日本のカレーは全部「Katsu Curry」って呼びます。イギリス生活で感じたカルチャーショック10選

近年、日本国内でも海外からの観光客を見かける機会がグッと増えてきましたね。そんなとき、「海外の人の暮らしって、どんな感じなんだろう?」なんてふと思うこと、ありませんか?

現在イギリスでの生活を始めて、1か月が経とうとしている私。新鮮な発見ばかりで、毎日のようにカルチャーショックを感じている今日この頃です。今回は、旅行だけではわからないイギリス生活のリアルをお伝えします♡

日本の米は「Sushi Rice」と呼ばれている

イギリスでは、タイ米やインディカ米などの他の米と区別するため、私たちが普段食べている日本の米が、なんと「Sushi Rice」という名前で売られているんです! 寿司以外にももちろん使えます。「Japanese Rice」などではなく「Sushi Rice」、いかに寿司が日本食を代表するほど人気なのかがよくわかりますね。

日本のカレーは、カツ入っていなくても「Katsu Curry」

Sushi Rice同様、独特の名前が付けられているのが日本のカレー。イギリスではチキンカツが乗った日本風のカレーが大人気だそう。次第にインドカレーなどと区別するために、「Katsu」と付けるようになったんだとか。 やっぱり日本食って大人気〜! と感動。

日本の「1階」は「0階」

お出かけの際は要注意! 店員さんに商品の場所を聞いたのに、思っていた階と違ったなんてこと、数回やらかしました。

購入する水のサイズは「5リットル」が当たり前

日本のスーパーで普通に見かける一番大きなサイズのペットボトルといえば、2Lのもの。

イギリスでは、飲み水といえばミネラルウォーターが主流なので、5Lの大きいサイズのものが売っているんです。ちなみに、レストランでは有料のmineral water(ミネラルウォーター)と無料でもらえるtap water(水道水)が分かれているのも、日本人からすると珍しいポイント。

トイレの流し方が独特

日本のお手洗いはボタンを押すか、レバーを引くだけでサッと流せるのが当たり前。場所によりますが、イギリスのお手洗いはちょ〜っとテクニックが必要なんです。

こちらが実際の流すボタン。見ての通り「押すだけ」なんですが、「勢いよく押す」のがとっても重要。でも、早く押しすぎても流れてくれないんです(涙)。私はイギリスへ到着した初日、いくらボタンを押しても一向に流れないイギリスのお手洗いに大焦り。10分閉じ込められました…!

洗濯機の力がめちゃくちゃ強い

一番優しいコースにしても、ドラムの中で容赦なく叩きつけられるのがイギリスの洗濯機。水は硬水で、乾燥は乾燥機を使うのがメジャーなので、繊細なお洋服に取り扱いには要注意!

ティッシュペーパーがハンドタオル並みに分厚い

まず見て欲しいのがこの厚さ。日本のペーパータオル並みの厚さで、日本の薄くて柔らかいティッシュとは大違い!

その分お値段もお高め。日本では5箱で200円程度で買えるところもあるボックスティッシュが、イギリスでは1箱400円(£2)もするんです。生活必需品なだけに、一箱400円はかなり大きな出費です。

バスや電車の乗車はクレカだけでOK

(c)Shutterstock.com

日本ではバスや電車に乗る際、SUICAやPASMOなどの交通系ICカードの利用が主流。でもイギリスでは、タッチ決済が可能なクレジットカードをピッとかざすだけで乗車できちゃうんです。日本よりも電子決済が進んでいるイギリスは、田舎のお店でも大抵クレジットカードが使えるので、大きなお財布を持ち運ぶ必要がなく楽ちん♪

バスが時刻表通りに来ないのは日常茶飯事

特に小さなバス停では、時刻表には載っているのにサイレントで運休になるのが当たり前。10分や20分遅延するのもよく見る光景です。先日買い物に行った際、15分に1本のはずのバスが、30分に1本に減らされていて…。燦々と日差しが照りつける中、30分バスを待つことに。

そして、空港などで乗る高速バスは、しばしば乗り場が事前に知らされていないことも。「○〜△番のどれかに停車」の表記もとっても多い! 係員さんに聞かずにバスに乗車するのはなかなかハードルが高めです。

街の至る所でEcoの文字を見かける

イギリスは環境保全に最も力を入れている国の一つ。エコカーの普及率が高かったり、お店では環境に配慮していることを示すポスターやタグが貼られていたり、環境保全への意識がとっても高い♡ エコが購買に向けたプロモーションにもなるって、すごく素敵なことですよね。


みなさんが驚いたポイントはありましたか? イギリスに来てすごい! 面白い! と感じるポイントがある一方で、今まで当たり前だと思っていたけど、離れてみてわかった日本の良さもひしひしと実感しています。海外に行った際には日本との違いをめいいっぱい楽しんで、日本にいる際は、ときに日常に感謝してみるのもいいかもしれません♡ (工藤亜実)