感謝の気持ちを伝えたい♡みんなの「親へのプレゼント」事情

「ありがとう」って伝えるのはちょっと恥ずかしいけど…

親への感謝を伝えるのって難しいですよね。なんとなく照れ臭くなってしまって言葉では伝えづらいし、態度で示そうにも、コロナ禍の影響もあって、会いに行く機会がなんだか減ってしまったという人も多いんじゃないでしょうか。母の日も父の日も迫っているそんな今だからこそ、プレゼントで感謝の気持ちを伝えてみませんか?

ここでは株式会社文藝春秋が運営する食の通販サイト「文春マルシェ」が1万人を対象に実施したアンケート調査をもとに、世間の親へのプレゼントはどんな感じなのか探ってみたいと思います。

Q. 親にプレゼントをしたことはある?

「あなたは親御さんにプレゼントしたことはありますか」と質問したところ、20代、30代、40代の女性の約7割が1年以内に親にプレゼントをした経験があると答えていました。「直近1年以内ではないがプレゼントしたことがある」という回答を含めると、約9割が親へプレゼントした経験があるようです。男性では「直近1年以内にプレゼントしたことがある」と回答した人は、20代から40代だと4割から5割と比較的低い数値にとどまりましたが、一方で、50代以降になると、「直近1年以内にプレゼントしたことがある」割合は、女性よりも高くなりました。

Q. どんなシーンでプレゼントした?

プレゼントをしたことがあるという人は、いったいどんなタイミングでプレゼントを渡したんでしょうか? どういうシーンでプレゼントをしたのか聞いてみたところ、「誕生日」(57.1%)、「母の日」(46.2%)、「父の日」(34.7%)、「普段のお礼」(31.4%)、「敬老の日」(7.4%)がTOP5になりました。記念日ではない普段の日でも、お礼として贈り物をする人が約3割いることが印象的ですね。

そんな「普段のお礼」は、プレゼントのタイミングとしては第4位でしたが、「最も印象に残っているシーン」を尋ねたランキングでは第2位におどり出ました。なんでもない日のプレゼントはサプライズ的な面があるので、受け取る側にも贈る側にも特別な嬉しさがあるかもしれませんね。

Q. 印象に残ったプレゼントは?

贈って良かった!と思えるプレゼントはどんなものなんでしょうか? 最も印象に残ったプレゼントを聞いてみると、「グルメギフト・食品」が一番人気で、23.4%の人が回答していました。節目の日や、普段の日など、何度もプレゼントを贈ることを考えると、残るものより、食べてなくなるものの方が気軽に贈れるのかもしれません。

Q. プレゼントを選ぶとき、最も重視したのはなに?

記憶の残るようなプレゼントをするために、みんな何を重視してプレゼントを選んでいるんでしょうか? 「あなたがプレゼントを選んだ時の重視点は何でしたか」という質問をしたところ、「プレゼントとしてはずれることがない・定番である」という回答が最も多く寄せられました。特に20代から40代で、その傾向が強く出ているようです。せっかくのプレゼントですし、「絶対に喜んでもらいたい!」という気持ちが反映されているのかもしれませんね。

Q. プレゼントの予算はいくらくらい?

親へのプレゼントに、どれくらいの予算をかけたのか実際の購入金額を聞いたところ、3000円以上5000円未満が23.7%で最多でした。続いて、5000円以上7000円未満が14.9%、1万円以上1万5000円未満が10.9%となりました。いつ、何をプレゼントするのかにも大きく影響されそうですが、自分はもちろん、相手にも負担にならないちょうど良いい金額のプレゼントを贈りたいですね。

みんなはこんなプレゼントをしてます♪

具体的なプレゼントの体験談の回答も寄せられています。いくつかご紹介していきます。

「出産で里帰りしてお世話になったお礼にモツ鍋セットを贈りました。買い物をしなくてよくて、野菜も切ってあって、簡単に作れるものです。医療従事者なのでステイホームで、外食もしてなかったので、よろこんでもらえました」(30代 女性)

「両親の退職祝いでセミオーダーの靴をプレゼントしました。これからも元気でいてほしいので自分に合った靴をプレゼントすれば外に出る機会も増えるかなと思い選びました。靴を受け取って早速我が家に履いて遊びにきてくれました。フィットしていて歩きやすいよ、とふたりとも満足そうでこちらも嬉しかったです」(30代 女性)

「遠方にいてなかなか会えない子供の、写真を共有するアプリを備えたタブレット端末を渡した。使い方が分からなさそうにしていたので使い方も教えて、使いはじめてからは帰省する度に良いものくれたと喜んでくれる」(30代 男性)

「物を渡すこともありますが普段食べられないお店に食べにいってもらうことをしました! 最近は遠くても決済できるので予約さえしておけば少しリッチな食事会を提供できました。後程動画で楽しそうな風景が送られてきたので自分達が行きたくなりました」(30代 男性)

「ライオンズファンの母に、しまむらで買った無地のエプロンに、メルカリで購入したライオンズのロゴのワッペンをつけてプレゼントしました(仕事でいつもエプロンを使うので)。『これ、どこで買ったの?』と喜んでくれました」(30代 女性)

「母親がずっと欲しいと言っていた手芸の本がAmazonでも品切れで買えなかったが、たまたま書店で見かけて買うことができた。ちょうど母の日の前というタイミングだったので、母の日のプレゼントとして渡したら、凄く喜んでもらえた」(40代)

「熊本出身の父親へ、からし蓮根を送りました。ぶっきらぼうな父親が、珍しく笑顔で完食してくれました」(30代 男性)

あなたは何を贈る?

さまざまなプレゼントがありましたね。感謝の気持ちはいくら伝えたって、伝えすぎるということはないはず。言葉で伝えるのは難しくても、プレゼントという形で、親に日頃の感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。(石川智香子)

情報提供元/株式会社文藝春秋