今年も大晦日がやってくる!
今年も残すところわずかとなってきましたが、皆さんは大晦日にはいつも何を食べていますか? 日本の大晦日といえばやっぱり「年越しそば」! と言いたいところですが、実際大晦日に「年越しそば」を食べるという風習は、この令和の時代にどれくらい残っているのでしょうか?
ここでは株式会社YAYが全国の20代から60代の男女1023名を対象に実施した「年越しそば」に関する調査をもとに、現代の年越しそば事情を探っていきます。
Q. 年越しそばは毎年食べていますか?
年越しそばを「毎年必ず食べている」(48.8%)、「なるべく毎年食べるようにしている」(25.5%)と、基本的に毎年年越しそばを食べている人が7割以上に上りました。
世代による変化はあるんでしょうか? 右のグラフが、調査結果から20代のものだけを抽出したものです。全体に比べると、「毎年必ず食べている」が減少して、「全く食べない」が増加していますが、「毎年必ず食べている」「なるべく毎年食べるようにしている」を合わせた、基本的に毎年年越しそばを食べている人の割合が7割近くになっており、世代ごとの差はそれほど大きくないことがわかります。「年越しそば」という風習は今も根強いようです。
Q. 年越しそばを食べる時間帯はいつですか?
年越しそばを食べる時間帯を聞いたところ、やはり「夜」と回答した人が多く、60.7%と過半数を占めていました。次に人気だったのは「年越し直前」(26.3%)で、中には「年を越してから」(5.1%)という人もいました。
Q. 年越しそばにこだわりはありますか?
「できれば美味しいそばを食べたいが強いこだわりはない」(42.3%)、「慣習のようなものなので、そこまでこだわりはない」(25.3%)、「全くこだわりはない」(16.9%)と、こだわりのない人がほとんどのようでした。
では、どのような年越しそばを食べているのでしょうか?「年越しそばを食べる時はどのようなそばを食べることが多いですか?」と聞いてみたところ、「自宅で作ったそば」(51.1%)と回答した人が最も多く、次いで「スーパー・コンビニのそば」(16.8%)、「カップそば」(10.4%)などが人気でした。“作る派”が半数以上いる一方で、“買う派”も多いようですね。年越しそばに手軽さを求めている人が増えてきているということなのでしょうか?
Q. 年越しそばについて思うことはありますか?
「年越しそばについて思うところはありますか?」と質問したところ、このような結果となりました。「手軽に食べられるものが良い」(43.1%)が一番人気のようです。それでは、手軽さとおいしさの追求のバランスはどれくらいなのでしょうか。「美味しいそばが食べられる場合、調理にかかる時間はどのくらいまでなら許容範囲ですか?」と聞いてみたところ、「30分以内」が46.2%、「10分以内」が32.9%と高い割合を占めました。調理にかけても良いと思われている時間はかなり短めのようです。「カップそば」や「スーパー・コンビニのそば」など、“買う派”が増加しているのにも納得ですね。
「年越しそば」を美味しく食べよう!
「年越しそば」という風習はまだまだ廃れていないようです。とはいえとにかく忙しい年末年始、年越しそばにあまり手間をかけたくないというのも正直なところ。「こだわり」と「手軽さ」を両立するために、そばをお取り寄せしてみるのもありかもしれません。今年も自分にあったスタイルで年越しそばを食べて、細く長く長寿でいられることを願いましょう!(石川智香子)
情報提供元/株式会社YAY