あなたの才能を開花させるための心理学TIPS4選

あなたの才能を開花させるための心理学TIPS4選

(c)shutterstock.com

人にはそれぞれ才能があります。でも、そこを活かしているかというと話はまた別。あなたには、まだあなた自身も気づいていない未知なる能力が隠されているのです。そこを発掘できたら、きっと人生は何倍も豊かになるはず。そこで今回は「あなたの才能を開花させるための心理学TIPS4選」をご紹介いたします。

■決断力の早さはレスポンスの速度に比例する

決断力の早さは、そのままその人のフットワークに結びついています。優柔不断になってしまうのは、考える時間があることが原因なのだとか。そこで“時間に制約を設ける”という方法を取り入れてみましょう。ひとつの例として、0.2秒以内にYESというという心理テクニックがあります。これはスポーツやコーチングの世界でよく用いられる手法ですが、考えるという作業をせずにYESという練習をすることで、脳が肯定的な状態のまま自然と身体が動くことになります。あれこれ考えずにYESと言えるようになれば、自ずと決断力が早くなるでしょう。具体的な話はそこから詰めていけば、意外とスムーズにいくことも多いはず。

■グレーゾーンをなくし明確な意思表示を

日本人の特徴に、自分の意見を明確に言わないという点があります。ある意味それは慎み深さともとれますが、傍から見ると優柔不断に見えることも多々あります。そんなときは、自分の意見を白黒ハッキリつけるようにしましょう。コロンビア大学のジェニファー・キャンベル博士の行った実験によると、優柔不断で自分に自信がない人はイエス・ノーどっちつかずの回答を返すという結果が得られました。そのため、質問には普通やまあまあと返答せずに、明確な答えを出すようにしてみましょう。次第に能力のある人になれるはずです。

■悩み事は散歩していると解決する

ミズーリ大学のプルードン博士の実験によると、立ったまま意思決定をさせるのと、座ったまま意思決定をさせるのとでは、前者のほうが決断までに33パーセントも速く決断を行っているということが明らかになったのです。また、南カリフォルニア大学のバーカイン教授も、考え事をする際は座っているよりも立ったほうが5~20%意思決定が速くなるという意見を述べています。もしも悩み事があれば、立って物事を考えてみるのもひとつの手かもしれません。

■大きな声で話すことを意識すれば威厳が身につく

アメリカのデイトン大学で、チャールズ・キンブル博士が行った実験があります。これは声と自信の相関関係を示すもので、自信のない人や優柔不断な人の声の大きさは、自信家で決断力がある人の声の大きさに比べて“3.37デシベル”の差がありました。つまり、人は自分の発言に自信を持っているかどうかで、声量を無意識に調整しているのです。逆に考えると、大きな声で話すようにすることで、決断力も身につくと考えられます。もしも才能を開花させたいなら、意識して大きな声で話してみるといいかもしれません。

おわりに

普段私たちが使っている能力は、脳内で考えるとたった3%なのだとか。つまり、1%を開拓するだけで、才能が1.3倍にもなる計算なのです。「私なんて大したことできないし……」と思い込まずに、自分の新たな一面を発見してあげてください。きっと、他にはないあなただけのオンリーワンな才能が目覚めるはずです。そのためのきっかけとして、日々のアクションの参考にしてみて下さいね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。