ミレニアル世代って?
最近聞くことが多い、「ミレニアル世代」という言葉。この言葉が指す世代のことを知っていますか?ミレニアル世代とは、1980年から1995年の間に生まれた世代のこと。
この世代は、インターネット環境の整備が飛躍的に進んだ時代に育っているため、インターネットでの情報検索やSNSを利用したコミュニケーションを使いこなします。そんな、ITに高い親和性を持った世代です。
そんな「今」の時代の最先端を作り出しているミレニアル世代の女性の価値観とは、どういったものなのでしょうか?
ミレニアル世代の価値観
株式会社エアークローゼットは、コロナ禍の生活における女性の価値観の変化を尊重したいという思いのもと、ミレニアル世代の女性会社員105名を対象に、「価値観の変化」に関する実態調査を実施しました。その結果がこちら。
コロナ禍における生活の変化から、女性の価値観においても変化が起こっていることが分かります。なかでも、自分の心と身体を大切にする「ご自愛」という価値観が見直されつつあることが、アンケート調査から分かりました。
2022年は自分なりのご自愛方法・時間を見つけたいと感じている女性が多く、自分の気分を上げるためにファッションやコスメを楽しむ女性が増加する傾向が見られます。新型コロナウイルス感染症が流行したことで、家にこもり、自分と向き合う時間が増えたためかもしれませんね。
そのため、自分の好きな服や好きなメイクをして、少しでも気分をあげようと今一度自分を研究した人が多かったもよう。
ファッションの面では、在宅勤務も増えているため、顔色を華やかにできるトップスや明るめの色味への需要増が一昨年前から継続しており、こういった需要からも色味やデザインで気分を上げようという傾向が読み取れます。
上記をふまえ、ファッション分野においては、「好き」「似合う」「長く着られる」など流行に左右されない自分軸のファッションや自分の気分が上がるファッションが今後はより大事にされていくかもしれません。
■ミレニアル世代女性の77.2%が、コロナ以前と比べ「自分の価値観や考え方の変化」を実感
「Q1.コロナ禍の生活の変化によって、コロナ前と比べ自分の価値観や考え方が変化したと思いますか」(n=105)と質問したところ、「非常にそう思う」が21.0%、「ややそう思う」が56.2%という回答となりました。
■約5割が「自分をもっと大切にしたいと思うようになった」と回答
Q2.価値観が変化したと思う方に、具体的にどのように変わったのか聞いたところ(n=81)、「自分をもっと大切にしたい/労わりたい/褒めたい/甘やかしたいと思うようになった」が46.9%、「他人に合わせて無理しなくなった」が35.8%という回答となりました。
これは、コロナの影響でずっと家にこもっているため、「自分軸」で思うように行動できるようになったのが、きっかけなのかもしれませんね。
■50%以上の女性が、「ファッションもメイクも自分自身のためにする」と回答
「Q3.あなたは、ファッションやメイクを、誰を最も意識して行っていますか」(n=105)と聞いたところ、「自分自身を意識してファッションを行なっている」が52.4%、「自分自身を意識してメイクを行なっている」が56.2%、という回答となりました。
これは、誰に見せるわけでもないからこそ、自分の好きなメイクやファッションに挑戦することが可能になったようです。以前であれば、パートナーや好きな人にどう思われるか、友達はどう思うのかといった「自分以外」の目線を気にして選ぶ方も多かったかと思いますが、今は何よりも「自分自身」を大切に。人に会う機会が減った分、自分の「好き」を追求するとてもいいきっかけにもなったのではないでしょうか。
■2021年を振り返って「日頃からご自愛できていた」と思う女性は58.1%
「Q4.2021年を振り返って、あなたは、日常的に自分軸で考え行動しましたか」(n=105)と聞いたところ、「ややそう思う」が45.7%、「非常にそう思う」が12.4%という回答となりました。人と対面で会う機会が減り、自分自身で物事を決める機会が増えました。では、具体的にどんなご自愛アクションをしたのでしょうか?それをさらに調査してみるとこんな回答が出てきました。
■2021年にとったご自愛アクション「睡眠・休息」についで、「ケア・労る」「気分を上げる」が上位に
「Q5.2021年、あなたが、自分のためにやっていた具体的な行動はなんですか」(n=61)と聞いたところ、「自分の健康のため、睡眠・休息時間をしっかりとった」が37.7%、「ケア化粧品などの自分自身を労るためのアイテムを買った」「ファッションコスメなどの自分自身の気分を上げるためのアイテムを買った」が32.8%という回答となりました。
疲れきっていた自分を、思いきり甘やかすことができたコロナ禍。家にいる時間が長くなったからこそ、自身の心身を気遣えるようになり、体を休めることを重視した人が多いよう。だからこそ、自身のケアに目が行ったのかもしれません。
また、自分が好きなものにさらに熱中することもできたことによって、ファッションやメイク、自分の推しに費やすことで、自身の気分をさらに高められたようです。
■84.7%の女性が、「2022年はもっと自分なりのご自愛方法・時間を見つけたい」と回答
「Q6.2022年はもっと自分で行動する方法や時間を見つけたいと思いますか」(n=105)と質問したところ、「非常にそう思う」が25.7%、「ややそう思う」が59.0%という回答となりました。
このコロナ禍で、他の人の価値観を気にするのではなく、自身の価値観で行動し、自分を労りたいと思う女性が増えてきたようです。自分以外の評価を気にする人が減ってきていますね。
自分自身と向き合う時間を大切に
人に会う機会が減り、自分自身と向き合う時間が以前よりも多くなったコロナ禍。 この機会に、自分の好きなものや、以前はできなかったような趣味を作るのに絶好のチャンスかも。明るい服や髪色にする機会が増えてきた今、自分磨きに精を出して。