めるるが思わず涙した理由。清野菜名&岸井ゆきの&生見愛瑠が登場♡新ドラマイベントレポート

4月30日(日)夜10時から放送が開始される新ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の完成披露試写が東京・豊洲で行われ、主演を務める清野菜名さん、岸井ゆきのさん、そして我らがめるること生見愛瑠さんが登場しました。

車イスの母親と2人暮らしで、生活を支えるためにファミレスのバイトを休みなく続ける、岸田サチを演じる清野さん。家族に縁を切られて、タクシー運転手として働く厚木生まれの元ヤンキー、野田翔子を演じる岸井さん。かつて裕福な暮らしをしていたものの現在は田舎で祖母と2人で暮らし、ちくわぶ工場で働き生計を立てる樋口若葉を演じるめるる。
三者三様に生きづらさを抱えている3人が、人気ラジオ番組『エレキコミックのラジオ君』主催のバスツアーに参加するところから、3人の友情物語が始まる物語です。

約1000名の応募があった中から、抽選で選ばれた視聴者200名の前で行われた第1話の上映終了後、エンディング映像で着ている服と同じ衣装を身にまとって現れた3人。

第1話を実際に見た感想を問われると、清野さんは「とても映像がきれいで、映画を観ているような気持ち。この3人が出会うまでのそれぞれは台本でしか見ていなかったので、こういう生き方をしているんだと知れて嬉しい」と、岸井さんは「冒頭で、サチが自転車を漕いでいるシーンがずっと続くのが、どこでどうやってどんな景色を見て生きているのかを見れて、すごく素敵で衝撃」とそれぞれ語ります。

めるるは「浴衣で3人が話すシーンではアドリブがたくさん使われていて…! バスの中でタケノコニョッキッキをしたシーンも実はほぼアドリブ」と驚きのコメント。浴衣のシーンは、岸井さん演じる翔子の「あるもの」を2人が見るシーンはほぼアドリブ、バスの中のゲームも「ゲーム」としか台本に書かれていなかったというものだから衝撃。実際に第1話を見て確認してみてくださいね!

このドラマの脚本は、さまざまな名ドラマを世に送り出してきた岡田惠和さん。サプライズで、岡田さんからの第1話を見た後のメッセージが3人に贈られました。
清野さんには「脚本家として出逢いに感謝です。お芝居にリアリティがあり、表情や体の動き、すべてがサチとして生きていました。観ている方がサチを応援したくなると思います」、岸井さんには「最強の俳優さんだと思っています、どんなパスでも受け止めてくれる人で、頼りにしています」、めるるには「本当にお願いしてよかった。表情すべてに魅力があり、ドラマを豊かにしてくれています」と、たっぷりと愛情こめて届けられた言葉。

それを聞いた3人は「ふたりに会えたことも奇跡だし、この作品に参加できてとっても幸せです」(清野さん)、「役としてもだけど、この3人がいてよかった」(岸井さん)、「私でいいのかなと思っていたけれど、毎日勉強になることばかりです、毎日楽しくやっています」(めるる)と、これまでの撮影の日々を振り返りながら、岡田さんの言葉に涙する場面もありました。

ちなみに、視聴者から事前に募集した質問コーナーでは「ドラマのおともとしておすすめなものは何?」というものが寄せられ、めるるは「あったかいお茶とお味噌汁」、清野さんは「私自身が台本を読み直したいと思ったときに飲んで食べていた、赤ワインとサラミとチーズ。充実感が味わえていい時間を過ごせました」と回答。そこに岸井さんは「(ドラマの中でたくさん出てくる)お焼きとアイスじゃないの!?」とツッコミ。「あ!」と笑う清野さんとめるるでしたが「そのあたりをカスタマイズして一緒に見ていただけたら」と、ドラマの中ではかき回し役の翔子とは逆に、しっかりまとめる岸井さんなのでした。

「それぞれたいへんなことを踏ん張りながら、なんとか日々生きている女性3人の物語です。明日からまた1週間頑張ろうと、みなさんの背中を支えられるような存在になれたらと思っています」という清野さんの決意で、完成披露試写イベントはしめくくられました。

めるるも「細かいところもすごく素敵なドラマなので、何回も見てほしい!」と力強くコメントした『日曜の夜ぐらいは…』。4月30日の初回放送をぜひチェックしてみてくださいね!

*CanCam.jpでは後日、3人のクロストークをお届けします。お楽しみに♡

撮影/石山貴史 構成/後藤香織