“懐紙”には、神坂雪佳さんの『十二ヶ月草花図(じゅうにかげつそうかず)』が。以前の付録でも、神坂雪佳さんの“仔犬とカタツムリ”が描かれた懐紙がついていましたが、今回は、真っ白な菊と真っ赤な菊が。物をのせたり、包んだり、食事の際にもいろいろ使えるのがうれしいですね。
そして、この3点が入った箱にも、こだわりが。酒井抱一さんの『夏秋草図屏風(なつあきくさずびょうぶ)』がデザインされているのですが、次号の付録になる“クリアフォルダー”とはまた違う絵柄が使われているのです。次号を手にするまでは、もったいなくてこの箱も捨てられません!
時代も場所も遠く隔てた才能ある絵師たちの“美の競演”。これまでも日本美術の名作を用いて数々の付録を制作してきた『和樂』が「極め付き!」というほどですから、こんな豪華な付録は、他を見てもなかなかありません。
最後になりますが、次号『和樂』10月号には、ポチ袋、懐紙、一筆箋を収納できる“特性クリアフォルダー”付き。というわけで、次号もぜひともお買い逃がしのないように!(さとうのりこ)
『和樂』2015年8・9月号(小学館)
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