家賃は7000円上がって良し!「コロナ前&コロナ禍の引越し」で重視すること、こんなに変わりました!

「リモートワーク」「オンライン会議」…3年前まではほとんど定着していなかった言葉が、コロナ禍をきっかけに当たり前のように皆使うようになりました。

おうちで過ごす時間が増えたからこそ、これまでよりさらに妥協せず、お気に入りのお部屋作りを実現したい♡そこで今回は、ハウスコム株式会社がポストコロナ、コロナ前に引っ越したそれぞれ約600人を対象に行った調査結果をご紹介します。

◇希望の「家賃、築年数」がどう変わったか比べてみた

まずは皆さんが引っ越しをした(する予定の)部屋のスペックをお伺いしました。

【間取り】およそ4人に1人が回答した「1K」が最も多い。

【階数】一番人気は、コロナ前から3.9ポイント伸びをみせた「2階」!

【家賃】コロナ前から10%以上伸びた「7086円」という結果になりました。「少しお高め。だけど自分の好きな暮らしをしたい…♡」そんな優先度の変化が表れています。

【設備】独立バス/トイレ、フローリング、バルコニー/ベランダを選ぶ人が増加。

【築年数】コロナ前より1.18年浅い「14.96年」が平均。

と、全体的に「多少お金がかかってもいいから、いい部屋がいい!」という考えが垣間見えます。

◇「街の雰囲気」で引っ越し先を選ぶ人が増加中

3年前も今も、不動の一位は「家賃」。次に大きくポイントを伸ばした3点を見てみましょう。

【最寄り駅の路線/交通アクセス】コロナ禍でも好アクセスの立地は重視されているようです。急な出社になってもサッと行ける…そんな生活、憧れです!

【街の雰囲気】35.1%と、10ポイント以上伸びました。たしかにリモートワーク終わりに少し散歩…そんなリラックス方法も素敵です♡

【水回り設備の充実】こちらも7ポイント以上伸びています。お手洗いにキッチンに…過ごす時間が長いからこそ、頻繁に目に入る設備を整える人が増えている模様。

 

◇ポストコロナの引っ越し。満足度は……高まっていた!

右の吹き出しは「コロナ前に引っ越し方の不満」です。こうした問題点とじっくり向き合い、自分にとって最高なお部屋を吟味する…そんな「ポストコロナのお引越し」によって、満足度は4ポイント以上伸びています。

 

◇不動産業者にお願い…こんなチェックボックスが欲しいんです!

賃貸物件をインターネットで検索する際、希望のチェックボックスを選択するのが一般的。「こんな要項が欲しい!」と目立ったのが、防音性や料理、ベランダといった暮らしの豊かさをはかる指標でした。同じく「公園/サウナ/カフェが近くにあるか」というように、周辺の環境の良さも条件に入れたいと思っている人が多いことがわかります。

 

◇3年でこんなに…?ライフスタイルは大きく変化!

引っ越しを検討する際の考え方として、「物件は単純なスペックではなく、自分のライフスタイルに合わせたい」という声が目立っています。立地の便利さと、お部屋の広さ…どちらを優先する?そんな究極の質問には…?

「広い物件」を重視する方、増えています…!家賃が少し嵩んでも、それでも好きな街の広いお家で暮らしたいという方が約半数を占めていました。

また、みんながおうちでどんなことをして過ごしているかも聞いてみました。

コロナ前と比べると「料理」「仕事」「電話」「友達を呼ぶ」「インテリアにこだわる」「エクササイズ」といった項目が伸びています。おうち時間にも少し慣れて、ひとりひとりが「私だけの」ライフスタイルを確立しているのかもしれません。

また、近所にあって欲しいと思う施設や場所については、コロナ前から一貫して高い需要のある「スーパー」「コンビニ」をあげる人が多い結果に。

重い荷物やちょっとした買い出しなど、何かと近所にお買い物のできる施設があることは大切ですね♡

一方、この数年でぐんと伸びたのが、「夜間営業している飲食店」「サウナ」「ジム」「公園」など。遅くまでお仕事されている方、コロナ禍で「夜ごはんの準備も外食も厳しい…」という声もありますよね。公園やジムといった、体を動かして気分転換できる施設の需要も高まっています。

 

◇「趣味」と「お部屋に求めるもの」の関連性は?

先ほど書いたように、この数年で自分らしいライフスタイルを見つけた方も多いようです◎例えば趣味が家庭菜園なら、物件は日当たりの良さを重視…そんなように、趣味をストレスフリーに楽しめるお部屋の需要が増えています。

◇多様化する物件探し

上のグラフを見ると、内見を経験した人が増えている一方で、その数は少し低下。ここで考えられるのは…「オンライン内見」。

こちらのグラフでは、コロナ前とポストコロナで大きく違いが見られます。「まずはオンラインで部屋を吟味。絞り込んでから…実際に足を運んでみる!」そんな新しいお部屋探しが流行しているようです。ちなみに、事前にどんなことを調べているのかも教えてもらいました。

「街の雰囲気や周辺環境について調べた」そんな方が増えています!先程書いたように、やはり部屋の中だけでなく、周辺の豊かさも重視する傾向にあるようです。

 

◇おわりに

嬉しいときも悲しいときも、どんなときでも自分の「居場所」になってくれるお部屋。コロナ禍でさらに過ごす時間が増えました。そんなに頻繁にできるものでもないから、お部屋選びはとことんこだわりたいですよね♡今お引越しを検討されている方、「今度はこんなお家に住みたいな…」そんな想像をされている方、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。(筒渕朱音)

情報提供元/ハウスコム株式会社