「綯い交ぜ」って読める?聞いたことあるあの言葉です

「綯い交ぜ」って読めますか?


音で聞けば知っている日本語でも、漢字表記になると全く読めなくなってしまうことってけっこうありますよね。たとえば、鳥が大きく上下に翼を動かすことを意味する「羽搏く」や、長風呂してボーっとしてきてしまったときに使う「逆上せる」、お年玉などを入れる小さな紙袋のことを指す「点袋」など。

そんな「知ってるのに意外と読めない」日本語クイズから、本日チャレンジしていただくお題はこちら!

「綯い交ぜ」

送り仮名もヒントになっていますが、「綯」に戸惑う人が多いのでは? 読めそうで読めないこの日本語、まずはヒントを見てみましょう。

 

■ここでヒント!

小学館デジタル大辞泉によると、「綯い交ぜ」の意味は次のとおりです。

  1. 種々の色糸をより合わせて、紐などをなうこと。
  2. いろいろのものをまぜ合わせて一緒にすること。「虚実をーにして語る」
  3. 歌舞伎に用いる鉢巻きのー。丸ぐけの緒を縄のようになったもの。荒事(あらごと)の奮闘の場面などに用いる。
  4.  歌舞伎で、時代や人物などの異なった2つ以上の在来の筋を絡ませて1編の脚本に仕立てること。また、その脚本。

2の意味と例文が身近ではないでしょうか。日常会話ではあまり使わなくても、小説などで出くわしたことはあるはず。また、3や4のように歌舞伎用語としても使われているので、歌舞伎に詳しい人はピンと来ているかもしれません。

そろそろ分かりましたか? では正解を見てみましょう。

 

■正解は、こちら!

「綯い交ぜ」の読み方、正解は「ないまぜ」でした! 聞いたことはあっても漢字になると難しいものですね。ちなみに、「綯い交ぜ」の元々の由来は「色や材質の違う糸を綯って(より合わせて)、1本の糸や紐にすること」だったと言われているようです。この機会にしっかり覚えておきましょう。

CanCam.jpの日本語クイズは毎朝6時に更新中。他の問題にもチャレンジしてみてくださいね♪(澤夏花)

 

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