あなたを導く存在に!“手帳”を200%活用するための心理学テクニック4選

“手帳”を200%活用して毎日が豊かに!

(c)shutterstock.com

私たちに最も身近で、ビジネスやプライベートを管理するものと言えば、やはり“手帳”が挙げられると思います。そんなアイテムを有効に活用できれば、毎日が豊かになること間違いナシ! そこで今回は、「“手帳”を200%活用するための心理学テクニック4選」をご紹介いたします。

■“やるべきこと”と“やりたいこと”を区別する

優先順位をつけることは、一日を豊かに過ごす秘訣とされています。しかし、ついつい陥りやすいのが、その中に「したいこと」と「しなければならないこと」の両方を盛り込んでしまうということ。さまざまなタスクの狭間の中で、日々私たちは生きています。しかし、あまりにタスクが増えすぎると、時としてその二つがごちゃ混ぜになってしまうことも少なくありません。そこで、手帳内で「やるべき」と「やりたい」を明確に分けて記すことで、優先順位はもとより自分の心の声と理性の分別をつけることができるように。

■手帳の活用で“シンクロニシティ”に敏感になる

あなたは「シンクロニシティ」というフレーズを耳にしたことがありますか? これは日々の日常生活の中で起こる、一見関連のないように思える事柄が続けて起こる偶然の一致のこと。中には、様々なチャンスや気づきなどが隠されている場合も。そこに気づくために一番簡単な方法は、実は「手帳をつけること」。毎日手帳をつけていると、自分の中に眠るある種の法則性に気づけるようになります。それは運が上がるタイミングだったり、誰かの助けや素晴らしい出会いの機会だったり。そんなシンクロニシティに敏感になれば、自分の周りにある幸せに気づけるようになるのではないでしょうか。

■最高のフィードバックは手帳活用法にある

たとえばマラソンなどで自分が今、どこを走っているのかが分からないと、不安になってしまいますよね。逆に、残りあと○キロでゴール! とわかれば、モチベーションアップにも繋がり、自分を鼓舞することができるはず。このように、自分が何をしていて、どんな結果に結びつくかを予測できれば、俄然やる気が湧いてくるものです。そのために必要なのは「フィードバック」。これを最も手軽で効果的に行う方法として手帳の活用が挙げられます。朝、一日の流れを知り、書き込んで行動することでその日の終わりに結果をフィードバックさせる。そうすれば、手帳はあなたにとって最高のインストラクターとなるはず。

■成功体験を手帳に記録することで信念をつくる

365日、毎日思い通りに上手くいくことはまず無いでしょうが、逆に毎日不調でとん挫してばかりということもありませんよね。その割合を少しでも上手くいく方へ舵を切ることができれば、それだけで日々が充実したものになるでしょう。そのために大切なこと、それは手帳活用の工夫にあります。成功した出来事を記録としてつけることで、自分の勝ちパターンを分析してみましょう。そうすれば、再現性の高い似たような出来事でも応用できるように。手帳に成功体験を蓄積しておくことで、信念へと昇華させることができるはずです。

おわりに

手帳にもさまざまなタイプのものがあり、実際に手にとって使うタイプのものからアプリなどのデジタルのものまでさまざま。また、構成や目的によって中身も大きく異なっています。そんな数多ある手帳の中で、自分に合う手帳を見つけることができれば、毎日が楽しくなるはず。そのためには、自分自身を知るところから始めてみるといいかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。