特別な1本です。毎日でもはきたくなるような、ワードローブに欠かせない存在です」

\イメージカラーのホワイトパッチもこだわりポイント/

\タイムレスなストレートシルエット/

Q.デニムの収納、見せてください!

A.コンパクトになるようふたつ折りにして収納しています

「ふたつ折りにして、平置きで収納しています。クローゼットには基本的によくはく数本しか置かないようにしているので、今はこの6本のみ。デニムはシンプルだからこそ、シルエットが今っぽいかどうか、を重視していて。古いかな? と思うものは整理して手放すようにしています」

トレンドのシルエットをきれいめに着る派

丸林さんの私物デニムやリアルな着こなしには、こなれ見えするきれいめカジュアルのヒントがたくさん! 愛用しているデニムやトレンドシルエットの取り入れ方も参考になりますね。皆さんもお気に入りのデニムを更新して、春のデニムファッションを刷新してみませんか?

CanCam3月号「MY DENIM,MY STORY デニム選びにセンスと愛を込めて。」より 撮影/イマキイレカオリ ヘア&メイク/土岐いつか 構成/杉森美佑 web構成/坂元美月 ◆この特集で紹介したアイテムはすべて本人私物です。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。