もはや「ひとりランチ」派が6割以上!2400人に聞いたランチ事情。

学校や会社で1日を過ごす中で、一息つけるのがお昼休憩。お弁当をつくるにしても、購入するにしても何を食べるか迷いませんか? そんな時、「みんなどんなお昼ご飯を食べているのかな」「どうやって選んでいるんだろう」と、みんなのお昼事情が気になるところ。

そこで、株式会社アクロスソリューションズと一般社団法人日本唐揚協会が共同で運営している食の窓口が、20歳~60歳以上の男女2416人を対象に行った「お昼ご飯についての意識」に関するアンケート結果を紹介します。

約4割がお弁当!みんなの昼食事情

最も多かったのは「お弁当など作ったもの(作ってもらった)もの」を食べるという回答でした。この傾向は年代性別に問わず強く、いずれも35%前後の支持を得る回答となっています。そして、次に多かったのが「スーパーで購入したもの」で20.1%。お手ごろで豊富なお弁当や総菜がまだ温かな状態で買えるため、選ぶという人も多いのかもしれません。その他には、在宅ワークのため自炊をするという声も多く挙がっています。

また、意外だったのが「食べない」を選んだ人が13.6%と「コンビニで購入したもの」や「外食(Uber Eats等を含む)」よりも多かったこと。このこともふまえて、次に上記の回答を選んだ理由に注目していきます。

意識しているのは「コスパ」と「タイパ」

お昼ご飯を選ぶときに重視するポイントとして最も多かったのは、「価格(お財布事情)」の47.8%でした。性別や年代問わず、一番気になるのは値段のようです。そして次に、「手間を減らすため」が36.1%、「時間を節約するため」が23.1%と続いており、できるだけ時間をかけずに食事をしたいと考える傾向が強いことがうかがえます。上位に費用と時間の面に注目した回答が集まっていることから、両方を意識したときに「食べない」という選択をする人も多くなるといえそうです。

約6割の人は「ぼっち飯」

お昼を食べる状況については、63.9%の人が「1人で食べる」と答える結果となりました。この傾向は性別・年代問わず最も多い結果でした。

在宅ワークなどの影響から1人で食べることはもちろん、手間や時間、昼食代の節約という面からも気が楽だということかもしれませんね。また、大学生や社会人になると高校までとは違い「一斉に昼食をとる」という状況にはなりづらいため、人と合わせるよりも自分のタイミングで昼食をとる人が多いとも考えられます。

これまで「ぼっち飯」と聞くと、孤立しているマイナスな印象が強かったですが、むしろ今は効率的で気も楽だと考える人が増えている印象。確かに、友人や同僚と食べる楽しさもありますが、外食や買ってばかりだとお財布が心配だし、早めに作業に取り組みたい時などお昼を断る際に少し申し訳なさを感じることも……。そう考えると、1人で食べる人が多いことで、タイミングがあったら一緒にランチするような、その時の状況に合わせたお昼の選び方がしやすくなっているのかもしれませんね。(岡美咲)