「安いメイクブラシ」はダメ？高いものと何が違う？ブラシを使う前と後、くらべてみた

メイクがなんかうまくいかない…その理由はブラシにあるのかも？

なくてもメイクはできるけれど、使えば仕上がりの差は歴然！　一見地味なように見えて、ひと度足を踏み入れればそこは沼!?なメイクブラシ。「どれを選べばいいの？」「安いブラシじゃダメ？」など、素朴な疑問をプロにぶつけてみました！

まずは検証！ブラシ1本でこんなに変わる！

そうはいってもブラシってそんなに重要？　まずはブラシと他ツールで塗り比べてみました！

1．ファンデーション

＼ブラシで塗ると…高密着でしっかりカバー！／

毛穴の凹凸にファンデが入り込み、つるんと陶器肌に。ソバカスやニキビ跡もカバー！ 広範囲に一気に塗れて、メイクの時短にもひと役。

＼スポンジで塗ると…ナチュラル薄づき&ツヤ感も／

ブラシと比べて、さらりと薄づき。ツヤが出やすく素肌感が高めなので、ナチュラルメイクの日に◎。細かい部分も塗りやすい。

2．アイシャドウ

＼ブラシで塗ると…シアーで繊細な仕上がり／

ブラシからラメがふんわりと飛散するため、均一にほんのりと色づき透明感も♪ ヨレにくいけれど、しっかり発色させるには重ね塗りが必要！

＼チップで塗ると…パキッと華やかに色づく／

色をガッツリのせたいときはチップ！ 　厚塗りな分ヨレやすいので、下まぶたや二重幅などポイントで濃い色をのせたいときに使うのが◎。

3．リップ

＼ブラシで塗ると…くっきり華やか／

唇の輪郭をきちんととれるため、顔全体を引き締めてシャープに見せる効果あり。唇の縦ジワにも密着し、落ちにくくきれいな仕上がりに。

＼直塗りだと…ぽってり自然に／

輪郭がぼんやりするため、オーバーに塗ってぷっくり見せたいときに最適。口角の塗り残しや色ムラのチェックを欠かさずに。

プロに聞いた！メイクブラシに関するあれこれQ&A

Q1. 天然毛と人工毛の違いって？

A.粉の含み方が違います
動物の毛からできた「天然毛」は油分が多く、パウダーやリキッドの含みがいいため繊細に仕上がる一方、「人工毛」は含みが少ないです。ただし、「粉含みが少ない＝悪い」ではないのでご注意を！　 使い分けの方法は次で説明します。

Q2. 安いブラシってぶっちゃけどう？

A.安い＝悪いということはまったくありません！
安いものには人工毛ブラシが多いですが、例えば「リキッド系のコスメ×人工毛」は相性◎。人工毛は油分が多いリキッドを弾いてくれるので、少ない量で発色よく色づくんです。逆に、比較的高価な天然毛はパウダーを吸いやすく、肌なじみもよし！　用途によって使い分けましょう。

Q3.とりあえず買うべきなのはどこのパーツのブラシ？

A.まずはパウダーブラシを買うべし！
土台をしっかり仕上げないと、上に何を塗ってもまとまらずメイク全体の質が落ちてしまいます。ブラシを使うことでベースメイクを肌にしっかり密着させ、メイクくずれを防ぐ効果もアップ。「肌の完成度は全体の完成度」と心得るべし！　仕上げのフェイスパウダーを1本持っておくと◎です。

Q4.ファンデーションブラシの形、色々ありすぎ！ 簡単に教えて～！

A.簡単に分けると4種類。お好みで使い分けましょう

①平筆型
一度で広範囲に塗れるため、メイク時間が短縮！ 自然なツヤ感も◎。コントロール性に優れ、肌の凹凸にしっかり密着。

②丸型
細かく段差になった毛先が厚塗り感を回避し、自然な仕上がりに。がっつりカバー力を求める場面では重ね塗りを。

③フラット型
先端の直線部分で、小鼻や目の周りなど細かい部分にもフィット。肌と水平になるように塗ると均一でキレイな仕上がりに。

④歯ブラシ型
テクニックいらずでムラなく塗れるため、ブラシ初心者にも扱いやすい。毛足が長いものを選ぶと細かい部分も塗りやすい！

Q5.アイシャドウブラシはどの形を持っていると便利？

A.まずはアイホール用を！
アイシャドウブラシはざっくり分けて4種類。写真左からアイホール用、二重幅用、涙袋用、アイラインやポイント用です。まずはベースである、アイホール用を使うと、アイメイク全体の質がアップ！　ブランドによって形は様々なので、使いながら自分に必要なのものを買い足していきましょう♪

Q6.アイブロウブラシ、付属のものじゃだめ？

A.好みの仕上がりがあるのなら用途によって使い分けがおすすめ！
付属ブラシと大きく異なるのは、ブラシ面積と硬さ。細かく仕上げたいなら、斜めカットが描きやすくておすすめです！　写真左はやわらかな毛先で、ふんわり眉毛に仕上がります。右は硬く弾力があり、シャープな仕上がりに。

Q7.メイクブラシを洗う頻度と方法は？

A.理想は1日1回、石けんでくるくる洗い
固形石けんを使い、手のひらの上でくるくる洗うだけで簡単に汚れが落ちます。洗顔料だと洗浄力が強すぎて傷んでしまう可能性があるので注意。洗ったらタオルで水気を拭き取り、風通しのよい場所で保管しましょう！　毎日洗わないと菌が繁殖し、ニキビの原因に…。アイブロウブラシなど、皮脂の付着が少ないものは毎日洗わなくてもOKです。

＼ブラシ用の拭き取りクリーナーも◎／

知れば知るほどメイクブラシって奥深い…！　次回は、プロ愛用のメイクブラシを大公開しちゃいます♡

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