こたつクルージング…って何!?【OMO5小樽 by 星野リゾート】で、小樽を楽しみ尽くす!

旅行先ランキングで常に人気上位に輝く北海道。なかでも、新千歳空港や札幌からも快速電車一本でアクセスしやすく、数々の観光スポットや海鮮をはじめとしたグルメで人気を集めるのが、歴史ある港町・小樽です。

そんな小樽で訪れたいのが、星野リゾートが手がける「テンションあがる『街ナカ』ホテル」がコンセプトの「OMO」シリーズが展開する「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート(以下、OMO5小樽)」。歴史的建造物をリノベーションしたレトロな建物に泊まれたり、小樽をより楽しみ尽くせる数々のスペシャルな企画をやっていたりと、小樽旅行に行くならぜひ一度は行ってみてほしいお宿。
そんなOMO5小樽の魅力をたっぷりご紹介します!

◆いざ、小樽へ!

新千歳空港までは、北海道旅行でしかなかなか乗ることができない大好きな航空会社、エア・ドゥでGO! 個人的にエア・ドゥのマスコットキャラクター、ベア・ドゥが大好きすぎてグッズをいくつか持っているので、準備の時点でグッズを並べながらすでにワクワク。(就航20周年記念で発売されていた、パイロットベア・ドゥのぬいぐるみを連れていくか最後まで迷い、バッグの容量が結構ギリギリだったので諦めました)

エア・ドゥが機内サービスのドリンクとして提供している「スープ」が好きすぎて、以前買って帰ったこともあるくらい愛しているのですが、今回も行きの飛行機で「ほたてスープ」を楽しめて、空の上から北海道気分が始まります。


飛行機から見下ろす雪に覆われた北の大地にもテンション上がります!(写真:株式会社AIRDO提供)

新千歳空港に着いたら、電車「快速エアポート」の小樽行きに乗り込めば、乗り換えなしで直通。アクセスしやすさも小樽の魅力です。

◆歴史を感じるフォトジェニックな空間へ

小樽駅から、OMO5小樽への所要時間は、徒歩約10分程度。駅からのアクセスもよく、多くの歴史的建造物が並ぶ「北のウォール街」と呼ばれていたエリアに位置します。

「ソーラン、目覚めの港町」をコンセプトに、「小樽の歴史や文化、食の魅力を改めて再発見できる旅をお届けすること」を目指すこちらのホテル。小樽市指定歴史的建造物である、旧小樽商工会議所をリノベーションして作られているため、長年積み重ねてきた歴史を感じるフォトジェニックさ。

(※ちなみにこの日は大雪の翌日だったため、駅からの所要時間は15分ほどかかりました。以前札幌旅行の際に買ったスノーブーツを履いていったものの、雪道を歩き慣れるまでは滑ることもあったため、冬の北海道の移動時間は多めに見積もっておくのがおすすめです。特に、小樽は坂が多い街。坂道は非常に滑りやすいので、徒歩移動の際は、GoogleMAPなどで検索して出てくる2倍ほどの時間を見積もっておくと安心です。東北育ちの私でも、だいたい1.2〜1.5倍くらいはかかりました)



館内には、旧小樽商工会議所から移設された消火栓や鍵を装飾として取り入れた場所や、ずっと使われている階段、レトロな雰囲気を感じさせるフォトスポットなども。

「OMOベース」と呼ばれる、街歩きを楽しくする仕掛けがあふれたロビーラウンジには、小樽のお土産としても欠かせないオルゴールがたくさん。なんとこちらは気に入ったものをお部屋に持ち帰って音色を楽しむこともできます。夜眠る前に部屋に響かせると、「オルゴール、家にも欲しいな…」という気持ちでいっぱいに。

小樽を知り尽くしたスタッフがまとめた「ご近所マップ」も大きく飾られています↓




小樽は美味しいお店がたくさん。「どこに行くか迷う!」というあなたのために、小樽をこよなく愛するスタッフ「ご近所ガイドOMOレンジャー(以下、OMOレンジャー)」が見つけた情報をしっかり解説しています。お寿司屋さんや小樽ワインを楽しめる店のみならず、小樽硝子のショップ情報なども網羅されているので「地元の人が本当にいいと思う店に行きたい」と思うあなたにうってつけ。

さて、それではOMO5小樽が宿泊客のために用意している、スペシャルなアクティビティで小樽の街を楽しみ尽くしに出かけましょう♡

◆小樽運河をこたつでクルージング

小樽観光に欠かせない小樽運河。美しい運河と歴史を感じる倉庫街を眺めるだけでも楽しいけれど、せっかくなら遊覧船でクルージングをしたい!

星野リゾートは季節ごとに、その季節をより楽しめる要素とともに運河クルーズを楽しめるプランを提供しています。3月31日までの冬季期間は、こたつでぬくぬくしながらルタオのホットチョコレートを味わいつつ、小樽運河を眺めることができる、「小樽運河こたつクルージング」を開催中。約40分間、贅沢な時間を楽しめます。

乗船直前。船の中にこたつが見えてワクワクです!


クルージングをしながらいただけるルタオのホットチョコレート&プティフロマージュ。小樽の冷え込む冬の街を歩いたあとにこたつでいただくこの組み合わせ、あまりにも最高です。心まであったまる…。

船長の解説を聞きながら小樽の雪景色やイルミネーションをぼんやりと眺める時間は、本当に贅沢でした。


↑左のただならぬ雰囲気をかもしだす建物は、小樽運河の象徴のひとつでもあり、小樽市指定歴史的建造物に指定された建物「北海製罐第3倉庫」。
仮面ライダーに登場する敵キャラクター、ショッカーのアジトとして登場したこともあり、特撮好きにとっては聖地でもあります。

いつまでも乗っていたい…と余韻にひたりながら、40分のクルージングはあっというまに終了。

ちなみに「冬が終わったらおしまいなの?」と思うことなかれ、夏は船上でビール、秋はワインなど、どの季節もそれぞれの時期の良さをしっかり味わえるクルージングになっています。何度行っても楽しめること間違いなし!

小樽運河こたつクルージング
2023年12月2日〜3月31日の土・日
時間:17:40〜18:40
料金:1名 ¥4,800
当日15時までに公式サイトで受付

 

◆夜はオルゴールラウンジでまったり

南館の3階にあり、朝食からディナーまで時間によってさまざまなグルメが楽しめる「OMOカフェ&ダイニング」。旧小樽商工会議所の、大会議室だった場所を改装したレストランです。夜21時〜23時半(L.O.23時)は「灯る小樽ナイトラウンジ」として、チルな時間を五感でじっくり愉しめます。

20分おきに演奏される重厚なアンティークのオルゴールの音色、120年以上の長い歴史を持つ小樽の北一硝子のオイルランプの静かに揺れる炎…とてもゆったりした優雅な時間を過ごすことができて、ここに行くために再度小樽を訪れたい、と言ってもいいほどお気に入りの空間でした。


↑こちらは1890年代にアメリカで作られたヴィンテージオルゴール、「レジーナ(アップライトディスクオルゴール)」。

提供されるドリンクは、「ホテルのラウンジですし、この雰囲気と空間ですし、お高いんでしょう…?」と思いきや、「おたる醸造 赤・白・ナイヤガラ」などの小樽で作られたワインや、クラフトビール「小樽エール」なども1杯600円でいただけます。確実に1000円はすると思っていたので、予想より安い! もちろんお酒以外に、「北王よいちりんご・ぶどう」などのソフトドリンクやコーヒー、チーズケーキやガトーショコラなどのスイーツも。

私はお酒好きなので、スパークリングワインの「ナイヤガラ」と、「小樽エール」をおともに、小樽の夜をまったりとくつろいで過ごしました…。

↑甘いので、お酒があまり得意でない方でもとっつきやすそうなナイヤガラ。


↑コクも飲みやすさもある小樽エール。瓶も素敵。

さらにはなんと、フリーワインまで発見…!

「ご自由にお召し上がりください」って書いてありますが、本当にそんな太っ腹でいいんですか? そんなん言われたらご自由にガンガン飲みますよ(飲みました)。

さらに、2月までの期間限定で、OMO5 小樽オリジナルのフレーバー「赤肉メロン」をトッピングしたショコリキサーも楽しめます♡

「灯る小樽ナイトラウンジ」
期間:通年
時間:21:00〜23:30(23:00L.O)
場所:OMO5小樽 南館3階 OMOカフェ&ダイニング

 

◆スペイン料理も楽しめるモーニングが良すぎた…

夜の心安らぐ時間を過ごしたOMOカフェ&ダイニングは、数時間後には朝食会場に変身!
ここでいただくことができるのは、スペイン料理をアレンジしたメニュー。スペインでは歴史的建造物に宿泊する旅行文化があること、そしてスペイン料理は海の幸を活かしたメニューが多いことから、ここOMO5小樽で提供されています。

どれもこれもフォトジェニック♡
「小樽の台所」として愛される市場「南樽市場」のお惣菜、ミニサイズで少しずつ楽しめるパン、カラフルな根菜のサラダなどなど、ヘルシーもかわいさも美味しさもすべて兼ね備えたメニューがたくさん。どれを食べようか目移りしてしまいます。



 

個人的おすすめは、揚げたてのチュロス。サクふわチュロスをチョコレートソースにつけていただくと、全身にパワーがみなぎるのを感じました(本当にゲームの回復アイテムのようでした)。朝から元気いっぱいで過ごせること間違いなし♡

◆朝の堺町通りさんぽ

小樽には明治・大正からの歴史的建造物がたくさん。ホテルから、さまざまなショップが立ち並び、いつも活気に溢れた「堺町通り」への道を、OMOレンジャーが見どころだけをぎゅっと詰め込んで案内してくれます。なんと参加は無料。まだ観光客がそこまで多くない朝の時間に、ゆっくりじっくり小樽を堪能することができます。



かつて「手宮線」という電車が通っていた廃線痕が今は遊歩道として整備されています。雪で埋まってしまっていますが、雪が溶けると多くの観光客が記念撮影をしている人気のフォトスポット。

遊歩道の先に案内していただいたのは、築110年、美しいたたずまいの日本銀行旧小樽支店。現在は金融資料館となっています。


突然道にあった、雪で作られた龍。すごい。


古道具や雑貨がたくさん売られている雑貨店「奥野商店」では牛乳パックをリサイクルして作られたポーチを発見。かわいい♡



たっぷり1時間案内していただきながら歩いて、小樽オルゴール堂で解散です。その後は小樽観光をするもよし、堺町通りの気になるお店をのぞきながらホテルへの道を戻るもよし。朝早く活動開始して、ながーい小樽旅行の1日を楽しみましょう♡

期間:通年
料金:無料
時間:9:30〜10:30と、10:00〜11:00の2部制
予約:前日までに公式サイトで受付

◆シメパフェならぬ「朝パフェ」で朝から元気チャージ

お散歩の後に小腹が空いたあなたのために、小樽を代表する洋菓子舗・ルタオとOMO5小樽がスペシャルコラボ!
札幌から始まった文化「シメパフェ」の朝バージョン。堺町通りにある「ルタオパトス」の2階にあるカフェでは、OMO5小樽に泊まった人限定の朝パフェ「目覚めのフロマージュパルフェ」をいただけます。



見た目もとってもかわいい♡
北海道産のスーパーフルーツ・ハスカップとアロニアの甘酸っぱいソルベに、ルタオオリジナル生クリームとマスカルポーネを使ったチーズブリュレ、そしてヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維たっぷりの、まさに「朝に食べたくなるパフェ」。すっきりした美味しさでボリュームもちょうどよく、ランチにも響きません。(この後にしっかりお寿司食べました)
小樽の街を眺めながら食べる朝パフェは、まさに絶品。

目覚めのフロマージュパルフェ
場所:ルタオパトス(北海道小樽市堺町5番22号)
時間:10:00〜12:00
OMO5 小樽宿泊者限定
1,650円/ドリンクセット1,870円

他にもOMO5小樽では、季節ごとにさまざまなイベントを実施しているので、何度行っても違う魅力を発見できます。北海道旅行に行きたいな…と思ったら、ぜひチェックしてみてくださいね!

OMO5小樽 by 星野リゾート
北海道小樽市色内1-6-31
050-3134-8095(OMO予約センター)
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
1泊1室あたり16,000円〜(税込・食事別)
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5otaru/
取材協力/星野リゾート 構成/後藤香織