違いのわかる食通限定!夏の味覚・鱧(ハモ)を堪能できる名店3つ

みなさん、もう夏休みにどこか行かれました? 「仕事の予定しかない!」という方もいると思うのですが、どこにも行けなくたって、夏はアレがあれば乗り切れます。

★さぁお盆!でも…お盆休みがない人は、なんと●%!

 

それは何か。旬の食材「鱧(ハモ)」!

昔から梅雨が明けてからが旬といわれるように、和食の世界では鱧は夏を代表する食材なのです。バカンスに行けないなら、代わりに鱧を食べに行くのもいい夏。

関西では家庭にも出る身近な食材ではありますが、東京で頻繁に見かけるようになったのはここ20年ほどで、特に、高級料理店限定の食材となっています。

『Precious』9月号では、都内で絶品鱧料理を食べられるお店を「老舗」「話題の店」「通の店」とわけて3店舗ご紹介。ちょっとぜいたくかもしれませんが、どこにも行けない夏を過ごすよりも、食で最高の思い出をつくりましょう。

【老舗】辻留 赤坂店(赤坂)

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明治期に京都にて、「裏千家の台所」として創業した茶懐石の名店。京都店は仕出しのみですが、東京にある赤坂店では4室ある座敷で食事を提供しています。

昭和30年に発表された谷崎潤一郎の短編小説『過酸化マンガン水の夢』にも登場する「鱧の葛たたき」がこちら。谷崎氏自身も大好物だったという、日本料理史上屈指の名作です。

ふたを開けた瞬間の香りに陶然。淡路産の鱧の上品なうま味、一番だしに加えた、ほんの少しの鱧スープが隠し味。懐石¥15,000~のお椀として、6~8月ごろに登場します。

【店舗情報】
「辻留 赤坂店(つじとめ あかさかてん)」
住所:東京都港区元赤坂1-5-8 虎屋第2ビルB1
電話:03-3403-3984
営業:12:00~14:00(入店)、18:00~19:30(入店)
休:日曜、祝日の月・土曜
懐石は昼¥15,000~、夜¥25,000〜 ※要予約