乾燥にマスク肌荒れ…。漢方の生活習慣で直す、お肌トラブル
気温が一気に下がり、季節の急激な変化を感じる今日この頃。お肌の乾燥を感じたり、マスクが当たるところにニキビができてしまった…! なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クラシエ薬品が女性199名に行った「乾燥・マスク肌荒れの実態調査」の結果と、乾燥・肌荒れにおすすめの食材や生活習慣をあわせてご紹介します♪
過半数の女性が、乾燥・マスク肌荒れを経験!
20代~70代の女性199名に「乾燥や、マスクによる肌荒れを経験したことはありますか?」と尋ねたところ、「ある」と回答した方が19.1%、「少しある」と回答した方が33.2%で、合わせて52%の方が乾燥やマスク肌荒れの経験者であることがわかりました。
クラシエ製薬によると、「秋冬シーズンの肌へのダメージはマスク肌荒れ・乾燥によるダブルパンチとなってしまうため、特に注意が必要」だそう。これまで行っていたスキンケアだけでなく、+αのものを取り入れたり、普段の生活習慣から改善することが重要になりそうです。
そもそも、肌荒れになりやすい体質って?
かく言う筆者も、中学生の頃から現在進行形で肌荒れに悩まされているクチ。そもそも、「肌荒れになりやすい体質」とはどんなものなのしょうか?
漢方では、人の体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられており、この3つのバランスが崩れると、身体にさまざまなトラブルが出やすくなると考えられているそう。また、「肌は内臓の鏡」ともいわれ、肌も心身も丸ごと一つと見るため、肌が荒れてしまうのは身体の内側からのサインとされています。
肌トラブルを治すには、まず自分の体質を知ることが大切。漢方では体質を6つに分けており、なかでも血の不足で起こる「血虚(けっきょ)」や血の滞りによる「瘀血(おけつ)」、水の不足による「陰虚(いんきょ)」の症状が当てはまる方は、肌荒れを起こしやすいんです。
元気な身体・肌をめざすには、体質の改善が一番の対処法。自分はどの体質に当てはまるのか、リストでチェックしてみましょう♪
<血の不足:「血虚」症状チェックリスト>
□皮膚につやがない
□眠れない
□貧血
□目がかすむ
□やせぎみ
<血の滞り:「瘀血」症状チェックリスト>
□あざができやすい
□シミやクマ、そばかすが気になる
□肩こりが悩み
□ニキビができやすい
□頭痛が起こりやすい
<水の不足:「陰虚」症状チェックリスト>
□のぼせ、ほてりがある
□便秘・尿が少ない
□からぜきが出る
□口や鼻の粘膜が乾燥する
□乾燥肌
□やせぎみ
クラシエの体質診断コンテンツ「からだかがみ」では、自分の体質をもっと詳しくチェックすることが可能。具体的な自覚症状がある方は、当てはまる症状を選ぶことでピッタリの漢方薬を見つけることもできます。体質は60秒でわかるので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね♡
タイプ別・おすすめ食材はコレ!
特に大気の乾燥が起こる秋は、呼吸器の「肺」も影響を受けやすく、咳や鼻炎などの症状を引き起こします。肌トラブルも、実は根本として肺が影響を受けているのが原因のため、秋は肺を潤し乾燥を防ぐ食材を積極的にとり、本格的に冷え込む冬になる前に、肺を守って免疫力を高めておくのがポイント。また、身体が冷えやすいものをなるべく避け、血の巡りをよくする食べ物をとるように心がけるのもおすすめです。
ここでは、タイプ別のおすすめ食材をご紹介。日頃の食事に取り入れて、体の内側から体質を改善していきましょう!
<「血虚」タイプにおすすめ>
プルーン、ニンジン、鮭
漢方では、血液の色に似た“赤黒い色”をした食材は、「血」を補う作用を助ける働きがあると考えられています。プルーンなどの黒色食材、ニンジンなどビタミン類の多い赤色食材を積極的にとると◎。
<「瘀血」タイプにおすすめ>
うなぎ、羊肉、玉ねぎ、サバ
「血」の流れを促し、新陳代謝を良くする食材がポイント。体を温めるウナギ、羊肉などの食材のほか、タマネギなど香りのある野菜などは、停滞している「血」を動かすとされています。香辛料を加えるのもおすすめ。
<「陰虚」タイプにおすすめ>
オクラ、蓮根、ナッツ類、鶏肉
オクラなどのネバネバ食材や、蓮根などの白色の食材は「水」を補う効果があり、ナッツ類は特に腸の乾燥による便秘におすすめの食材です。体が冷えやすい食材は、煮る・焼くなどして体を温める工夫をしましょう。
内側から綺麗になる♡ 漢方式・生活習慣4ヵ条
食べ物だけでなく、毎日の習慣から変えてみるのもおすすめ。無理をしすぎず、リフレッシュを忘れない生活を心がけるのがポイントです。
①汗のかきすぎに注意し、こまめな水分補給を
こまめに水分を補給して、身体に潤いをプラスしましょう。汗をかき過ぎると身体の水分が少なくなるので、運動の際は特にこまめな水分補給を忘れず、身体の乾燥に注意しましょう。
②カラダの乾燥を助長する食材はNG
漢方では辛い食べ物は発汗を促し、身体を乾燥させやすくすると考えられています。生姜、胡椒、山椒、唐辛子などの香辛料の摂りすぎには注意しましょう。
③酸味×甘味でカラダの潤いをサポート
漢方では“酸味”と“甘味”の組み合わせは身体の潤いを補うと言われています。酢の物や甘酢あんのように、日々の食事で酸味×甘味の組み合わせを意識してみましょう。
④適度な運動やストレッチを
激しい運動ではなく、ゆったりとしたウォーキングやストレッチなど、リラックスできる軽い運動をはじめてみるのが◎。特にデスクワークの人は、同じ姿勢を長時間続けないよう、適度に休憩を入れて軽く体操&目を休めましょう。
化粧のりが良いと、ポジティブな気持ちで一日のスタートが切れる、という方は少なくないはず。お肌が揺らぎがちな今の時期だからこそ、体の内面から整えて美肌を目指しましょう♡(平田真碧)
情報提供元/クラシエ薬品株式会社