もはや「トラブルゼロ」はないと覚悟を決めるべし。花火大会の心得6つ

今年は各地で数年ぶりに花火大会が復活し、「どこかに浴衣を着て花火を見に行きたい♡」とお出かけの予定を立てていらっしゃる方も多いはず。
心躍る夏の一大イベントではありますが、日本全国で同じことを考えている人はかなり多いもので…編集部に寄せられた経験談をもとに「花火大会の心得」をまとめました。

【1】もはや「アクシデントありき」で行く

確かに花火は美しい。けれど、「近くに行けば無料でキレイな花火が見れるなんて最高♡」…と考える人は、大型の花火大会であれば何十万人レベルでいます。明らかにその駅や開催地域のキャパシティを超えた人が集まりすぎてしまい、いつまで経っても帰れない、混雑で苦しい…などなど、みんなが花火を愛するあまりに大量の人が集まり、それに伴うトラブルが多発します。

有名な花火大会になればなるほど「もはや、アクシデントさえ楽しむ」つもりで行かないと、ほぼ間違いなく自分or同行者が不機嫌になり、疲れてしまうだけの悲しい結末に。「何があっても全部楽しかった!」と思うくらいの覚悟を決めていきましょう。

【2】「有料席」なら比較的アクシデント回避

無料で行くなら「最悪見られない」も念頭に。もしこれから開催されるもので間に合うなら「有料の見やすい席のチケットを買う」「花火が見られるレストランの席を予約」などにするとアクシデント回避率は上がります。
ちなみに首都圏なら、旅館の窓辺からも見ることができる「熱海海上花火大会」などがアクシデントを回避しやすく人気(夏のみならず、2023年は4月から12月まで開催中)。

【3】「最寄駅の改札で待ち合わせ」は危険

いったいどれだけの人が同じようなタイミングで待ち合わせをするのでしょうか。特に駅の改札付近は人が滞留しないように交通整理が行われているので、進まざるを得ないこともあります。「今どこ?」とどれだけ連絡を取ってもなかなか会えない事態も多発。
乗り換え駅などの別の駅や、違うところで待ち合わせをしてから一緒に向かわないと会えずに終わる可能性があります。要注意。

【4】「あとで合流」は9割無理

屋台グルメが食べたいけど、食べたいものが違うので「バラバラに行動して、何時頃にここで合流しよう!」はほぼ叶いません。混雑でその時間にその場所に行ける確証がない、人が多すぎると電波がつながりにくいこともあるなど、再会を阻む条件ばかり。地元のまったりしたお祭りならまだしも、大型の花火大会は一度はぐれたらもう会えないという認識で、常に行動をともにしましょう。

【5】足元はラクに越したことなし

いつもなら5分10分で行けるはずの道が、大混雑で1時間2時間かかる。ものすごい回り道をする。近くの飲食店に避難しようとしてもどこも満席で逃げ道ナシ。などなど、「立ちっぱなし」「歩きっぱなし」が高確率で発生します。せっかく花火を見に行くんだから精一杯かわいくしたい…という気持ちはもちろんですが、「ラクな靴であること」は大前提。特に浴衣の場合は、慣れない草履や下駄で靴ずれが起きがち。「歩き慣れたサンダルの中で、いちばん合うもの」をセレクトしましょう。

【6】ひんやりグッズや水分を忘れずに!

そして最近は全国各地で非常に暑い日が続いています。夕方や夜になってもなかなか気温が下がらない日も多いため、暑いときに涼めるひんやりグッズや水分などをしっかり持っていって。買いたくても売り切れている、ものすごく並んでいつまでも買えない事態があることも念頭に。

とはいえ、やっぱり何よりの夏の風物詩を実際に見る感動は素晴らしいもの♡準備や覚悟をしっかりして、夏を楽しんでいきましょう!

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