今年こそは…!お金を貯めるために避けるべき消費者心理4つ

お金を貯めるうえで避けたい消費者心理4選

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年末年始はどうしても出費が多くなるシーズン。思わぬ支出で家計が火の車にならぬよう、どこかでお金の流れをせき止めておきたいもの。この年の瀬にムダな買い物をしないようにするには、どういう心がまえをしておけばいいのでしょう。そこで今回は、「お金を貯めるうえで避けたい消費者心理4選」をご紹介いたします。

■レアなものに対する衝動をコントロールできない

お金を貯められない人の特徴としては、衝動買いが多いことが挙げられます。買う気はなかったのに、お店に入るとつい欲しいものができてしまい、そのまま即購入してしまうのです。これは今買っておかないと損をするかもしれない、手に入らなくなるのではないかといった希少性に価値を感じる心理によるもの。明日は売り切れているかもしれないと思うと、今すぐにでも買ってしまいたくなるのです。しかしこのように計画性のない買い物をすることで、支出が大きくなり貯蓄できなくなってしまうのです。

■お金を使うことに後ろめたさがない

お金を貯められない人の性格として、お金を使うことに罪悪感を持っていない点が挙げられます。その最たる例が、クレジットカードを安易に使ってしまうところでしょう。カードの残高や上限額を把握せずに、便利さに依存してしまう傾向があるのです。そのため、金銭感覚を失ってしまい、いつでも好きなものを好きな時に買ってしまうという流れに入り込んでしまいがち。キャッシング枠が付いているクレジットカードなら、さらに危険です。お金が無くなっても、借りて来月返せばいいと気軽に借りてしまい、貯蓄どころか借金が増えてしまう結果になってしまいます。

■“ストレス解消=支出”という思考回路がある

お金を貯められない人の心理として挙げられるのは、承認欲求の強さだと言えます。特にブランド物を好んでよく買うという人に見られる傾向ですが、高級品を身に付けることによって自分が価値ある存在だと認めてもらいたいという考えから買い物をしてしまうのです。また、ストレス発散するためにお金を使うという傾向もあります。社会生活の中で溜まったストレスを、買い物をすることで解消してしまうのです。そうなるともはや、お金を使うことが目的になってしまいお金が貯まらなくなってしまう結果に。

■支出への言い訳のクセがある

お金を貯められない人の心理傾向として挙げられるのは、自分に対するご褒美が多いところです。確かに、頑張ったときには自分にご褒美をあげたいですよね。その頻度がまれに奮発するくらいなら問題ないのですが、頑張っている自分へのご褒美! と欲しいものを買う言い訳にしてしまい、毎日のように散財するとなればお金は貯まりませんよね。自分に対する言い訳の心理のクセがつくと、頑張らなくてもどうせ好きなものを買う習慣がついてしまいます。自己への報酬を言い訳にしていると貯蓄はできません。

おわりに

もしもあなたが、お金を貯めたいなら絶対に覚えていて欲しい心がまえがあります。それは「今買わず後で買う」という発想。欲しいモノに出会うと、人は「今すぐ買った方がいい」という心理が働いてしまいます。そのため、買わないという選択はなかなか難しいことです。でも、対策として、一度“見送る”という習慣を身につけておけば、出費がグッと抑えられるように。今買う必要がないものを購入しないことで、貯蓄はどんどん増えていくはずです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。