【ジョウシ族】丸投げーたー
出没場所＝隙だらけの人付近
口ぐせ＝「これよろしく」◆生態
常に自分の仕事を押しつけるターゲットを探し、発見するとすべてを任せて自分はドロン。丸投げされた部下は必死で仕事をこなして成長するか、心が折れて消えるかのどちらか。
出世や成長を重視しない人にとっては困った存在です。しかし、任せた相手が失敗をしたら自分の責任になってしまうので、実は人に仕事を任せるというのは意外と難しいもの。
そう考えると、任された仕事をとにかくこなして、早く仕事に慣れるために利用してしまうのはひとつの手。もしその必要がないという人は、とにかく逃げてください！
【コウハイ族】SEKAI NO ORESAMA（セカオレ）
出没場所＝異業種交流会、スターバックス（Mac持参）
口ぐせ＝「将来は起業する」◆生態
理想は高いけれど、中身も努力も伴っていない今どき男子。ここではないどこかに自分の世界が広がっていると信じている。夢は世界で活躍することだが、英語は話せない。
放っておけば特に被害はありません。しかし、少しでも共感してしまうと、どこまでも付き合わされること間違いなし。飲みに行けば、ひたすら自慢話や夢の話をただ聞かされるので、あまりかかわらないように。
ちなみに正論をぶつけたところで、聞く耳を持たないかキレられるだけなので要注意です。
【コウハイ族】キャリアぱみゅぱみゅ
出没場所＝自己啓発セミナー、朝英語の会
口ぐせ＝コミット、ウィンウィン、アサイン◆生態
志だけ高く、意識高い系のイタイ新人で、やたら横文字を使いたがる。仕事も恋もプライベートもすべてを手に入れることに必死で頭でっかちに。セミナーや自己啓発本が大好物。
このタイプはほとんどのことにおいて自己完結していて、楽しく、満足しているので、セカオレ同様放っておけばOK。
しかし、常にがんばりすぎて心が折れているので、そこで優しくしてしまうと「この人はわかってくれる」とつきまとわれるので気をつけましょう。
「いるいるこんな妖怪！」と思わず大きくうなずいてしまった人は多いはず。一緒に働くとなると笑いごとでもありませんが、このオフィスの妖怪たちを思い出して「この人は妖怪だから仕方ない！」と諦めてしまうのは手かもしれませんよ。（鈴木 梢）
（『Oggi』2015年5月号）
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