お小遣い、正直いくらもらってる?10代のガチお財布事情。

アルバイトの給料いくら?お小遣いもらってる?学生1,000人のお財布事情

クラスメイトや恋人、部活動やサークル仲間など、人との付き合いが増えるティーン世代。コミュニティが広がると、そのぶんお金がかかりますよね。社会人のように仕事がメインでない学生のみなさんは、どのようにお金のやりくりをしているのでしょうか?

(c)Shutterstock.com

今回は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が15歳~19歳の学生1,000人(男性500人・女性500人)を対象に行ったアンケートをもとに、ひと月の収入と支出などのお財布事情を深ボリ!

Q.ひと月の収入はいくら?

まず『現在の収入状況』『ひと月あたりの収入額』を見てみましょう。

収入状況(収入源)について、高校生は「お小遣いのみ」が約半数であるのに対し、大学生等は「お小遣い以外の収入がある」が7割近くを占める結果に。高校生のうちは学業に専念したり、そもそもアルバイト禁止の学校も少なくないですよね。対して大学生になると、ひとり暮らしをしてアルバイトをせざる得ない状況になったり、旅行や留学など行動範囲を広げるために稼いだり、お小遣い以外の収入源を確保する傾向にあるようです。

ひと月あたりの収入について、高校生は「10,477円」と昨年より減少した一方で、大学生等は「40,826円」と昨年より増加する結果になりました。

Q.お小遣いはひと月いくら?現金or電子マネーどっちでもらう?

続いて『家族からもらっているひと月あたりのお小遣い』『お小遣いの受け渡し方法』。

家族からのひと月あたりのお小遣いについて、高校生は平均「3,764円」大学生等は平均「10,341円」という結果に。授業や課題、研究など学校生活が忙しくてアルバイトができない大学生は、ひと月数万もらっている人も多そうですね。

お小遣いの受け渡し方法について、高校生・大学生等ともに「現金のみ」が多い結果になりました。キャッシュレス決済が普及しているものの、お小遣いの受け渡しは現金のみのケースが大多数を占めています。
居住エリア別のグラフを見てみると、現金のみの割合が高いのは「近畿」「北海道・東北」、現金と電子マネー(PayPayなど)両方の割合が高いのは「北陸・甲信越」「九州・沖縄」でした。

また、大学生等は「電子マネー(PayPayなど)のみ」の割合が高校生よりも多い傾向にあるようです。

Q.ひと月のアルバイト代はいくら?

『ひと月あたりのアルバイト代』について。

その月によってアルバイトの出勤日数に変動はあると思いますが、平均で見てみると高校生は「6,402円」、大学生等は「29,993円」という結果に。
大学生になると生活費や通学費、教材費などを自分で払う機会も増えてくるためお金がかかるもの。また、コロナ禍もだいぶ落ち着き、友人や恋人との旅行、食事、サークル活動なども活動的になっていることで、よりアルバイトを頑張る傾向にあるのでしょうか。学校では出会えない人と関われたり、ビジネスマナーが身に付いたり…社会に出る準備としてアルバイトを積極的にする大学生も多そうですね!

Q.フリマアプリでの収入はある?ひと月いくら?

『フリマアプリで収入を得ている人の割合』『フリマアプリでのひと月あたりの収入額』について。

フリマアプリで収入を得ている人の割合を男女別に見てみると、男性は半数以上、女性は6割以上が「得ている」または「得ていないが、得たいと思う」と前向きな回答をする結果に。学生の2人に1人がフリマアプリに興味があることがわかりました。「得ていないが、得たいと思う」との回答者の中には「フリマアプリをやってみたいけれど、買い手との連絡や梱包作業に手間がかかることから手を付けられていない…」という人や「トラブルが起きないか不安」という声も多そうですね。

一方、フリマアプリで「収入を得ている」人のひと月あたりの収入額について、今年は「1,000円~2,000円未満」が最も多い結果に。「お小遣いが足りないので臨時収入として利用する」「スキマ時間にパパッと気軽に出品する」といった感覚で稼いでいることが考えられます。

Q.ひと月の支出はいくら?

ここまで収入について見てきましたが、支出はどうでしょうか。『ひと月あたりの支出額』について見ていきます。

「1,000円未満」が最多となり、「3,000円~20,000円未満」もボリュームゾーン。平均額を見てみると高校生は「4,679円」でしたが、大学生は「21,287円」と大きく跳ね上がる結果に。「1,000円未満」というのは高校生の回答が多いと考えられそうです。それにしても、ひと月1,000円未満の支出に抑えられていることには驚き!

Q.お財布にいくら入っている?現金派or電子マネー派どっち?

『お財布に入っている現金or電子マネーのおおよその金額』も教えてもらいました。

普段からお財布に入っている現金について、最も多いのは「5,000円~10,000円」そして「1,000円~10,000円」がボリュームゾーンとなりました。対して持ち歩いている電子マネーの金額について、最も多いのは「1,000~2,000円未満」次いで「0円(持ち歩いていない)」が多い結果に。キャッシュレス決済が普及しているものの、10代学生(とくに高校生)は「現金派」が多い傾向にあるようです。大学生は平均額が「現金6,280円」「電子マネー5,723円」なので、両方を使い分けているとも考えられそうですね。

Q.貯金してる?してない?

最後に、気になるけれどなかなか聞けない『貯金』について。

預貯金をしている聞いてみると、高校生の約半数、大学生等の約6割が「している」と回答。2人に1人が限られた収入の中でお金を貯めていて、10代のうちから将来のことをしっかりと考えているようです。


ティーン世代は遊びや趣味に浪費したくなる年頃ですが、実際には、むやみやたらにお金を使わず、収入と支出のバランスを取りながらやりくりしていることがわかりました。また、10代のうちから収入や支出を把握していて素晴らしいですね! 自分にとってお金を使うべきこと、抑えておくべきことを判断できると、社会人になっても金銭面でゆとりのある生活を送っていけそうです。(Mai)

情報提供元/SMBCコンシューマーファイナンス株式会社