アートメイク、経験したことある?
日々、義務的にしなければならないメイク。新しいコスメを試すなど楽しいことももちろんありますが、「眉が上手く描けない…」「アイラインが上手く引けない…」など、メイクに関して悩みがある人は多いはず。そんな悩みを解消するために、半永久的に定着する「アートメイク」を利用したことがある人もいるのではないでしょうか? メディアでも耳にすることがあるこのアートメイクですが、気になっていても不安な部分が多く、なかなか手を出せないという人も少なくないはずです。
そこで今回は、株式会社NEXERが運営するボイスノートが、事前調査で「普段、外出時などにメイクをしている」と回答した会員の男女575人を対象に行ったアンケートを元に「メイクの難しいポイントとアートメイクについて」ご紹介します。さっそく見ていきましょう。
最も難しいのは「眉メイク」
まずはじめに「どこのメイクが最も難しいと感じますか?」と聞いてみました。結果はこちら!
575人中317人(55.1%)と、半数以上の人が「眉メイク」が最も難しいと感じている結果に。続いて「アイメイク」(約28%)、「ベースメイク」(12%)と並んでいます。やはり左右対称が難しい、書くタイプのメイクを苦手とする人が多いようです。
また「眉メイク」が難しいと感じる理由についても聞いたところ、次のような声が寄せられました。
【眉メイクが難しいと感じる理由】
- 自分の眉の位置が分からなくなったり、流行の形にしようと思ってもイマイチな感じになるから。(38歳/女性)
- マスクをしていても目立つが、形が良くないので上手くできない。(74歳/女性)
- アイブローで書き足しすぎたり、変に整えすぎたりすると不自然な仕上がりになってしまう。(42歳/男性)
- ほんの少しの違いで印象が大きく変わってしまうから。(41歳/女性)
- どうしても左右非対称になってしまう。(53歳/男性)
- 上手く眉が描けない。自分にどんな眉の描き方が似合うのかが分からない。(47歳/女性)
- 眉毛の形で顔の印象がずいぶん違いますし、年齢も老けて見えたり若々しく見えたりするので気を遣います。(61歳/女性)
マスクをするようになってからより目立つようになった眉毛。しかし、どうしても左右対称にならなかったり、そもそも自分に合った眉毛の形がよく分からないという人も。
このように、特に眉メイクは顔の印象に大きく関わるため、濃さにも気をつけなければならないなど注意すべきポイントがたくさんあります。失敗したら形が変になってしまうといったリスクもありますよね。
多くの人が眉毛を自分で描くのが最も難しいと思っていることが見えてきました。次は、アートメイクの認知率を見てみましょう。
6割以上が「アートメイク」を知っている
多くの人にとって、眉毛がメイクで1番難しい部分であることが分かりました。そんな自分で形を整えるのが難しい部分を半永久的に定着させることができるのが「アートメイク」。近年テレビや雑誌でもよく見かけますが、ここでは「アートメイク」を知っているかについて聞いてみました。結果はこちら。
575人中374人(65%)の人が「知っている」と回答。メディアやSNSの影響もあるのか、多くの人が「アートメイク」を知っているようです。
では、その中で実際にアートメイクの施術を受けたことがある人はどのくらいいるのでしょうか? ということで、次は、先ほど「アートメイクを知っている」と回答した人に対して「アートメイクの施術を受けたことがありますか? 」と聞いてみました。結果はこちら。
アートメイクを「知っている」と回答した374人中35人(9.4%)が「ある」と回答。約10人に1人です。知っていても実際に施術を受けたことがある人は意外と少ない模様。痛みが心配という人や、1回受けるとなかなか落ちないことを不安に感じている人が多そうですね。
まだ情報が少ないことも関係していそうなので、次は、アートメイクの施術を受けたことが「ある」人に施術を受けて「良かったこと」について聞いてみました。
メリットは「メイクの時短」&「すっぴんでもきちんと感」
アートメイク自体は知っているものの、実際に施術経験がある人はまだ少ないようです。ということで、ここでは、アートメイクをしたことがある人に対して「アートメイクのメリット」を聞いてみました。いくつかご紹介します。
【アートメイクのメリット】
- 温泉旅行へ行った際、お風呂上りに眉無しにならずに写真が撮れたこと。(57歳/女性)
- 眉の下地ができるので、いつも変わらない眉を描けるようになったこと。(41歳/女性)
- 目元が華やかになった。(23歳/女性)
- メイクの時間短縮といつも変わらないメイクができ気分が良かった。(45歳/女性)
- しばらくの間、眉が薄いことで悩まなくてもよくなった。(74歳/女性)
- すっぴんでもすっぴんに見えなく、きちんと感があった。(44歳/女性)
「すっぴんでもある程度顔がはっきりすること」、「メイクの時短」、「いつも同じ形ができ、失敗がなくなった」といった意見が多い印象でした。
眉のアートメイクは、眉毛が薄くなってしまった人が施術を受けるものという印象があるかもしれません。確かに、生えてこなくなった眉毛をカバーするために施術を受ける人も多いと思われます。しかし、すでに生えている毛を生かして行うアートメイクなら、施術箇所から外れた眉毛を整えるだけで、簡単に理想の眉が作れるというメリットがあります。
眉の生え方は人それぞれ異なるため、メイクで理想の眉の形をつくることは大変なこと。眉が薄めの人ならアートメイクですっぴんの状態でも眉をはっきりさせられ、アイラインであれば目元を強調できるので、ノーメイクの状態でも自信を持てるようになるのがメリットと言えそうです。
また、アートメイクは針で色素を皮膚に入れるので、洗顔やクレンジングできれいサッパリ落ちることはありません。メイクのように落ちる心配がいらないので、日中のメイク直しもなくなり、1日を通してメイクにかけていた時間を短縮できることもメリットのひとつです♪
一方、実際にアートメイクの施術を受けたことがある人からデメリットも少なからず出てきました。アートメイクの実態を把握するためにもデメリットについてもいくつかご紹介します。
【アートメイクのデメリット】
- 眉毛の形をすぐに変えられないこと。(65歳/女性)
- 施術中は痛いのを我慢しないといけない。(43歳/女性)
- 悪かったことはないが金額が高い。(62歳/女性)
- 永久的ではない。(68歳/女性)
デメリットとしては「すぐに変更できない」、「施術中の痛み」、「金銭面の負担」などが多く寄せられました。
確かに、消えにくい特徴があるため、1度決めたデザインはなかなか変えられません。流行の眉にした場合、その流行が廃れた場合でも簡単に変えられないのはデメリットとなってしまいます。アートメイクで施すデザインは、ある程度無難なものにする必要がありそうです。
また、針を使うので施術中の多少の痛みは避けられません。多くのクリニックでは麻酔クリームを使うので、過剰な心配がいらないことも多いものですが、痛みに弱い人にとっては痛みを伴うことがアートメイクの大きなデメリットと感じてしまうこともあるようです。
次は、アートメイクの施術部位を見てみましょう。
アートメイク施術部位の人気ランキング、1位はやっぱり「眉」
アートメイクのメリット・デメリットが分かってきたところで、次は、実際にアートメイクの施術を受けた人に「どの部位にアートメイクを施しましたか? 」と聞いてみました。結果はこちら!
8割が「アイブロウ(眉)」と回答し最も多い結果に。続いて、2位「アイライン」、3位「ヘアライン(生え際)」、4位「リップ」「ほくろ」と並んでいます。最初のアンケートで、メイクで最も難しい部分と感じる人が多かった眉のアートメイクが人気のようですね。
最後は、アートメイクの施術を受けたいと思う人がどのくらいいるのか見てみましょう。
約3割が「アートメイクをしてみたい」
デメリットも少なからずあるものの、自分では難しい左右対称のメイクが実現するアートメイク。最後は、アートメイクを知っているが、まだ施術を受けたことがない人に「アートメイクの施術を受けたいと思いますか?」と聞いてみました。結果はこちら!
339人中111人(32.7%)がアートメイクの施術を受けたいと思っているようです。非常に多いとは言い難いものの、アートメイクに興味を持っている人は増えてきているようですね。
ちなみに、アートメイクの施術を受けたいと思っている人たちに、「最もアートメイクの施術を受けたい部位はどこですか? 」と聞いてみると以下のような結果に。
こちらも「アイブロウ(眉)」が約76%で最も多い結果に! どの質問の結果を見ても、アートメイクでは「眉」に注目が集まっていることが分かりますね。
また、眉のアートメイク施術を受けたいと回答した人に、その理由も聞いてみました。いくつかご紹介します。
【眉のアートメイク施術を受けてみたい理由】
- 年を取ると描くのが面倒になるし、眉自体が薄くなるから。(62歳/女性)
- 汗をかいたりしても安心だから。(54歳/女性)
- 眉毛の形が整うだけでメイクしているように見えるため。(39歳/女性)
- 1番難しく、また顔を美しく見せる部分だから。(54歳/女性)
- プロの手で左右対称にしてほしい。(51歳/女性)
- 毎日自分好みに描くには時間がかかるから。子供の登園準備もあってバタバタしていると落ち着いてきれいに描けない。(39歳/女性)
- 元々、眉が足りてない部分が微妙にあるため。(42歳/男性)
- 毎回描き具合が違うので、上手くいかないと外出する気にならないこともある。施すとストレスフリーになるかもと思うから。(64歳/女性)
- 眉が薄くて描かなきゃ駄目だが、難しいし面倒くさいから。(51歳/女性)
「眉メイクをするのが難しいと感じている」や「メイクを時短したい」、「汗などで落ちる心配がない」、「眉毛の薄さに悩んでいる」といった回答が目立ちました。やはり、眉は顔の印象を左右する重要な要素であり、また自分で形を整えるのが難しい箇所であることから、アートメイクで固定したいと思う人が多いようです。
以上「メイクの難しいポイントとアートメイクについて」紹介しました。「眉メイク」を最も難しいと感じている人が多いことが分かりましたね。また、アートメイクは「半永久的に好みのメイクが保てること」や「メイクの時短に繋がること」から、自分で描くという手間がかかる「アイブロウ」「アイライン」に人気が集まっていることも判明。マスク生活が当たり前になった今、眉や目元がより目立つようになりましたよね。アートメイクで左右対称のきれいな形を手に入れることで、快適な日々を過ごすのも良さそうです♪(澤夏花)
情報提供元/株式会社NEXER(ボイスノートマガジン)