しきたりに縛られないカタチが理想です。Z世代の間で「結婚式」への熱が再燃してます♡

Z世代は挙式に前向き?

結婚式で真っ白なウェディングドレスを着てバージンロードを歩くのは女子の夢…とよく言われますが、実際にはウエディングパーティーの実施者は6割程度で、結婚式を希望する人が減ってきているのが現状ですよね。しかしそんな中、意外にもZ世代には挙式を希望している人が多いようです。

ここでは、株式会社MERYが全国のZ世代の女性117人を対象に実施した『結婚観に関するMERYアンケート』をもとに、Z世代の結婚式についての価値観をご紹介していきます、

Q.結婚式はしたいですか。次のうち最も当てはまるものをお選びください。

 

いずれ結婚したいと考えているZ世代の女性に、結婚式をしたいかどうか聞いてみたところ、「結婚式をしたい」「経済的余裕があればしたい」「相手が望むならしたい」と回答した人が合計で約9割を占める結果になりました。ウェディングパーティーの実施者の割合を踏まえると、結婚式を挙げたいと考えている人の割合がかなり高いことがわかりますよね。この先アフターコロナも相まって、結婚式熱が再燃することが期待できそうです。

Q.結婚式には誰を招待したいですか?

結婚式に招待したい人を聞いてみると、「家族(親・兄弟・祖父母など)」が97.8%、「特に親しい友人」が88.8%で、他の選択肢と大きな差をつけて1位・2位にランクインしていました。従来のイメージでは、結婚式には会社の人を呼ぶことが多いものでしたが、今回のアンケートでは、「会社の人(上司・同僚など)」は3.4%にとどまりました。それでも「仲のいい会社の人」は25.8%だったことから、招待の基準が「近しさ」や「親しさ」に重きを置かれるようになってきていることがわかりますね。

Q.理想のロケーションは?

Z世代女性の約7割が「国内の結婚式場」を希望する一方、結婚式場以外の場所を回答したZ世代も1割以上いるという結果になりました。既存の結婚式のイメージをなぞるのではなく、自分たちらしい結婚式の形を求める人が増えてきているのかもしれません。

Q.理想の結婚式はどんな式ですか?

理想の結婚式についての自由記述では、ゲストの負担を減らしたいという意見や、小規模だけどこだわりを詰め込んだ式にしたいという意見が目立ちました。そこで、ここでは「ゲストの負担回避派」と「小規模×こだわりを詰め込みたい派」に分類してコメントをご紹介していきます。

◾️「ゲストの負担回避派」

・「自分たちだけでなく、来賓者にとっても経済的負担とならないように、会費制の結婚パーティーが理想です。可能であれば衣装や料理にこだわりたいです」(26歳女性)

・「参加者の(結婚式の後に泊まってもらう)ホテルや交通費は結婚式を挙げる私たちが負担し、楽しい思い出を作ってもらいたい。」(25歳女性)

・「来てくれる方々が堅苦しくならずに、自由な服装で参加してほしい。(従来の決まりを気にせずに来て欲しい。色や丈感、素材等、様々な決まりがあるが好きな服装で)」(23歳女性)

・「ゲストが楽しめる式。誰も不快な思いをしない式。」(24歳女性)

◾️「小規模×こだわりを詰め込みたい派」

・「小規模でいいので、2人らしい装飾を施した式にしたい。出会ったきっかけのコンテンツを散りばめたり、結婚するまでの思い出を詰め込んだ式にしたい」(21歳女性)

・「綺麗で可愛いお花に囲まれて、身内と厳選した知り合いを呼んでそっと行いたい」(23歳女性)

・「呼ぶのはお互いの家族や最も親しい友人なので、ひっそりとした会場で盛大に結婚式を挙げたいなと思っています。」(23歳女性)

・「お料理は満足できるようにこだわりたいです。装飾も写真映えするような式がいいです。ゲストはそんなに多くなくていい!」(24歳女性)

Q.結婚したいと考えていますか?

そもそも結婚したいと考えている人はどれくらいいるんでしょうか? Z世代女性に聞いてみると、「いずれ結婚したい」の合計が全体の8割以上となり、「すでに結婚している」との回答した人も含めると、全体の9割以上の人が「結婚している」または「結婚意向あり」という結果になりました。さらに、結婚意向のある人のうち、約2割が「法律婚か事実婚かは問わない」を選択していました。

Q.何歳で結婚したいですか?

最も多かった回答は「30歳」で、全体の約4割でした。最も下の回答は「24歳」、最も上の回答は「40歳」でした。結婚時の理想の年齢には、人によって開きがあるようですね、全体の平均は28.8歳となり、厚生労働省の『人口動態統計年報2021年データ』で示された実際の初婚年齢29.4歳とほぼ変わらない結果となりました。

Q.結婚に求めることは何ですか?

Z世代は何を求めて結婚を望んでいるのでしょうか? 結婚に求めることでは「家庭を持つこと」「精神的な安定」が高く、いずれも全体の3割以上が回答していました。一方で、「経済的な安定」は低い回答率にとどまりました、結婚に経済的な安定を求めるのではなく、精神的な充実を得るためのパートナーを求めているZ世代女性が多いようでした。

自由な結婚式を挙げたい♡

会社の人を結婚式に呼ばなかったり、式場以外での結婚式を希望したり…Z世代の思い描く結婚式は、従来の結婚式のしきたりに縛られない自由な形式のようです。そんな身軽さが今、結婚式への憧れを再燃させているのかもしれませんね。皆さんも一度、自分の理想の結婚式はどんな式なのか考えてみてはいかがでしょうか?(石川智香子)