長澤まさみはエロス担当!? 映画「海街diary」リリー・フランキー×是枝監督トークイベントレポート

本作で山猫亭の店主・福田仙一役として出演しているリリー・フランキーさん。登場すると、「僕が四姉妹の誰かだったらよかったのに、映画の余韻を崩すようなこんなオヤジが来てすみません」とコメント。笑いに包まれた満席の会場で、イベントはスタートしました。

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お客さんとのティーチインのはずが、リリーさん本人も監督に聞きたかったことが多かったようで、質問の半分はリリーさんから寄せられました。そこではリリーさんならではの、ソフトにアレな制作秘話も露わに……。

リリーさんから監督へ「原作があるものを映画化することの難しさってあるんですか?」と質問すると、

「やりにくいし、最初は苦労しましたね。僕は元々原作が好きだったんですけど、 この原作のなにが好きなんだろう、原作者の吉田さんはなにを思ってこの場面を描いたんだろうとかたくさん考えました。こんなに人の作品を読み解くこともないので、大変だったけど楽しかったです」と監督は真面目に回答。

その回答にリリーさんは「僕は映画の冒頭のシーンもしかり、なんだかエッチな映画を観てしまったなと感じたんですよ。男性はきっと思ったはずですよ!四季の移り代わりを長澤まさみの身体で表現しているんですよ!」と返答……。

是枝監督は笑いを堪えられません! 「あはは(笑)この映画の中には“死”が漂っていて、葬式のシーンが三度も出てくるんですよね。 四姉妹の中でも長澤さん演じる佳乃は“生”の役割を担っているんです。原作でも佳乃の部屋って出てこなかったと思うんだけど、 それって佳乃の居場所はあの家ではなくて、誰か男性の隣だからなんですよね。そういった生々しい生命力を感じさせる役目だから長澤さんには最初から、すみませんがエロス担当でお願いしますとお伝えしていました