マスクを着け続けたい人が約9割。マスク着用への「個人の判断」みんなはどうする?

「個人の判断」って難しい…

2023年3月13日(月)から、マスクの着用に関して、屋内・屋外を問わず「個人の判断」に委ねる方針に変わりました。とはいえ「個人の判断」と言われるとどうすればいいのか悩んでしまいますよね。今やすっかり必需品になってしまったマスクですが、皆はこれからのマスク着用についてどう考えているんでしょうか?

ここでは大王製紙株式会社が、直近1ヶ月で日常的にマスクを着用している全国の1,000名を対象に実施した「今後のマスク着用に関する意識・行動変化調査」をもとに、これからのマスク習慣がどうなっていくのか探っていきたいと思います。

Q. マスク着用の方針が「個人の判断」に委ねられるようになってからも、マスクの着用を続けたい?

今後、マスクを着用するかどうかが「個人の判断」に委ねられた際に、マスクの着用を続けたいと思うか聞いてみると、「いつも必ず着用したい」が26.2%、「できるだけ着用したい」が32.6%、「必要なときのみ着用したい」が23.4%、「感染リスクが高い場所のみ着用したい」が6.2%と回答し、合計88.4%の人がシーンに応じて着用を続けたいと考えていることが判明しました。

今後もマスク着用の必要性を感じている人がかなり多いようですね。一体どのような理由があるのでしょうか?

Q. 今後マスクを「着用したい」or「着用したくない」理由は?

今後マスクを「着用したい」、「着用したくない」と答えた人に、それぞれ理由を聞いてみました。

マスクの着用を続けたい理由としては、「5類に移行したとしても感染リスクや死亡リスクは変わらない」や「マスクを着用することにより安心感がある」などがありました。これまで新型コロナウイルスの感染対策としてマスクを着用していた習慣をすぐには変えられないと感じている人が多いようです。また「マスク着用はマナーだと思う」や「マスクはエチケット」、「周りの目が気になる」など、周囲の状況を気にしている人も多数いました。

一方、マスクの着用をやめたい理由としては、「マスクの着用は感染予防に効果がない」といった対照的な理由が挙げられていました。また、「邪魔だから」、「息苦しいから」、「耳が痛いから」など、マスク着用を苦痛に感じている声もたくさんみられました。

Q.今後のマスク着用の判断基準は?

「個人の判断」でマスクを着用していく上で、重要になってくるのはやっぱり判断基準ですよね。今後のマスク着用に関して、「できるだけ着用したい」、「必要なときのみ着用したい」、「感染リスクが高い場所のみ着用したい」と回答した人に、どう判断するか聞いてみました。

コロナをうつされるのは避けたいですが、コロナをうつしてしまうのも怖いですよね。重症化リスクが高い人が周りにいるかどうかや、周りに人の迷惑にならないかどうかを気にして判断しようとしている人は多いようです。

Q.今後もマスクを着用したいシーンは?

それでは具体的にはどのようなシーンでマスクを着用したいと思うか、東名阪地域とその他の地域に分けて尋ねてみました。

どちらの地域でも、マスクを着用したいシーン第1位になったのは、やはり重症化リスクの高い人たちの集まる「医療機関や高齢者施設」でした。その他に多くの票を集めたのが「公共交通機関」です。会話などは比較的少ない場所ではありますが、不特定多数の人と接触する場なので、マスクを外すことに躊躇いを感じる人が多いのかもしれません。重症化リスクの高い人や不特定多数の人と接触するシーンが、マスクを着用したいシーンとして集まりました。

Q. 今後も周りの人にはマスクを着用してほしい?

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行した後も、周囲の人にマスクを着用してほしいと思っているかどうか尋ねたところ、「いつでもマスクを着用してほしい」と回答した人が28.6%、「シーンに応じてマスクを着用してほしい」と回答した人が62.5%でした。なんと合計91.1%もの人が、周りにマスクを「着用してほしい」と考えているようです。多くの人が今後もマスクを着用するという意思を持っていたため、周りの人にもマスク着用を求める人は多いようでした。

あなたはどう判断する?

コロナ禍で、すっかり外出するときにマスクをするのが習慣になってしまった分、マスクを外すハードルは高くなってしまっているのかもしれませんね。皆さんもこれを機に、これからどのようにマスクを使うか考え直してみてはいかがでしょうか?(石川智香子)

情報提供元/大王製紙株式会社