「挿頭丘」って何て読む? 難読駅ランキングTOP10【西日本編】
あなたの住んでいる街に「難読駅」ありますか? 普段何気なく読んでいても、よく漢字を見てみると一般的でない読み方をしていたり、実はずっと読み間違えていたなんてこともありますよね。
そこで株式会社ウェイブダッシュが西日本にある駅の難読駅を、クイズ形式(読めるor読めない)にし、生活ガイド.com会員で回答を募集。読めなかった場合には、その駅に1票が入れられ、読めなかった票が一番多い駅を1位とした「難読駅ランキング」の西日本編をご紹介します!
「難読駅ランキング西日本編」トップ10
第5位:「特牛駅」(山口県 下関市)
5位になったのは山口県下関市の「特牛駅」でした。読み方は「こっとい」で、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅です。地名の「コトイ」が由来とされており、牝牛の意味を示す方言の「コトイ」から取ったという説、日本海に面した小さな入り江を示す「琴江」から取ったという説、「重荷を負う強健な牛」の意から来た説と諸説あります。
第4位:「学文路駅」(和歌山県 橋本市)
4位は、和歌山県橋本市にある「学文路駅」です。南海電気鉄道高野線の駅で、読み方は「かむろ」です。かつては梅の木がたくさん植えられており、春になると梅花の香りが満ちていたことから「香室(火室)」と呼ばれ、それが転じて「学文路」となった説があるそうです。学問の神様である菅原道真公を祀った「学文路天満宮」の最寄り駅で、駅舎の一角には合格祈願の御札が納められた御社を祀っており、受験生に人気のある駅です。入学試験シーズンには特別な入場券も販売しています。
第3位:「永犬丸駅」(福岡県 北九州市)
3位は、福岡県北九州市にある筑豊電気鉄道筑豊電気鉄道線の駅「永犬丸駅」です。読み方は「えいのまる」です。現在は住宅街や公園がある「永犬丸」の地ですが、かつては入り江だったそうです。その入り江に「永犬丸」という船が来ていたことが「永犬丸」の地名の由来とされています。
第2位:「遥堪駅」(島根県 出雲市)
2位は島根県出雲市にある一畑電車大社線の「遥堪駅」でした。読み方は、つい食べ物の方を連想してしまいそうになる「ようかん」です。
古くは遥堪峠を越える「鰐淵寺(がくえんじ)」への巡礼の道の入り口でした。「遥堪駅」の名前の由来は様々ありますが、斐伊川が注ぐ菱根池という大池があり、「遥かに水を湛える」という意味の「遥湛」が変化して「遙堪」になったと言う説が代表的です。
1位:「挿頭丘駅」(香川県綾川町)
挿頭丘駅は高松琴平電気鉄道株式会社の琴平線の駅で、「かざしがおか」と読みます。単式ホームで、線路は切り通しになっており、ホームの対面の傾斜面にはシーズンになるとたくさんの水仙が咲き誇ります。
前身の琴平電鉄が大都市の電鉄会社に倣い、沿線の宅地開発に着手したのが大正15年。折しも栗林公園駅~滝宮駅間が開通間もない頃のことです。丘を切り通して掘割りの駅を造り、周辺を住宅用地として整備し、「挿頭丘田園都市」と命名したそうです。では何故、「挿頭丘」と命名した理由については記述がなく詳細不明ですが、「挿頭す」という言葉には「花を髪に挿す」という意味があることからロマンチックな響きや優雅な品格を名称に込めたものであったのかと想像します。また、同地に桜並木があることも無関係ではないのかもしれません。
駅周辺の観光スポット
- 金刀比羅宮:こんぴらさんとして親しまれ、厚い信仰を集める神社。長い石段が有名。
- 仏生山温泉:風情溢れる、モダンな雰囲気の温泉。
- 滝宮天満宮:菅原道真公が赴任していた際の官舎跡に建てられた由緒ある神社。
- 栗林公園:四季を楽しめる美しい日本庭園。ミシュラングリーンガイドにて3つ星評価を獲得。
おすすめグルメ・スイーツ
- 讃岐うどん:ぜひ本場の讃岐うどんのコシを味わってみてください。
- おいりソフト:香川の伝統菓子、おいりが乗った可愛いソフトクリーム。
- こんぴらプリン:こんぴらにある手作りプリン専門店が作る幸せの黄色いプリン。
西日本の難読駅、いくつ読めましたか?
西日本の難読駅TOP10、読めた駅はいくつありましたか? 駅名の由来も知ってみると面白いですね。どこかにおでかけしたいけれど行き先が思いつかない…とお悩みの人は、気になる駅名から行き先を検討してみても良いかもしれませんね!
情報提供元/株式会社ウェイブダッシュ