これからのコロナ対策どうする?
アルコール除菌、お店のアクリル板、リモートワーク…。コロナ禍の中で、さまざまな「新習慣」が定着しましたよね。外出するときにマスクを着用することは、その代表的なものではないでしょうか。そんなマスク着用ルールも3月13日から緩和され、早1か月。これまでに定着しつつあった「新習慣」は、今後どうなっていくんでしょう?
ここでは、マーケティング・リサーチを行う株式会社クロス・マーケティングが全国20歳~69歳の男女1100人を対象に実施した「コロナ禍で定着した習慣に関する調査(2023年)」をもとに、コロナ禍で定着した「新習慣」は継続すべきか、それともやめるべきか、世間の人々はどのように考えているのかを探っていきます!
Q. コロナ禍における「新習慣」継続してほしい? 撤廃してほしい?
コロナ禍で定着した、15個の「新習慣」を挙げて、継続したいか、なくしたいか聞いてみると、このようになりました。
15項目のうち13の項目で継続派が撤廃派を上回るという結果に。特に「飲食店の注文用タブレット」と「入店時のアルコール除菌」は継続派が8割を超えていました。「飲食店の注文用タブレット」はコロナがきっかけで導入されたものですが、感染リスクを下げるだけではなく便利ですよね。コロナ対策としてだけではなく、純粋に便利だから継続していきたいと考えられている新習慣は多いのかもしれません。
反対に、「黙食」と「飲食店の正面のアクリル板」のふたつでは半数以上が撤廃を希望していました。やはり早く気兼ねなく誰かと会話しながら食事を楽しむことを望んでいる人は多いようですね。
Q. コロナ前の状況に戻したいことは?
コロナ禍でさまざまな行動が制限されるようになりましたが、そんな中でコロナ前の状況に戻したいことはあるか聞いてみたところ、このような結果になりました。
1位は「帰省や友人宅への気軽な訪問」、2位は「病院や老人施設などへのお見舞い」でした。やはり会いたい人には気軽に会えるようになりたいですよね。マスク着用ルールの緩和を皮切りに、コロナ前の賑やかな生活は少しずつ戻ってくるのかもしれません。
もっと快適な日常になりますように
意外にもコロナ禍で定着した「新習慣」には、これからも継続したいと思われているものが多いようでした。マスク着用ルール緩和のように、「新習慣」もどんどん変化していくと思いますが、便利だった「新習慣」はこれからも取り入れつつ、快適な生活を送れるようにしていきたいですね。(石川智香子)