夏になると肌の露出も増え、キズもできやすいため、いざというときにばんそうこうを持っていると安心ですよね。
そんな「ばんそうこう・キズ」に関して、ニチバン株式会社が全国の10~60代男女2820名に行ったアンケートから、都道府県ごとの呼び方の違いは勿論のこと、他にも見つかった意外な結果をご紹介していきます。
20%以上の差が!ばんそうこうを持ち歩く人が最も多いのは栃木県
まず、日頃のばんそうこうの持ち歩き事情について調査したところ、51.9%が日常的に持ち歩いているという結果が出ました。
特に夏はサンダルでの靴ずれも起きやすいですし、必需品ですよね。
また、都道府県別に「持ち歩いているかどうか」を集計してみると、かなりの差が。
最もばんそうこうを持ち歩くのは「栃木県」で 65.2%、次いで東京都・岐阜県が同率 2 位で63.3%。逆に、最も持ち歩かない県は「三重県」で 39.3%という結果に。なんと20%以上の差が出たのです。夏はレジャーやお出かけの機会も増え、ばんそうこうの出番が増えてきます。汗やプールや海など水に触れる機会があることを考えると、耐水性のあるばんそうこうを選ぶと良さそうですね。
あなたは何と呼ぶ?地域別にみた「ばんそうこう」の呼び方
ときどきSNSでも話題になる地域ごとの「ばんそうこう」の呼び方。改めて調査すると、地域によって傾向がまったく異なります。その結果がコチラ!
気になるトピックスはコチラ!
・北海道の人、やたら「サビオ」と呼びがち。でも意外と多数派は「ばんそうこう」
・東北+北陸+山梨県の人「カットバン」と呼びがち
・首都圏在住の人「ばんそうこう」派と「バンドエイド派」が半々で拮抗しがち
・富山だけ、「キズバン」と呼ぶ人なぜか多い
・中部・関西の人「バンドエイド」派多数
・中国・四国・九州地方も東北同様「カットバン」派多数
・でも広島だけなぜか「カットバン」派が激減し、「バンドエイド」派が多い
・九州で突然現れる「リバテープ」派界隈。特に熊本はダントツで7割が「リバテープ」派
基本的には、一般的な名称である「ばんそうこう」派と、ジョンソン・エンド・ジョンソンの商品名である「バンドエイド」派の2つに二分。
東北地方や北陸地方、中国地方、四国地方は「カットバン」、関西地方は「バンドエイド」、九州地方は「リバテープ」の呼び方が比較的多くなっています。 特に、北海道では「サビオ」が 35.0%、熊本県は「リバテープ」が 70.0%、富山県は「キズバン」が 50.0%を占めており、一部の県で特出して多い呼び方もありました。
全国的に見ても熊本県に異常に多い「リバテープ」派はそれもそのはず、熊本県には「リバテープ」の名でばんそうこうを発売する「リバテープ製薬」があるからです。各メーカーの創業地などの関係から、その商品が多く流通していたエリアでは、商品名が「ばんそうこう」の代名詞として呼ばれるようになったと言われています。
方言だけでなく、モノの名称や習慣など、同じ日本でも地域性によって意外と違うものが多くて面白いですね!実際、違う出身地の人と話してみると、自分のなかであたりまえと思っていたものと全く違ったということもしばしば。ぜひ、地域による呼び方の違いなど「これってどう呼ぶ?」なんて、話題にしてみてください。(岡美咲)