「外食するときに1回いくらまで払えるか」「恋人へのプレゼントはどのくらいの値段までなら奮発できるか」…そんな『金銭感覚』は人によって違うもの。金銭感覚の合わない人と一緒にいると苦痛に感じることも多いはず。自分の金銭感覚が人と比べてどうなのか、気になりませんか?
今回はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が15歳~19歳の学生1,000人を対象に金銭感覚についてアンケートを実施した結果をもとに、10代の学生が外食・ファッション・友人や恋人への誕生日プレゼントで「高すぎると思わない金額」について探っていきます。
【10代学生1,000人調査】普段払えるお金のボーダーライン
◆『1回の外食』に使うお金
1位:1,000円~1,500円未満
2位:2,000円~3,000円未満
3位:1,500円~2,000円未満
【平均】
全体:2,072円
男性:1,931円
女性:2,213円
普段の消費について、いくらまでなら高すぎると思わないかを質問。『1回の外食』に使うお金では「1,000円~3,000円」の範囲に回答が集まる結果になりました。
ファミレスやファストフード店、カフェチェーン店などでは1,000円前後を目安に料理を選ぶ人が多いでしょう。また最近ではSNS映えを狙っておしゃれなカフェやレストランに行く学生も多く、「アルバイトをして貯めたお金を美味しい料理やカフェ巡りに費やす」という人も増えているのではないでしょうか? そういった場合は2,000円~3,000円程度が高すぎない目安になっていそうですね。
物価高の影響で飲食店の値上げラッシュは止まず、学生でも1回の外食で1,000円以上かけることが当たり前になりつつあるようです。
◆『自分が着る服1着』に使うお金
1位:5,000円~10,000円未満
2位:3,000円~4,000円未満
3位:2,000円~3,000円未満
【平均】
全体:4,382円
男性:4,183円
女性:4,581円
続いて『自分が着る服1着』に使うお金では、ボリュームゾーンが「5,000円~10,000円未満」と「2,000円~4,000円」に分かれる結果に。
Tシャツやブラウスなどは2,000円~4,000円で買えても、アウターやボトムは5,000円~10,000円近くかかることもしばしば。また、高校生や大学生はファッションに興味を持ち始めやすい年頃。お手頃価格の服とブランド物をコーデにバランスよく取り入れておしゃれを楽しんでいる学生も多く、その結果ボリュームゾーンが分かれたとも考えられるでしょう。
◆『友人への誕生日プレゼント(1個)』に使うお金
1位:2,000円~3,000円未満
1位(同率):3,000円~4,000円未満
3位:5,000円~10,000円未満
【平均】
全体:4,036円
男性:4,417円
女性:3,655円
次に「友人や恋人への誕生日プレゼント」。まず『友人への誕生日プレゼント(1個)』に使うお金では、ボリュームゾーンが「2,000円~4,000円未満」と「5,000円~10,000円未満」に分かれ、「1,000円~1,500円未満」の回答も多い傾向に。
デパコスの中でも単色アイシャドウやリップ、ハンドクリームなどは3,000円前後のものも多いですよね。また誕生日ケーキのサプライズや花束のプレゼントもSNS映えすることから人気があります。いつもお世話になっている仲のいい友達であれば、5,000円~10,000円ほどかかるお祝いも高すぎないと思うことは納得できますね!
対して「それほど親しい仲ではないけれどたまに遊ぶことがある友人」などは、「1,000円~1,500円未満」の金額を払える目安にする人もいそう。例えばスタバのドリンクチケットは、スマホで手軽に贈ることができてお互い気を遣わない「ちょうどいいプレゼント」として選ばれることも多いはず。
◆『恋人への誕生日プレゼント(1個)』に使うお金
1位:5,000円~10,000円未満
2位:10,000円~20,000円未満
3位:3,000円~4,000円未満
【平均】
全体:6,739円
男性:7,780円
女性:5,698円
続いて『恋人への誕生日プレゼント』に使うお金では「5,000円~10,000円未満」に多くの回答が集まりました。「10,000円~20,000円未満」との回答も2位にランクインしていて、友人よりも恋人のほうが払える金額が高め。とくに男性は彼女へのプレゼントに奮発する傾向にあるようです♡
マフラーやアクセサリー、バッグなど恋人へのプレゼントとして王道人気のファッション小物は、5,000円以上するものも多いですよね。また食事や旅行をプレゼントする場合、万単位かかることもあるでしょう。
10代学生の金銭感覚について「意外と現実的だな」と思った人もいれば「学生にしてはリッチだな」と思った人もいると思います。その値段が高いか安いかは、人よって感覚が全く異なるはず。「背伸びしてあんなに浪費しなければよかった…」と後悔することのないよう、身の丈に合ったお金の使い方をして心に余裕をもてたらいいですよね。(Mai)