岩手のご当地調味料「酢の素」が話題!全国のおすすめ「ご当地調味料」を聞いてみた!

佐々木朗希選手が「恋しい味」で挙げた調味料が話題沸騰中!あなたの街のご当地調味料は?

千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、球団SNSの質問企画で「関東に来て恋しい味」を聞かれたときに挙げたご当地調味料、地元・岩手の「酢の素」が話題に! 完全試合の達成を受けて、製造元や岩手のアンテナショップには注文が相次いでいるそう。通常は4倍に希釈して使用する「酢の素」ですが、地元では原液のまま醤油の代わりに餃子や刺身をつけるなんて楽しみ方も。

そんな「ご当地調味料」の話題を受けて、地元や他の街のご当地調味料に興味を持ったなんて人も多いのではないでしょうか。

そこで日本トレンドリサーチが全国の男女計1250名を対象に行ったアンケートを元に「全国のおすすめご当地調味料」についてご紹介します♡

あなたの地元の「ご当地調味料」はある?

まず初めに、地元独自の調味料「ご当地調味料」があるか聞いてみたところ、約3割の人が「ある」と認識しているということがわかりました。意外と少ないようにも思われますが、生活に密着していることで地元から出てスーパーで探してみるまで気付かない「隠れご当地調味料」も多そうです。

今回「ある」と回答した方に、具体的な調味料を聞いてみましたので、回答の一部をご紹介します!


北海道

  • ベル ジンギスカンのタレ(50代・女性)
  • 北海道限定めんみ(60代・男性)

ご当地グルメでもあるジンギスカンのタレと、かつお、煮干、昆布、さば、ほたてからとった5種のだしに、しょうゆと本みりんを合わせた様々な料理につかえる北海道限定の「濃縮つゆ」であるめんみが選ばれました!

青森県

  • スタミナ源たれ(40代・女性)

青森県のおすすめご当地調味料は、青森で知らない人はいないというほど有名で野菜炒めとも相性バツグンの焼肉のタレ、スタミナ源たれでした!

秋田県

  • しょっつる(30代・男性)

ハタハタなどの原料魚に塩を加え、樽の中で発酵・熟成させて作る魚醤の一種、しょっつるが選ばれました。原材料であるハタハタを加えた郷土料理しょっつる鍋も有名ですね。

山形県

  • うまいたれ(20代・男性)

本かつおだしをたっぷり使用し、芋煮にも欠かせないしょうゆ風調味料である「うまいたれ」は冷蔵庫に必ずあるというご家庭も多いようです。

千葉県

  • キッコーマン特選丸大豆しょうゆ(30代・男性)
  • ヤマサ醤油(60代・男性)

千葉県からは、千葉にある醤油を中心とした有名醤油メーカーの商品が並びました。

東京都

  • 七味唐辛子(60代・女性)

七色唐辛子や七種唐辛子とも呼ばれ、浅草にある「やげん堀 七味唐辛子本舗」江戸時代に漢方の知識を用いて「七色唐辛子」を考案した七味唐辛子の元祖として知られています。

神奈川県

横浜旨辛オイル(40代・男性)

横浜・関内のレストラン「アクイラ・ウォランス」で生まれ、オリーブオイルににんにくの甘みや香ばしさ、醤油の旨味、唐辛子の辛味、バジルの爽やかさを加えどんな料理にもかけるだけで美味しく味変できる横浜旨辛オイルは、おしゃれな瓶入りなので手土産にもぴったりです。

新潟県

  • かんずり(10代・女性)

唐辛子の発酵食品「かんずり」は冬の鍋料理はもちろん、夏に食べたいスタミナ料理やわさびやからし、柚子胡椒などの辛味調味料の代わりにも◎。旨味成分がたっぷり含まれているので、辛いものが苦手という人も隠し味程度に料理に忍ばせてみるのがオススメです。

石川県

  • いしる(50代・女性)

石川県の奥能登で作らており、主にいわしなどの魚介類を発酵させた魚醤であるいしるは秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油と並ぶ日本三大魚醤のひとつ。魚介の旨味と香りがたっぷり入った「いしる」は作り手によって魚介の配合や味わいが異なるので、ぜひお気に入りの味を探してみてくださいね。

福井県

  • ソースカツ丼用のソース(30代・女性)

ご飯の上にキャベツを敷き、その上にとんかつを載せてウスターソースをかけた福井名物のソースカツ丼。ソースカツ丼用のソースは主に酸味を抑え醤油などをプラスすることによってご飯とも相性が良く作られているようです。

山梨県

  • にんにくトマトラー油(20代・男性)

食欲が刺激されるにんにくの香りにラー油や唐辛子の辛味、トマトの甘さと爽やかさが加わった「にんにくトマトラー油」はごはんやパン、温野菜などに乗せたり、いつもの料理にプラスすることで深みを与えてくれる調味料です。

長野県

  • 八幡屋磯五郎の唐辛子(30代・男性)

江戸時代から続く老舗の七味唐辛子メーカーである八幡屋磯五郎の唐辛子。東京のやげん堀、京都の七味家と共に日本三大七味唐辛子に数えられており、七味唐辛子はもちろん辛さとともに香ばしさも感じる一味唐辛子も人気の商品です。

静岡県

  • 静岡万調(60代・男性)

鶏、豚、牛や野菜を合わせただしをベースに、焦がし醤油とねぎ油、にんにく油で香りをプラスし、いわし、かつお、あごの炙り魚粉を加えた万能中華調味料「静岡万調」は他にはない魚介の肉のWスープが特徴です。

愛知県

  • つけてみそかけてみそ(30代・男性)
  • 八丁味噌(50代・女性)

ご当地味噌である「八丁味噌」や、コクのある赤だしをベースに上品な甘さに仕上げた味噌ダレである「つけてみそかけてみそ」が選ばれました。つけてみそかけてみそはおでん、味噌カツ、みそ田楽などかけるだけで名古屋で親しまれている味噌料理に早代わりする調味料です。

三重県

  • まめやの味噌(60代・女性)
  • ミエマン伝統の味「伊勢のうどんつゆ」(80代・男性)

家庭料理の優しさに、ほっこり癒される農家レストラン「まめや」の味噌と、太くて柔らかい麺を、独特の色の濃いタレで食べる「伊勢うどんのつゆ」が選ばれました。つゆはうまみの強いたまり醤油をベースに、鰹節や煮干し、昆布から抽出した天然だしや本みりんを加えて作られており、疲れた体にしみる芳醇な味わいが魅力です。

京都府

  • 舞妓はんひぃ~ひぃ(30代・女性)
  • ツバメソース(60代・男性)
  • 七味唐辛子(60代・女性)

国産のハバネロ唐辛子に唐辛子をブレンドした旨味のある辛さが特徴の舞妓はんひぃ~ひぃや、日本三大七味唐辛子に数えられる七味家など有名店も多い七味唐辛子の名前が上がりました。東寺近くの小さなメーカーが作っているツバメソースは、野菜の旨味がぎゅっと詰まった旨味たっぷり酸味の利いたソースが長年愛されており、ウスターソースを熟成した時に貯まるタンクの底積み液を使った激辛の「オリソース」にも注目です。

大阪府

  • 旭食品の旭ポンズ(40代・男性)

スダチ、ユコウ、ユズの純天然果汁を主原料にして作られた旭ポンズは、大阪で作られていることはもちろん、ポン酢好きの大阪人にも納得の味わい。かにちりやてっちり、水炊きなど鍋物に欠かせない商品です。

奈良県

  • キトラ醤油(70代・男性)

明日香村で作られ、キトラ古墳の壁画をモチーフにした話題のお醤油。味わいの違う4種類の「キトラ醤油」が販売されているので、食べ比べやセットで手土産にも◎。

和歌山県

  • 湯浅の醤油(70代・男性)

醤油発祥の地の一つとして知られる湯浅町で作られるお醤油。美味しいお醤油はもちろん、歴史ある街並みは観光地としてもオススメです。

岡山県

  • ホルモンうどんのたれ(30代・男性)

B1グランプリ準優勝したプリプリのホルモンと野菜、甘辛いたれが特徴の「津山ホルモンうどん」。ホルモンうどんのタレは自宅で簡単にホルモンうどんが作れるだけでなく、野菜炒めやチャーハンの味付け、焼肉のタレ代わりにもばっちりです。

広島県

  • オタフクソース(40代・男性)
  • レモンをベースにした調味料のレモスコ(50代・男性)

お好み焼きに欠かせない「オタフクソース」や、レモンの果汁と皮、酢、唐辛子、藻塩をブレンドしてすっぱ辛い味わいが後を引く「レモスコ」が選ばれました。話題の「レモスコ」は唐揚げやパスタ餃子、お肉、お魚、サラダなどいろんなメニューにちょい足しを楽しみたい調味料です。

山口県

  • シマヤだしの素(50代・男性)

シマヤのだしの素は、かつお節にこだわった香りきわ立つおいしさ。昭和39年の発売以来親しまれており、懐かしい家庭の味になっているという人も多そうです。

香川県

  • 和三盆(「香川県」50代・男性)

四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種である和三盆は、口溶けの良い細かさやすっきりとした甘さが特徴。和菓子の高級材料として愛されており、近年ではクッキーやパフェなど和テイストの洋菓子にもよく使われています。

福岡県

  • 甘口醤油(男性)
  • しょんしょん(40代・女性)
  • 柚子胡椒(50代・男性)

濃口醤油をベースに甘みをつけた甘口醤油は、九州や北陸で親しまれているお醤油。地域によって甘さが異なるため、自分好みの甘さを探してみるのも楽しい! 「しょんしょん」は、地元福岡を中心に長年愛されている昔ながらの「味もろみ」きゅうりにつけたりごはんや冷奴に乗せたりと使いかたは様々です。また、柚子胡椒も九州でよく使われている調味料のひとつ。ご当地グルメである水炊きやもつ鍋などにも欠かせません♡

長崎県

  • 皿うどんにかける金蝶ソース(40代・男性)
  • あごだし。トビウオから取っただし(30代・女性)

長崎名物と言えば、「皿うどん」の名脇役「金蝶ソース」。スパイスの効いた辛めのソースが、皿うどんのあんに絶妙にマッチします。九州では「飛び魚」のことを「あご」と呼んでおり、その「あご」をつかった風味豊かで甘やかな「あごだし」も人気です。

熊本県

  • 赤酒(50代・男性)

熊本に伝わる伝統の地酒である「赤酒」は、かつては庶民のお酒として親しまれていましたが、現在はみりんや料理酒に代わる調味料として人気を集めています。

大分県

  • カボス胡椒(20代・女性)

大分県特産のかぼすを使い、唐辛子、塩を混ぜて作られる「カボス胡椒」は辛さの中にほんのりかぼすの香りと酸味を感じる調味料。主張しすぎないほどよい味わいは料理の味変やさりげないアクセントにぴったりです。

宮崎県

  • マキシマム(「40代・男性)

宮崎でおなじみのスパイス「マキシマム」は、お肉などにふりかけることで簡単にプロの味になると話題! 食肉とその加工品であるお惣菜を扱っており、お肉を知り尽くした中村食肉が製造しているため、その味わいにも納得です。

鹿児島県

  • かねよのあまくち醤油(20代・女性)
  • 豚味噌(50代・女性)
  • 与論島きび酢(50代・男性)

かねよのお醤油の中でも甘口の刺身醤油には黒糖がふんだんに使われ、コクのある甘みが特徴。鹿児島の郷土料理であり豚肉と味噌を合わせてつくる豚味噌は、ごはんがどんどん進むだけでなくお酒のおつまみとしてもぴったりです。さとうきびを原料に作られた与論島きび酢は、しっかりとした酸味がありながらまろやかさがあるため、調味料としてはもちろんドリンクに混ぜても美味しく飲むことができます。

沖縄県

  • 雪塩、ゴーヤ塩、コーレグース。(30代・女性)

さらさらとしたパウダー状の塩がまるで雪のようにも見える「雪塩」や沖縄の海水塩に沖縄県産ゴーヤをブレンドした「ゴーヤ塩」、泡盛に島とうがらしを漬けた沖縄料理店で必ず見かけると言っても良いピリ辛調味料「コーレグース」が選ばれました。「コーレグース」は沖縄そばなどの麺類のほか、炒め物や焼肉、カレー、サラダなど幅広く使える万能調味料です。

ご当地調味料でいつもの料理を味変してみて!

回答がない県もあったものの、全国に存在しているご当地調味料。名前があがったもの以外にも地元で親しんでいるものや旅先で見つけた推し調味料がある! という人もいらっしゃるのではないでしょうか。ぜひこのアンケート結果を参考に、旅先やアンテナショップなどで気になるご当地調味料探しをしてみてくださいね。

情報提供元/株式会社NEXER日本トレンドリサーチ