全国4,700人に「他の都道府県民から驚かれること」を調査。「修学旅行の安否確認がCM放送される県」って…どこ?

自分が住む地域では当たり前のようなことでも、他の都道府県の人に「え、なにそれ…!」と驚かれることって、意外と多いのではないでしょうか。方言や文化、習慣、気候など、その地域ならではのユニークな特徴を探るのは、きっとおもしろいはず♡

そこで今回は、ソニー生命保険株式会社が全国の20~59歳の男女4,700人に実施したアンケートをもとに「他の都道府県民からよく驚かれること」についてご紹介します!

【47都道府県別】他の都道府県民からよく驚かれること

◆北海道・東北

北海道「冬でも家の中では半袖」
青森県「雪が多い」
岩手県「捨てることを『投げる』と言う」
宮城県「七夕祭りを8月に行う」
秋田県「修学旅行の安否確認情報がCMで流れる」
山形県「雑草のひょう(スベリヒユ)を食べる」
福島県「朝からラーメンを食べる」

北海道民の「家では半袖で過ごせるくらい暖房ガンガンにつける」説って、本当なんですね! ちなみに「冬のほうが暖房で家があったかいから、アイスを食べる頻度が上がる」説の真相はいかに…?

そして岩手県の「投げる(捨てる)」という方言。県民のみなさん、「これ投げて(捨てて)おいて」とお願いしたときに「な、投げる…?」なんて戸惑われた経験あるでしょうか。ちなみに東北地方から北海道にかけて「投げる=捨てる」という方言が用いられているようです。

秋田県、CMで修学旅行生の安否がわかるって本当…?! 気になって調べてみたところ、「○○学校は全員△△を見学中です。ご安心ください」といった画面が映し出されるようで、旅行先からの写真を掲載している学校もあるとのこと。すごすぎる。これなら親御さんも安心してお見送りできそう!

◆関東

茨城県「メロンの生産量が多い」
栃木県「雪が多い」
群馬県「上毛かるたをほとんどの人が知っている」
埼玉県「小学校で出席を取るときに『はい、元気です』と言う」
千葉県「落花生を茹でて食べる」
東京都「通勤時の満員電車」
神奈川県「横浜に都市型ロープウェーがある」

夕張メロンが有名な北海道にイメージがつきがちですが、実は茨城県がメロンの生産量日本一。そして、栃木は意外と雪が降る! たしかに日光や那須など北部地方の冬は、雪化粧のイメージがある気もしますね。

そして埼玉県の出席確認「はい、元気です」について、みなさんの通っていた小学校ではどうでしたか? ちなみに神奈川県民の筆者、クラスによっては同じように「元気です」と返事をしていた頃もありました。もし不調だったら「すこし風邪気味です」なんて、言ったりしてませんでした?

東京都は、通勤・帰宅ラッシュで駅員さんに押し込まれてなんとか車内に収まる満員電車…! 慣れていても乗るたびに気を張っているので、はじめて乗った人は呆気にとられてしまうのも無理はありません。でも、そんなぎゅうぎゅう詰めの車内でも静かに過ごす日本人のマナーって、海外の人から見たらスゴイ光景なんだとか! 

◆北陸・甲信越

新潟県「信号機が縦型」
富山県「持ち家率が高い」
石川県「住所のカタカナ一文字の表記がある」
福井県「『早くしなさい』を『はよしねま』と言う」
山梨県「『無尽』という文化がある」
長野県「イナゴや蜂の幼虫を佃煮にして食べる」

信号機が縦型なのは、雪が積もるのを防ぐため。北陸や東北、北海道など積雪の多い地域でこの信号機は見られますが、そのほかの地域から来た人には珍しいもの! ちなみに他の地域でも、看板や街路樹などで見えにくくなるのを防ぐために、縦型の信号機を使っているところもあるそうですよ。

山梨県の「無尽」って……なんですか? 気になって調べてみたところ、特定のメンバーが月に1回ほど集まって、食べて飲んで話すことが「無尽会(むじんかい)」。そして、そのお代とは別にみんなでお金を徴収して、メンバーの誰かがまとまったお金を必要としたときに使う、という文化もあるそう。「助け合い」のコミュニティですね。これは知らない人が多そう!

◆東海

岐阜県「自転車を『ケッタマシーン』と呼ぶ」
静岡県「おでんの汁が黒い」
愛知県「学校の休み時間を『放課』と呼ぶ」
三重県「明々後日を『ささって』と言う」

東海地方では、自転車をケッタマシーンまたは略して「ケッタ」と呼んでいる人もいますよね! ペダルを漕ぐことを「蹴ったくる」と言うのが由来だそう。ちなみに関東民の我が家は「チャリ」「チャリンコ」と呼びます。

三重県の伊勢志摩地方では、明々後日(しあさって)の3日後を「ささって」という方言で呼ぶんだとか。かわいい♡ちなみに三重出身だと「しあさって」は4日後と認識する人もいるらしい…! お店の予約とか、友達と予定を合わせるときとか、注意すべし!

◆近畿

滋賀県「琵琶湖の面積は県の面積の6分の1」
京都府「パンが好きな人が多い」
大阪府「語尾に『知らんけど』をつける」
兵庫県「小学校が土足制」
奈良県「雑煮の餅にきな粉をつけて食べる」
和歌山県「ラーメンと早寿司(しめ鯖などの押し寿司)を一緒に食べる」

日本一の大きさを誇る琵琶湖は、滋賀県の6分の1の面積。東京23区よりも広いといわれています。橋を挟んで湖北と湖南では、天気や気候、景色、水の流れなど雰囲気が異なるのもおもしろいですよね!

大阪府民は会話の後にボソッと「知らんけど」を付け足すこと、結構しみついているのではないでしょうか? これが全国的に広まって、2022年には流行語大賞にノミネートされたのも記憶に新しい。絶妙な間で「…知らんけど」「いや知らんのかいぃ!」と言ってる大阪府民、想像できます。

◆中国・四国

鳥取県「正月の雑煮がお汁粉」
島根県「法事であんぱんを配る」
岡山県「晴れの日が多い」
広島県「お盆にお墓の周りにカラフルな盆堤灯を飾る」
山口県「ガードレールが黄色い」
徳島県「赤飯にごま砂糖をかけて食べる」
香川県「雑煮の餅があん入り」
愛媛県「少年式(14歳になった少年少女を祝う式典)がある」
高知県「おきゃく(宴会)文化がある」

中国・四国地方では、お正月やお盆などのイベントに関することが他県から驚かれやすいようです。たとえば鳥取県や島根県の一部では、元旦に小豆とお餅が入った「小豆雑煮」。香川県では、白みその汁に餡子とお餅を入れた「あんもち雑煮」が郷土料理なんだそう。お雑煮って地域によって具材や味付けがまったく異なるから、奥深い!

また山口県のガードレールについて、緑の山々に中に目立って視認性もよいという理由で、特産品「夏みかん」の色を採用したんだそう。とってもかわいらしい黄色のガードレールは、県のアピールにもなるし、安全性にも繋がっているんですね♪

◆九州・沖縄

福岡県「夜にゴミ収集がある」
佐賀県「ラーメンに生卵が入っている」
長崎県「自転車に乗れない人が多い」
熊本県「『あとぜき』(開けた扉は閉めましょう)という言葉が使われる」
大分県「自宅に温泉がある家がある」
宮崎県「運動会の組み分けを赤団、白団と呼ぶ」
鹿児島県「桜島の噴火が日常茶飯事」
沖縄県「結婚式の招待客が多い」

長崎県民に自転車に乗れない(乗らない)人が多いのは、坂道が多いからと言われています。車やバイクに乗れたら尚更、自転車は不要に感じる気もしますね。ちなみに関東では自転車で通学する高校生・大学生も多くて、見かけるとちょっと「青春だな~」なんて感じます。

大分県といえば、別府温泉。そして温泉を引く権限など条件をクリアしたら、温泉を家で満喫できるところもあるんだとか。すごい! 温泉好きとしては、かなりうらやましい!! お肌ツルツルになれそう。肌寒い日々、久しぶりに別府温泉でリラックスしたい気分…♡


47都道府県別「他県から驚かれること」についてご紹介しました。食事、方言、文化など、地域ごとにいろんな個性がみられましたね! その由来や歴史を出身者から聞いてみるのも、新しい発見があって楽しいはず。ぜひ今回の調査を友達や職場の同僚などとの会話ネタにしてみて!(Mai)

情報提供元/ソニー生命保険株式会社