中村倫也、亀梨和也のシナリオを狂わせる!?ドS夫から一転、亡き恋人へ思いを募らせる被害者に

KAT-TUN・亀梨和也さんが主演を務めるドラマ『FINAL CUT』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21時)。2月13日放送の第6話では、中村倫也さんが出演し、恋人を殺した疑惑でメディアからの取材攻勢に遭い、追い込まれていく男を演じます。

(C)カンテレ

『FINAL CUT』は、亀梨さん演じる主人公・中村慶介が、母親を殺人事件の犯人かのように扱い、死に追い込んだテレビ番組関係者に“ある目的”のために制裁を加え、事件の真犯人を追う姿を描くメディアへの復讐劇です。

中村さんが演じるのは、IT会社を経営する矢口透。ある日、SNSで話題の美人料理研究家で、同棲中の恋人・柴みちる(今野杏南)が、同棲中の自宅で殺される事件が発生。メディアはこぞって矢口を“疑惑の人物”として取材攻勢をかけ、さらに一般人からのSNSへの投稿によって居場所や写真が特定されていきます。

精神的に追い込まれた矢口は、メディア被害の相談を受けるサイトを運営する慶介の前に出現。無実を訴え、もう会えない恋人への思いを吐露する矢口に、12年前の自分を重ねた慶介は、力になることを約束します。しかし、警察やメディアからの包囲網によって、矢口は次第に追い詰められていき…。

■「芸能人になって麻痺しているところを一回洗い直した」(中村)

最近では、放送中の金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)でドSな夫役を演じ、注目を集めている中村さん。今作では打って変わって、亡き恋人への思いを募らせながら、メディアによってなすすべなく追い詰められていく役を演じます。

中村さんは、矢口という追い込まれる役の役作りについて、「一つ一つ積み上げて役を作ろうとしています。被害者ではあるんですけど、そこだけに収まるのではなく、『冤罪やメディア被害がこういう風に生まれるんだ』という過程をしっかり表現できたらなと思っています」とコメント。

また、「この仕事をしていると慣れっこなんですが、矢口には免疫がないから、ネットで自分のことが書かれてどんどん追い込まれていく。それに対して、『そりゃ怖いよな』と改めて感じて、どんな気分になるかを一から考え直しました。芸能人になって麻痺しているところを一回洗い直した感じがします」と振り返ります。

さらに本ドラマについて、「テレビ局の取材を敵側にした問題提起というのは、ジャーナリズムやメディア被害、受け取る側のメディアリテラシーなどが混沌としてきている今の時代にやる意義がある題材なんじゃないかなと思います。それを“テレビドラマでやる”ことに、勇気と気概を感じました」と見どころを寄せています。

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第6話では、慶介は、ついに、母・恭子(裕木奈江)を犯人だと断じたのが『ザ・プレミアワイド』の司会者・百々瀬(藤木直人)だと突き止めましたが、突きつけた“ファイナルカット”をフェイクニュースとして扱うといった百々瀬の機転によって、追い込みに失敗します。

その夜、真犯人だとにらむ小河原祥太の妹・雪子(栗山千明)から「兄が帰ってきた」と知らせを受けた慶介。真犯人さえ捕まえれば母の無実は証明される…と、はやる気持ちを抑え、雪子の元へ急ぐ慶介でしたが、それは正体を偽って自分たちに近付いた慶介の目的を妹の若葉(橋本環奈)にも教えようとした雪子の罠で、雪子は現れた慶介を見て、慶介の目的は兄だと確信。慶介もまた、姉妹に目的を見破られたことを悟ります。

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一方、『ザ・プレミアワイド』の会議室では、百々瀬の呼びかけで、井出(杉本哲太)や真崎(水野美紀)、小池(林遣都)、皆川(やついいちろう)が集結。局内から回収した隠しカメラを前に、百々瀬から全員が同じ男に脅迫されていたと聞き、驚くメンバー。そんな彼らを前に、百々瀬は不敵な笑みを浮かべ、慶介を調べるよう指示します。

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そんな中、慶介が勤務する新宿中央署管内で美人料理研究家・柴みちるが殺される事件が発生。矢口は、『ザ・プレミアワイド』の報道を皮切りに世間から自分が犯人と疑われるようになったと慶介に助けを求め、力になると約束した慶介。しかし翌日、矢口は慶介の前から姿を消してしまいます。慶介は上司の高田(佐々木蔵之介)に、自分も捜査に加わらせてほしいと申し出ますが、高田から12年前の事件のことを切り出され、思わぬ事態に発展し…。矢口が慶介の復讐にどんな影響を与えていくのか、見逃せませんね!