本日3月9日は、「サン(3)キュー(9)」という語呂合わせにちなんで「感謝の日」とされています。というわけで、日本でもっとも(英語が母国語の方をのぞいて)「サンキュー」を口にしているであろう芸人・パンサーの尾形貴弘さんに、「感謝の日」にまつわる話を聞きに行ったはずが、冒頭から思わぬ展開に・・・・・・。
「見た目だけでもチャラいのをやめようと思って」髪型を変えた尾形さん
Woman Insight編集部(以下、WI) 今日は「感謝の日」ということなんですが、そもそも尾形さんはなぜ「サンキュー!」と言うようになったんですか?
尾形貴弘さん(以下、尾) サンキューって、もともとサッカー用語なんですよ。僕ずっとサッカーをやっていて、いいプレッシャーとか、いいプレイに対して「サンキュー!」って言うんです。それを口癖みたいに言ってたら、なんかギャグみたいになって。それが定着した感じですね。
WI ……ということは、もしかして感謝とは関係ないですか?
尾 そうですね、まあ、感謝の気持ちはそんなに入ってないですね。
WI なんと! では……最近誰かに感謝したことはありますか?
尾 この間彼女がシチューを作ってくれて、そのときにちゃんと「ありがとう」って言いました。ちゃんと感謝を口にするほうだと思いますね。親に「ありがとうとごめんなさいをちゃんと言える人間になりなさい」と言われて育ちましたから。
WI あれ……彼女発言OKなんですね!? でも、そうやってきちんと感謝を口に出してくれるのは、女子的には嬉しいですね。他にも感謝したい相手はいますか?
尾 やっぱり親ですね。「産んでくれてサンキュー」ですよね。最近、誕生日とか母の日・父の日に、お酒送ったり、財布買って送ったりするようになりました。といってもここ2年くらいですけど。まあちょっとは食えるようになったんで、なんかやろうかなと。あんまりそういうことするタイプじゃないので、むちゃくちゃ喜んでましたね。
WI 相方の向井さんや菅さんに対してはいかがですか?
尾 相方には、舞台上で返すというのがいちばんですよね。舞台とかテレビでウケるというのが、あいつらへの一番の感謝になると思いますし。わざわざ言葉にしないでも、「ありがとう」という意味をこめて一生懸命やるだけですね。
WI 逆に、尾形さんが感謝してもらいたい人はいますか?
尾 芸人に限らず、人って少なからず「凹んでる人笑わかしたい」って思ってやってると思うんですよ。だから「元気が出た」とか言われると嬉しいですよね。よく、自殺考えてた人が、「テレビ観ておもろかったからやっぱ死ぬのやめよ」って思ったりするっていうじゃないですか。お笑いは病気にも効くとか。そういうの聞くと、いいことしてるんじゃないかって思いますよね。