過去の恋人とヨリを戻すうえで覚えておくべき心理観
誰かと付き合うには大変なエネルギーを要します。自分の恋心を実らせるには、さまざまな努力も必要でしょう。でも、それ以上に難しいのは、終わった恋を再び繋ぐこと。これは新しく付き合うよりも、並大抵の難しさではありません。そこで今回は、「恋人とヨリを戻すうえで覚えておくべき心理観」についてご紹介いたします。
■過去の自分から変わり“違う自分”になる決意をする
もしもあなたがどうしても過去の恋人と復縁したいのなら、今の自分は必要が無いから別れを告げられたことを、まず受け入れましょう。このままのあなただと、復縁はまず不可能です。彼の中であなたの何がNGだったのかを、付き合っていた頃を振り返って洗い出してみましょう。そして、それをリストアップして、自分を変えていくのです。もちろん、生産性の高い方向へ変わる努力をするのが必須です。“変わった自分”でないと復縁の道は無いと自覚しましょう。
■元恋人と連絡を取る時の注意点は“追われる側”へシフトすること
もしもあなたが元恋人と連絡を取ったり、会うことができたとしたら、第一段階はOK。ここから第二段階、心理戦です。大切なのは、別れてからの方が“生き生き”していて“楽しそう”という様子を見せること。間違っても、「別れてから毎日つらくて泣いて過ごしている」なんて姿を見せてはいけません。「自分は相手に気持ちはもうない」「友達として仲よく」というアピールを少しずつしていきましょう。そうすることで、プライドがくすぐられて、“逃した魚は大きい”と感じ始めるように。“追う立場”から“追われる立場”へとシフトしていくのです。
■拒絶されたときは“よい思い出”に変わるまで待つ
別れた後に連絡が全く来なかったり、LINEなどSNSをブロックされた場合の復縁は、実際のところ非常に困難です。しかし、可能性はゼロではありません。ただ、焦って今の気持ちを元恋人に伝えるのは絶対にNGです。今まで付き合っていた頃のマイナスなイメージが頭に残っているので、冷却期間を置いて“よい思い出”に変わるのを待ちましょう。どんなに嫌な事でも、時間が経つとよい思い出に変化していくもの。大切なのは、連絡をしないという戦略なのです。ほとぼりが冷めた頃に、違う連絡手段で朗らかにアクセスしてみましょう。
■別れてから3か月間は追わず復縁のリミットは1年以内
大好きな恋人と別れてしまった後は、どうしても未練があって苦しいものですよね。でも、可能性を信じてすぐに動くのはNGです。恋人と別れるには相当のエネルギーが要るもの。相手も相当悩んで結論を出したはずです。別れには必ず原因があります。それが改善されていないのに、すぐにアタックしても逆効果になりかねません。3か月間はそっとしておきましょう。しかし、復縁可能性は1年を過ぎると激減してしまいます。そのため、3か月経過後から、少しずつコンタクトを取っていくといいでしょう。ポイントは“変化”。自分が変わって、当時の自分でないことをアピールすることが肝心です。そうすれば、相手の考え方も次第に変化していくはず。
おわりに
復縁をするうえで大切なことは、自分のマインドをいかに練り上げるかということに尽きます。過去自分が別れに至った理由は、何であったかを必要以上に嘆くことはありません。自分でこうありたいという自分になれるよう、マインドアセットをすることのほうが重要です。人は完全に変わるのに3か月は時間を要するとされています。ただ、そこまでして本当に復縁すべきかを考えてみましょう。出会いはあなた次第で、星の数ほどあるのですから。
(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。