2022年も残りあとわずか!クリスマス、大晦日と一気に年の瀬を感じる時期になりました。早くも、新年もすぐそこに迫ってきており、「今年もおせち料理や正月の過ごし方どうしようかな」と考え始める頃だと思います。
そこで、保険マンモス株式会社が男女500名に行った「おせち料理と2023年お正月休み野過ごし方」に関するアンケート結果を紹介します。
●おせち料理、「全て手作り」は4%!約6割が「一部手作りで一部購入」
そもそも「おせち」とは、歳神(としがみ)様へのお供えのお下がり=御節供(おせちく)が語源だと言われています。
その豊富なメニューの一つ一つに様々な意味が込められていることは、皆さんよくご存知のはず。
- 黒豆:マメ(健康)に働けますように
- 数の子:子孫が繁栄しますように
- 栗きんとん:金運や勝負運に恵まれますように
と、いうように一年の始まりに家族の幸福を願うという意味でも、おせち料理は欠かせないものになっています。
ぎっしり詰まった重箱が3段〜5段重ねとなると、調理の手間がかかりますが、それなりに工夫しながら迎春の準備を整えているようです。実際に「おせち料理を手作りしますか?購入してますか?」という問いに対して、「全て手作りする」という回答は4%という結果がでました。手作り派の方もいますが、その割合はかなり低くなっています。
また、一番多かったのが「一部手作りで一部購入」の混合派で、全体のおよそ6割。例えば、家族が好きなメニューは大量に手作りし、そうでないものは市販品で済ませるなど、それぞれご家庭に合わせたオリジナルのおせち料理が思い浮かびます。また、「全て購入」と答えた方は37%と、こちらもかなり多い結果になりました。仕事納めや大掃除と年末の忙しさを考えると、年明けはゆっくりしたいという気持ちもあるかもしれません。また、おせちを買うからこそ、普段は食べない・作らない料理が食べれる特別感もありますよね。
●最も多いのは5000円~1万円。「おせち料理」の予算はいくら?
おせち料理を購入する方がこれだけ多いとなると、予算も気になりますよね。皆さん「おせち料理」にどのくらいのお金をかけているのでしょうか?
回答結果で最も多かったのは「5,000円~1万円未満」で、2位が「5,000円未満」でした。ネット通販では1万円~2万円のおせちセットが人気ですが、今回のアンケート結果では「1万円~2万円」は3位、「2万円~3万円」は4位にランクインしています。また、少数派ですがそれ以上の予算をかける方もあり、中には5万円以上の高級おせちを購入する方もいました。
●「おせち料理」287人がスーパーで
では「おせち料理」は、どこで購入しているのでしょうか?回答結果を見ると、一番多かったのが「スーパー」で、全体のおよそ60%を占めています。年末はおせち料理セットの予約販売も受け付けていて、普段の買い物帰りに目にして予約をしているという方も多いのではないでしょうか。スーパーなら手作りおせちの食材だけでなく、パック入りのおせちを必要なものだけ購入できますし、一度に揃えることができちゃいますよね。
また、2位以下は「百貨店」と「インターネット」がそれぞれ17.5%ずつで、「料亭やレストラン」と答えた方は全体の4.8%でした。予算の兼ね合いや年末の買い物ついでに予約できる手軽さなども購入場所の違いに関係しているかもしれませんね。
●1位は「栗きんとん」!好きなおせち料理ランキング
料理1つ1つに意味がこめられ、縁起物である「おせち料理」。そのため、普段の食卓にあがらないメニューが多いですよね。それだけに年に一度のこの機会を、心待ちにしている方も多いのではないでしょうか?
そこで、好きなおせち料理の種類を複数回答で尋ねたところ、第1位は「栗きんとん」、第2位は「黒豆」という結果が出ました。好きな「おせち料理」については、3位「伊達巻」以下の票数から見ても意見が割れ気味なのがわかります。
それにしても、上位3位がどれも甘味の強いメニューばかりなのは印象的ですね。また、伊達巻や煮物など、手作りすると家庭の味が出る料理の人気も、家族や親族と集まって食べるおせち料理ならではですね。
【その他の回答】
- 伊勢海老
- からすみ
- アワビ
- クワイ
- 紅白なます
- たたきごぼう
- 松前漬け
- いくら
- ちょろぎ
- 牛肉のごぼう巻き
- ローストビーフ
- フォアグラ
- ハム
ローストビーフやハムは伝統的なおせち料理にはなかったメニューですが、今となっては全く違和感がないですね。
ちなみに「ちょろぎ」とは、小さな巻貝の形をしたシソ科植物の根塊で、塩漬けして赤く着色したものが黒豆などの彩りに使われます。大量に食べるものではないですが、普段は余りお目にかかれない珍しい食材です。特別感を感じる料理への人気もうかがえます。
●お正月休みはどう過ごす?
次に同じ方々に2023年のお正月休みをどのように過ごす予定なのかを尋ねてみました。
すると何と8割以上の方が、「家でのんびり」と答えています。親戚を訪ねたり、買い物や日帰りのレジャーに出かける方もいらっしゃいますが、旅行を予定している方は少数派でした。年末年始にかけての人混みが心配というのもあると思いますが、年明けだからこそゆっくりしたいと考える人が多いのではないでしょうか。
●今年もあと少し!
今回のアンケート結果では、おせち料理は6割近くの方が手作りと市販品を組み合わせて、それぞれの家庭に合った自由なおせち料理を楽しんでいることが分かりました。
近年では「洋風おせち」や「中華おせち」など、おせち料理の種類もバラエティーに富んでいるので、今までおせち料理に興味がなかった方も、2023年のお正月はご家族でおせち料理を楽しんでみるのもアリです!2023年も皆さんにとって素敵な1年になりますように。(岡美咲)