Beauty Voyage Vol.7：牡丹の花咲く街で
美を愛する俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。冬に花を咲かせるなんとも珍しい牡丹の話を聞きつけて今回は、その花を模したレッドメイクを披露します。華やかなファッションにもご注目あれ！
今回のテーマは…『艶やか』
「僕にとって花は、とても身近で愛すべきモノ。部屋に飾るのも好きですし、イラストや写真で世界観を作る際に活躍してくれるアイテムでもあります。今回は美しい牡丹から連想されたキーワードを基に、ヘア＆メイクの奥平さんと今まで挑戦したことのない〝艶やかな赤〟の表現に挑戦いたしました。」（板垣さん）
「普段とは違うにじみ出るようなレッドメイクになっているのは、肌にツヤを与えてからアイカラーやリップを塗ったから。Vol.4 の彼岸花メイクも赤がキーカラーでしたがまったく雰囲気が違いますよね。実は眉にもグロスをつけていて、それがキリリとした印象に導いてくれているんです。この日のカラーメイクは塗った場所の加減も絶妙で、凛々しさも妖艶さも華やかさも感じる素敵な顔になりました。」（板垣さん）
「複雑なニュアンスを感じるメイクですが、テクニック自体はそんなに難しくないので、ぜひ手持ちのコスメでお試しあれ。そのときは、どこまでどの色を塗るか…にぜひ気を配ってくださいね。ほんの少しのことでイメージががらりと変化しますから。カラーメイクとは、自分の顔のスイートスポットを探す旅のようなもの。この冬も、鏡の前のBeauty Voyageを楽しみたいですね。」（板垣さん）
メインアイテム
a. アイカラー
にじみ出るように色づく赤いマルチカラー。よれにくいのもGOOD。
b. アイシャドウ
c. アイシャドウ
ニュアンスのある深紅のアイカラーは、締め色にもってこい。
d. リップ
美しいツヤと発色が楽しめるモードなリップ。
How to make-up
肌はグロウタイプのファンデーションで仕上げ、眉と上下のまぶたも透明のグロスを軽く塗ってツヤを出す。aのアイカラーを上まぶたの中央から目尻にかけて薄く塗り広げ、その外側にくの字で囲むようにbのアイカラーを塗る。cのアイカラーは上下の目尻のキワに細くのせアイライン代わりに。dのリップは、指に取ってバームを塗った唇の中央付近にだけ叩き込むようにのせ、ハイライト代わりにシャンパン色のラメカラーを目頭付近に少しつけたら完成。
リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-
雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介！
待ちに待っていました！ 『GUCCI BEAUTY』日本上陸
フェイスグロスやファンデーションなど気になるものは数あれど、個人的にいちばん気になっていたのはこのマットリップ。藍鉄色のような珍しい色味で、ずっと狙っていたのです。いざ自分の顔で試してみると、これひとつでミステリアスかつアンニュイな強めの顔面に仕上がり大満足。顔面に刺激が欲しい方に、ぜひぜひおすすめしたい！
邦画ばかりではいけないと、久しぶりに映画館で洋画鑑賞
鑑賞したのは、ティモシー・シャラメ氏が主演の『DUNE/デューン 砂の惑星』。ストーリー構成の素晴らしさだけではなく視覚や聴覚に訴えかけてくる作品のすべてが美しく、あっという間の155分。そして、圧倒的スケールの映像美もさることながら、ビッグメゾンのオートクチュールを彷彿させる衣装や荘厳な音楽も御見事。もちろんティム氏の美しさも…。
朝露に咲く牡丹のような、赤とツヤ。
