卵子の年齢は自分の年齢+●歳、体外受精率は2割以下…意外と厳しい「妊活」と不妊治療の現状

■あなたの卵子は年齢+●歳!!

歳をとるのは体だけではありません。妊娠に欠かせない卵子も歳をとり、変化していきます。そしてそれはなんと、私たちの実年齢より年上なのです!

「卵子の質はともかく、卵子数が減っていくのは事実。最も多いのは母親の胎内にいるときで700万個。生まれたころは既に200万個に目減りし、初潮を迎えるころには20万~30万個です。排卵時に1個減ると思ったら大間違いで、健康でも日々卵子は減っていき、閉経時はゼロに近づくという生理的宿命なのです。つまり卵子は胎児時代にできたもの。35歳の人の卵子は36年モノで、36歳ということなんです」

卵子の減るスピード早い……。びっくりです! ということはパートーナーのアレも?

精子も老化します。夫の年齢が高ければ相手の妊娠率は低くなり、流産率も高くなります。DNAの断裂も増えて、赤ちゃんの先天異常率も上がります。最近の論文では、夫が40歳以上だと、子供が精神疾患(自閉症や統合失調症など)になりやすい、と言われています」

相手の精子も当然ですが老けます! 年上のパートナーを持つ方は早めに相談しておくといいかもしれませんね。