「仕事のやりがい」…ってよく聞くけどつまり何?約700人に聞いてみた

「仕事のやりがいは何ですか?」は面接の「逆質問」であるあるだし、就職・転職サイトを見ていても「やりがいある仕事です!」なんて言葉が踊る。

もちろん仕事に「やりがい」はあるに越したことはないけれど、でもそもそも「仕事のやりがい」って、何ですか?

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そこで今回は、株式会社UZUZが既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女695名を対象に行った「仕事のやりがい」にまつわる調査結果をご紹介します。

仕事でやりがいを感じている人は45.5%

第二新卒を対象に「あなたは現在の仕事(または前職)で「やりがい」を感じていますか?」を質問したところ、「感じている(16.0%)」と「どちらかといえば感じている(29.5%)」を合わせた“やりがいを感じている派”は45.5%、「どちらかといえば感じていない(35.6%)」と「感じていない(18.8%)」を合わせた“やりがいを感じていない派”は54.4%という結果になりました。やりがいを感じていない人がわずかに多いようですね。

“やりがい”って何?

やりがいとは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか? 回答者には、重要な要素を3つ選んでいただきました。結果は以下の通りです。

1位 誰かの役に立てている(16.6%)
2位 ワークライフバランスが取れている(自分にとってのバランスが取れている)(13.0%)
3位 できる仕事の範囲、レベルが上がる (12.4%)
4位 給与アップ(11.8%)
5位 スキルアップ(11.5%)
6位 一緒に働く人から信頼されている(10.7%)
7位 仕事で成果が出る(10.4%)
8位 チームで協力して仕事をしている感覚(5.8%)
9位 社会貢献(世の中のためになっている)(4.7%)
10位 仕事の裁量権がある (2.5%)
・その他(0.5%)

▼「その他」回答より一部抜粋

「好きなことを仕事にできている」
「一生やりたい仕事かどうか」
「自分の発想やアイデアが試せる」

1位の「誰かの役に立てている」は2位と3.6ポイントの差がありますが、2位から7位はそれぞれひとつ下の順位と大差ない模様。また、2位「ワークライフバランスが取れている」のように、仕事の面だけでなくプライベートも含めた総合的なバランスが、やりがいに繋がっていると感じる人も多いようです。

今よりもやりがいをもって働くには?

では、今よりもやりがいをもって働くにはどうしたら良いのでしょうか? こちらに関しての回答を、一部抜粋してご紹介します。

「誰の役に立っているか認識する」
「自分の取り組んでいる業務が誰かに認められる。チームのために働く」
「誰かに役立つ(顧客に感謝される)、新しい技術の取得」
「自分の適性に合った仕事で人の役に立つ」
「自分に合っている、世の中人の役に立っているという実感が欲しい」
「仕事に見合った成果とスキルアップ」
「自分の評価が給与に直結する」
「新しいことに挑戦して自分ができる仕事を増やすこと」
「裁量権のある仕事につき、ある程度思考力をめぐらしたり失敗を経験したりして成長していく」
「良い意味で“ほどほど”な熱量で働き、趣味やプライベートを楽しめる環境に身を置く」
「心に余裕がもてる働き方ができれば仕事にもやりがいを見出せると思う」
「自分を犠牲にしている感覚がなくなること(給与、休日など)」
「プライベートとの両立を実現する事で仕事に力が入り、やりがいに繋がると思う」
「自分の適性にあっている事、業務時間の短縮」
「私自身の「やりがい」と「性格」を明確にする。また、自分自身ができてかつ挑戦できそうな職種にまで落とし込み転職活動に臨む」

ガラッと環境を変えるためには転職も選択肢としてあるけれど、考え方を変えたり、少し工夫を加えたりすることでやりがいを見出せることもあるようです。生活を支えるためと同じくらい、自己実現の手段としても機能している仕事。自分の適性を踏まえつつ、やりがいをもって働けると人生がより充実しそうですね。(平田真碧)

情報提供元/株式会社UZUZ