初心者におすすめは?【女性向けセルフプレジャーアイテム11選】|使い方・選び方も解説 

オーガズムを誘う「セルフプレジャーアイテム」を大特集

2019年頃から“フェムテック”という言葉を耳にしたり、関連商品を目にする機会が増えてきました。そもそも“フェムテック”とは、FemaleとTechnologyを掛け合わせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決に導く製品やサービスのこと。ここ数年で欧米を中心に認知度が上がり、日本でも女性のQOLが上がる商品やアプリが年々増加。月経、妊活、妊娠、更年期…など、女性の体に関するさまざまな悩みを解決する最先端のフェムテック商品が発売されている中で、今回は性の悩みに寄り添うバイブレーターなど、注目の「セルフプレジャーアイテム」を紹介します。

そもそも「セルフプレジャー」って何?

「マスターベーション」「オナニー」「自慰」と意味合いは同じですが、最近では身も心も満たすポジティブなワードとして「セルフプレジャー」が用いられるように。自分の体を理解して性的な快楽を求める行為を「セルフプレジャー」と呼び、自身の性器や体などに触れて快楽を感じたり、リラックス感を高めたり、自分にとって気持ちの良いポイントを知ることで性的欲求を満たし、セルフケアをするのが目的。また、そのために用いるグッズを「セルフプレジャーアイテム」と呼び、手軽にオーガズムや性的快感を得ることができる最新のバイブレーターなどが続々と発売されています。

■パートナーとの性交渉にもメリットがある!?

性欲が強い=セルフプレジャーをする、ということではなく、自身のペースで性と向き合えることがセルフプレジャーのメリット。バイブレーター使用時の注意点を守れば自分が望むときに性欲を満たすことができる、そして自分が快楽を感じる方法を把握できれば、パートナーとの性交渉でもコミュニケーションがとりやすくなるという考え方も。

女性のセックス・セルフプレジャーの実態

■意外と多い!? セルフプレジャーアイテムの使用経験

セルフプレジャーの際、グッズを使用したことがあるか?という質問には、Z世代(18~26歳女性)の半数以上が「ある」と回答。セックス経験ありと答えた65%と同様、半数以上の女性が経験済みでした。

■セックス・セルフプレジャーの頻度は?

 
Z世代のセックスの頻度は、月1回以上と答えたのが44.1%。セルフプレジャーはZ世代の4人に1人以上が週1回以上の頻度でしていることがわかりました。

■初めてセルフプレジャーをしたのは何歳?

Z世代では13~15歳が最多と若年化の傾向に。初めてセックスをした年齢で最も多かったのは19~22歳。

出典:月刊TENGA第50号
 

女性向けバイブレーターの種類や価格帯は?

女性誌で特集が組まれたり、女性の好みを反映したセルフプレジャーアイテムが増えたことで、バイブレーターへの関心度もUP。その一方で、選び方は?使い方は?と、気にはなっているものの、実際にどんなアイテムを買っていいのかわからない、という声も多く、なかなか購入に至っていない…という現実も。そこで、まずはバイブレーターの種類をチェック。

■外部にあてがう

振動する本体を体にやさしく沿わせたり、気持ちがいいところにあてて外から刺激を与えるタイプ。クリトリスや大陰唇に押し当てるほか、乳首に先端をあててみたり、初心者でも自分にぴったりの気持ちよさが見つけられる。

■挿入型

膣の中に挿入することで、Gスポットを刺激したり体の奥の快感を誘えるのが特徴。振動を味わいながら膣内に多い性感帯を刺激したい人におすすめ。

このほかにも、先端がクリトリスを吸引するような形になっていて、オーラルセックスのような快感(クリトリスでイキたい人向け)が得られる吸引型、先端がふたつに分かれていて女性器の膣内と外部or膣内とクリトリスを同時に刺激できるラビット型などバイブの種類も多種多様。

セルフプレジャー初心者のバイブ選び

セルフプレジャー初心者は、自分に合ったバイブレーターの種類を見極めてから、サイズや素材、価格をチェック。手の中におさまるコンパクトサイズから挿入に適したものまで、大きさや形もさまざま。素材は肌当たりのいいものが心地よく振動の伝わり方もなめらか。やわらくて心地いい感触はリラックス感を高めるポイントにも。充電式と電池式があるので、バイブレーターを使う頻度や場所を考慮して選択するのも重要です。価格帯も幅広く、⼥性向けセルフプレジャーアイテムブランド「iroha」では、携帯できるスティックタイプが¥1,000台から購入可能。

メイク道具みたいにコンパクトな電池式バイブレーターは、初めてのセルフプレジャーにおすすめ。握りやすいスティックタイプで、肌に当たる先端部分はしっとりなめらかなシリコン素材。¥1,480とお手頃ながら、振動はしっかりめ。お風呂でも使える防水設計。

iroha stick¥1,480(iroha)

■使い捨てセルフプレジャーアイテムも人気

セルフプレジャーになかなか踏み出せない、家族がいるので置き場所に困る、という人は、気軽な使い捨てタイプのアイテムを選択肢に。

新感触の使い切りアイテム“iroha petit”。98%が水分のつるんと滑らかな感触で、デリケートゾーンに押し当てると、手ともシリコンとも違うオーラル刺激のような心地よさが楽しめます。

冷蔵庫で好きな温度に冷やしたり、お風呂であたためてもOK。コンパクトサイズで持ち運びも簡単。

ぷっくりした膨らみと、細かな粒の多彩な刺激が楽しめるプラムをはじめ、くすぐる刺激、つつくような刺激など形状が異なる全4種類のラインナップ。

iroha petit[使い捨て]¥630(iroha)

【女性向けバイブレーター】おすすめはコレ!

女性の気持ちよさを考えたセルフプレジャーアイテムは日々進化中! インテリアのようにおしゃれなデザインや安価で試せるアイテムなど、最近のバイブは手軽に取り入れられるものが豊富。コードレスや防水、静音など、使える場所も限られなくなったので、お気に入りのバイブを見つけて身も心も満たされるセルフプレジャーを楽しんで。

■iroha 

本体をくるんでいるのは、ふんわりとしたやわらかさと素肌のようにすべすべしたソフトタッチの新感覚素材。マッサージをするような感覚で、繊細な振動から力強い振動、リズミカルな脈動まで、好みに合わせてパターンの切り替えが可能。モーター音が静かなのも安心。

水で丸洗いができる防水設計で手入れも簡単。ホコリがつきにくいコーティングが施されていていつでも清潔。

全体を気持ちがいいと感じる場所にあてがったり、先端部で振動が楽しめる「はなみどり(中央)」のほか、先端が挿入できたり、先端が二つに分かれたタイプなど全3型2色展開。充電端子の上に置くだけでチャージができるUSB充電式。

iroha ¥8,500(iroha)

■iroha FIT

先細りの形状とやわらかい“しなり構造”で、挿入をソフトにアシスト。からだに寄り添うように、やさしく馴染む使い心地で体とひとつになるような気持ちよさを。セルフプレジャー初心者に向けて考えられた細身でしなやかな三日月形は、体に自然とフィットするのも魅力。

三日月形のほか、強弱のあるボリュームでしっかりとした挿入感を感じつつ、波型形状が生み出す心地よい快感を得るタイプも。2型2色展開。

iroha FIT¥12,500(iroha)
 

■YVEREST SAKURA

今年、日本に初上陸したブランド“YVEREST”が手がける、スタイリッシュな吸引型バイブレーター「SAKURA」。持ちやすいデザインと直接充電できるコードレス仕様で、吸引バイブを初めてつかう方にも◎。

10段階の吸引レベルと5種類の吸引パターンが、好みの刺激を叶えてくれる。コンパクトなので旅先に携帯している、という愛用者の声も。

SAKURA¥12,100(fermata<YVEREST>)

■iroha temari

シリーズ最大出力のハイパワーモーターと、振動による手のしびれを軽減する防振設計が特徴。よりリラックスしながらセルフプレジャーを楽しみたい人、強めのバイブ刺激が好みの人向け。

iroha temari¥6,500(iroha)

■LIONESS スマートバイブレーター

世界初、オーガズムを可視化できるスマートバイブレーター。膣内に挿入すると温度変化を感知して、自動でデータ記録モードがスタート。本体に搭載したふたつのセンサーが骨盤底筋と膣の収縮を計測し、グラフとして記録→アプリで情報を確認できる! 

バイブレーターとして使ったあと記録を確認しても、使いながらリアルタイムで身体の反応を確認してもOK。柔軟性のあるクリトリスヘッドは好きな位置を刺激するのにも◎。充電式。

スマートバイブレーター¥24,750(fermata<LIONESS>)

■Dame Products Kip

リップスティック型のバイブレーターで、日常になじむデザインと初心者でも使いやすいシンプルさが人気。医療用シリコンを使用していて、ふにふにな角と窪みのある面、使う部分によって違った感覚が楽しめる。充電式。

Kip¥12,100(fermata<Dame Products>)

■iroha koharu

irohaの挿入アイテムの中でもっともスリムなボディ。圧迫感を感じにくい指一本ほどの細さは、初めてでも安心して使えるサイズ感。

花のつぼみをモチーフにしたヘッドがしなやかに曲がりフィット感も◎。防水なのでお風呂でも使えて、やさしい振動からパワフル振動まで好みの強さに調整できる。低価格&電池式のバイブはギフトにも推し。

iroha koharu¥2,178(iroha)

■iroha SVR

パートナーとのコミュニケーションをより深く刺激的な時間にするために開発されたカップルアイテム。コンパクトなサイズながら、体の奥にじんわり響く5段階の強弱振動と2種類のリズム振動が楽しめる。セルフプレジャーアイテムとしてひとりで使ってもOK。

iroha SVR¥5,800(iroha)
 

■Dame Products Eva2

伸縮性のある羽のようなパーツを外陰部に装着して使用するハンズフリータイプ。本体部分を自分の心地いい位置に当てたら羽を片方ずつ外陰部のひだの内側へ。快適なポジションが見つかったら装着完了。あとはボタンで振動の強さやパターンを調整するだけ。

パートナーと使うときも、手をつないだままクリトリスが刺激できる画期的なプレジャーアイテム。

Eva2¥19,980(fermata<Dame Products>)

■iroha mai RURI

クジラの鳴き声(音波)を振動パターンに取り入れた、モデル・水原希子さんプロデュースの新感覚バイブ“RURI”。さざなみやダイビングの呼吸音など、海にまつわる5つの振動パターンが新鮮な刺激と癒しをもたらし、従来のモーター振動に比べて立体的で奥行きのある振動が体の内部まで深く届く仕組みに。

iroha mai RURI¥16,000(iroha)
 

お悩み解決!セルフプレジャーのお助けアイテム

■ボディケアもできる潤滑ジェル

デリケートゾーンの潤い不足がケアできる潤滑ジェル。濡れない、というお悩みがない人も、ジェルを加えたバイブ使用はいつもと違う気持ちよさが得られることもあるのでお試しを。液だれしないぷるんとした質感のジェルは、保湿成分配合で、使用後のお肌がしっとり&自然な粘度で拭き取りが簡単なのもうれしい。爽やかなゆずと官能的なイランイランの香りで、くつろいだセルフプレジャータイムはもちろん、パートナーとのセックスに潤いを足したいときにもおすすめ。

iroha MOIST GEL ¥1,320(iroha)

■簡単除菌のバイブレーター用クリーナー

ワンプッシュで出てくるふわふわの泡をセルフプレジャーアイテムにつけて、さっとティッシュで拭き取るだけで除菌が完了。お気に入りのアイテムを清潔に大切に使いたい人に。

iroha ITEM CLEANER 50ml¥1,100(iroha)

セルフプレジャーで気をつけること

お話を聞いたのは…iroha広報・犬飼 幸さん

「基本的には自由に使っていただけますが、あてがうアイテム・挿入アイテムはそれぞれの用途に適した形になっているので、あてがうアイテムを挿入することは控えてください。使用を避けたほうがいいタイミングも特にはありませんが、生理中などデリケートゾーンが敏感になっているタイミングは、ご自身の体調を確認の上ご判断いただくのがいいかもしれません。バイブを使う頻度は「心地よい」と感じられる程度。毎日しても問題ないですが、過度に使用し、デリケートゾーンに痛みを感じたりする場合は使用をやめて医師の診断を受けてくださいね。防水加工されているアイテムも規定の水深を超えると浸水する可能性があるので、各製品の説明書はしっかりと読んでから使うようにしてください」

セルフプレジャーアイテムのお手入れは?

「使用後は水洗い→直射日光を避けて乾かし保管をしてください。気になる方は、水洗いの際に中性洗剤(ハンドソープやボディソープ)を使用したり、専用のクリーナーを使う方法も。利用者へのアンケートでは、使用後に洗うと答えた人が34%、使用前後に洗うが42%でした」(iroha広報・犬飼 幸さん)

セルフプレジャーとの付き合い方

女性のセルフプレジャー(マスターベーション)は、自分を大切にするためのセルフケアのひとつ。初心者向けのバイブに慣れてきたら、中級者向け→上級者向け、とステップアップして、より自分の体に合うものを見つけてみて。正確な情報をもとに、よりヘルシーに心も体も満たされる毎日を送りましょう。

ご紹介したバイブの詳しい情報や他のプレジャーアイテムを見てみたい!という人は、最新の情報がチェックできる、「iroha」や「fermata」のサイトをのぞいてみてくださいね。