成功のために!目標を達成し夢を叶えるための行動心理学

目標を達成し夢を叶えるための行動心理学

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あなたには叶えたい目標や理想がありますか? 夢を現実のものにするには、それ相応の努力が必要になってきます。そんなとき、モチベーションを維持し実現させるためのストラテジーとは、どのようなものなのでしょう。そこで今回は、「目標を達成し夢を叶えるための行動心理学」をご紹介いたします。

■憧れの対象となる存在を見つける

目標や夢を見つけるその前に、まず自分はどうなりたいのかを知る必要があります。そのときに有効な方法が、憧れの理想を見つけるということ。「あんな風になりたい!」と思える対象を見つけることができれば、継続への強いモチベーションになります。それが本当になりたい自分像に合致すれば、とてつもない力を発揮できるのです。身近な人でも有名人でもかまいません。自分の心を魅了する存在を見つけて、自分をそこに近づけていきましょう。

■ヤル気が湧きおこるような目標設定を

人にはそれぞれ欲求があります。お金持ちになりたい、モテたい、自分らしく在りたい…… これらは、次元は異なるものの全て欲求のひとつです。ただ、それ単独では目標達成するうえで、単なる心の燃料に過ぎません。しかし、それを実現化するための目標設定、つまり導火線を引いてあげれば、欲求はモチベーションへと変わります。大切なのはその目標を実現させることではなく、自分をヤル気にさせること。短期的な視点と長期的な視点の両方を組み合わせれば、日々の行動に落とし込むことも容易になると言えます。

■周囲に宣言して退路を断つ

人は弱いもので、当初は燃えるような目標を設定しても、途中でその熱が冷めたり楽な方に流れていくことも少なくありません。自分の心の中に火をくべ続けるのはなかなか難しいもの。そんなとき、周囲の人たちに自分の夢や目標を宣言していたらどうでしょう。適度なプレッシャーと緊張感に晒され、自分の中に力強い強制力となるはずです。これを“宣言効果”と言います。さらに時間的締め切りを設定すればさらに強い負荷をかけることができるでしょう。退路を断つのがモチベーションになる人は、取り入れてみるのもひとつの方法です。

■楽しみながら継続できる習慣にする

どんなに素晴らしい目標を設定しても、それを継続できなければ達成できません。そのためには、“楽しみ”という要素を取り入れることが大切です。ここで言う楽しみとは、気持ちをアゲてメンタルを活性化させるための習慣づくりのことを指します。自分の行動が気持ちのいい滑り出しできるような“儀式”をつくることを意識してみましょう。朝ウォーキングしてデスクワークに取り組む、テンションの上がる曲を聴いてトレーニングするなど、自分なりのルールをつくれば、目標達成への道筋は確固としたものになるはずです。

おわりに

目標達成をする上で最も大切なこと、それは“継続”です。どんなに能力が高くても、時間的余裕があっても、経済的に豊かでも継続の力に勝るものはありません。そのために大切なのが、モチベーションの維持と努力時間の管理。この2点に注力することで、目標達成にグンと近づくことができるはずです。そこで重要になってくるのが“行動心理学”を活用することなのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。