ぶっちゃけボーナスってどれくらい?使い道2位は「生活費」、1位は…
気になるけれど、なかなか聞けないお金事情。特にボーナスに関して「世間はどのくらいもらっているんだろう?」と疑問をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、女の転職typeが女性519名を対象に行った、「2021年の冬のボーナス」についてのアンケート結果をご紹介します。
冬のボーナス平均は29.4万円!
まず、現在就業中の方を対象に2021年冬のボーナスについて尋ねたところ、「0(なし)」が51.3%と最多となりました。「正社員・契約社員」の人だけで見ても、「0(なし)」は49.3%という結果に。約半数の人がボーナスの支給がなかったことになります。
支給された人の平均金額は、「就業中の人すべて」は29.4万円で、「正社員・契約社員」は30.8万円でした。夏の調査では、「就業中の人すべて」は31.7万円で、「正社員・契約社員」は31.9万円だったため、冬のボーナスの方が平均金額は微減していることがわかります。
★働く女性の約6割がボーナスなし!2021年夏のボーナスの理想と現実が違いすぎた
ボーナスの満足度は、不満足派が66.7%
お次に、ボーナスの満足度について尋ねたところ、「かなり不満足」と回答した方が43.1%と1位でした。「かなり満足」と「やや満足」を合計した不満足派66.7%に対して、「かなり満足」と「やや満足」を選んだ満足派は16.1%という結果になり、約4倍の差があります。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見てみると、満足派17.8%、不満足派58.6%となり、やや満足に感じる人の割合が増える結果となりました。夏の調査と比較しても、「正社員・契約社員」においては、「かなり不満足」を選ぶ人は44.4%から39.7%と微減している傾向が見えました。
2020年冬のボーナスの平均は30.9万円
2020年(昨年)の冬のボーナスについても尋ねたところ、「0(なし)」45.7%が最多で、支給された人の平均金額は30.9万円でした。2021年の「0(なし)」は51.3%だったため、昨年よりも支給されていない人の割合は5.6%増えていることになります。支給された人の平均も30.9万円から29.4万円に微減しています。
一方で「正社員・契約社員」の人だけを見ると、2020年の「0(なし)」は53.0%で、2021年の「0(なし)」は49.3%と、支給されていない人の割合が3.7%減少しています。ただ、支給された人の平均金額は、2020年32.1万円から2021年30.8万円と微減してる傾向が見られました。
2021年冬と2020年冬のボーナスの「金額差」は何が要因?
金額差があった人にその要因を尋ねると、最も多かったのは「会社の業績」(22.0%)でした。2021年夏の調査と同様に、フリーコメントには「新型コロナの影響」と回答する人も見られました。「その他」「わからない」の回答を除くと、2位は「退職」(10.4%)、次いで「自分の評価」(7.9%)という結果でした。
理想の冬のボーナスは?
理想の冬のボーナスについて尋ねると、「50~99万円」が43.3%と最も多い結果となりました。平均金額は53.6万円で、実際に2021年冬に支給された人の平均29.4万円と比較すると約24万円ほどのギャップがありました。
冬ボーナスの使い道、1位は「貯金」
冬のボーナスの使い道について尋ねたところ、1位~3位までは2020年も2021年も変わらず、「貯金」「生活費に充当」「ファッション・美容」の順でした。2020年と比較すると、2021年は「旅行・レジャー」「趣味」などにボーナスを使う予定という人の割合が増えています。2020年12月と比べると、2021年12月は新型コロナウイルスの感染者数は大きく減少していました。そのため「ファッション・美容」「旅行・レジャー」「趣味」などにボーナスを使う人の割合が増えたことが考えられます。
また、2021年夏の調査と同様に「投資」に使う(使った)人の割合も、2020年の2.9%から2021年5.4%と増加していました。引き続きボーナスの使い道は「貯金」がトップの傾向ですが、少しずつ「投資」という選択肢を考える人も増えつつあることがわかります。
コロナの影響によって、ボーナスに影響が出た企業や職種も少なくなさそう。次回の調査では、ボーナスの金額への満足派が増えるといいですね。みなさんは、ボーナスが入ったら何に使いたいですか?
情報提供元/株式会社キャリアデザインセンター