デリケートゾーン、8割が「何もしてない」。人に聞けないお悩みに答えます!

なかなか人には聞きにくいデリケートゾーンのお悩み。病院へ行くほどではないけど、悩みがある方、または、お悩みが解消されたかと思うと繰り返してしまう…そんな方はいませんか?

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デリケートゾーンケアブランド「I’m La Floria(アイム ラフロリア)」を運営するMellia株式会社が、「デリケートゾーンケア」に関するインターネット調査および独自調査を実施した結果を見てみると、なんと8割の女性がデリケートゾーンのケアを何もしていないという事実が判明!

調査結果と共に、Mellia株式会社CEOで、ホルモンバランスプランナーでもある原由記さんに、正しいデリケートゾーンのケア方法を教えていただきました。詳しくご紹介したいと思います。

■調査概要
調査概要:「デリケートゾーンケア」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年6月14日 〜同年6月21日
有効回答:日本在住の20代〜50代の女性 1036名

デリケートゾーンのお悩み1位は「ニオイ」

20代〜50代の女性1036名を対象に、「デリケートゾーンケア」に関する調査を実施してみると、約7割が悩みを抱えていることがわかりました。

また、約8割の方が、デリケートゾーンは専用のケアをしていないことが判明しました!

悩みはあるけど、正しいケア方法を知らないという方も多いようです。

Q:なぜ、デリケートゾーンの専用ウォッシュが必要なのですか?お湯で流すだけではダメですか?普通の石鹸やボディソープがダメな理由を教えてください。

デリケートゾーンは、皮膚が薄く繊細で、乾燥や摩擦、刺激に弱い部位です。
また、膣付近は、膣内を守る乳酸菌の一種によって弱酸性の環境が保たれています。この弱酸性の環境が、膣の自浄作用が働く上でも大切です。そのため、弱酸性のデリケートゾーンケア用のアイテムで、優しくケアすることが必要です。

ph値の高い中性やアルカリ性のボディソープで洗うと膣(粘膜)付近で刺激を感じる原因になります。また、からだと同じ洗浄力の強いボディソープで洗うと、正常な菌バランスが崩れて、必要なバリア機能まで洗い流してしまい、炎症やかゆみを引き起こす原因になってしまうため、専用のものでケアすることがおすすめです。

デリケートゾーンの汚れに小陰唇と大陰唇の間の部分にたまる「恥垢(ちこう)」という、分泌物の垢があります。見た目は白いカスのような、この「恥垢」は、脂性なので、普段の入浴やお湯だけでは、なかなか落ちにくいので、弱酸性の優しいデリケートゾーン用ボディソープを使って指の腹で優しく洗浄すると良いです。

なるほど、デリケートゾーンの皮膚は、刺激や摩擦、乾燥に弱い上、ボディソープや石鹸では菌バランスが崩れてしまうからなんですね。でも、恥垢(ちこう)は脂性で落ちにくいため、専用のケア用品が必要というわけ。

専用アイテムを使っていない人は約7割!

続いて、デリケートゾーン専用のケアアイテムを持っていますか?と言うアンケート結果は、7割を超える人が使っていないと答えました。

さらに、専用のアイテムを使わない理由を聞いてみると、45.7%の方が、使い分けるのが面倒と回答。続いて多かったのが、どれを選べばいいのかわからないという理由でした。

Q:デリケートゾーンも乾燥するの?潤いを保たなければいけない理由ってなんですか?

デリケートゾーンも他の部位のお肌と同じように、乾燥します。
大きな原因は、女性ホルモンの減少(エストロゲン)によるお肌の乾燥、ハリの低下。これは、顔や髪も同じで早めに保湿などのエイジングケアを行い、事前に予防をする必要があります。
保湿ケアを怠ると、乾燥によるかゆみやショーツが皮膚にあたった際に感じる痛みなど日々の暮らしでのストレスになるようなトラブルの原因にもなりかねないので、早めから保湿ケアで予防をすることも大切です。

確かに、デリケートゾーンも皮膚であることには間違いないですよね!スキンケアをするように、デリケートゾーンも保湿ケアが必要なんですね。

また、ホルモンバランスとデリケートゾーンの健康状態は密接に関わっていると言われています。悩みが多い方や、悩みを繰り返していると言う方は、簡単にできるホルモンバランスチェックもやってみて!

ホルモンバランスは大丈夫?簡単にできるセルフチェック

◽️疲れやすい
◽️不安が高まる
◽️イライラする
◽️やたらと眠くなる
◽️気持ちを制御できない
◽️むくみがある
◽️下腹部が張る
◽️肌荒れしやすい

チェック数が0個…女性ホルモンバランスは整っています。引き続き、規則正しい生活を継続しましょう。
チェック数が1〜4個…ホルモンバランスがやや乱れています。
チェック数が5〜8個…ホルモンバランスが乱れているかもしれません。生活習慣を振り返り、できるところから改善していきましょう。

※代表的な症状をピックアップしたセルフチェック。個人差もあるため、ここで紹介した項目以外にもさまざまな症状が考えられます。

いかがでしたか?ホルモンバランスが乱れているかも…という結果が出てしまった方は、生活リズムを整えて、ホルモンバランスがくずれにくくなるよう意識していきましょう。

ホルモンバランスを整える!生活リズム7つ

生活リズムを意識することでホルモンバランスを整えることができます。下記の7つを意識してみましょう。

①睡眠は7−8時間

②朝起きたら日光に当たる

③バランスの良い食事

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④ストレッチで股関節をやわらかく

⑤ストレスフリーの環境を自身で作る

⑥20分以上の半身浴で身体を温める

⑦血行を促進させるようなマッサージ

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デリケートゾーンのケア方法や専用のアイテムは、日本ではまだまだ認知度が低く、購入できる場所も限られています。悩みがある方や、トラブルを繰り返してしまうという方は、ぜひ専用アイテムを取り入れて、正しいケア方法を実践してみてはいかがでしょうか。

教えてくれたのは…Mellia株式会社CEO/ホルモンバランスプランナー 原由記さん
2017年にMellia株式会社を創業し、女性一人一人に寄り添うデリケートゾーンケアブランド「I’m La Floria」の商品開発・コンセプターを務める。化粧品メーカーで商品企画兼広告プロモーション部を統括し執行役員としてヘアケア業界NO1ブランドを生み出す。会社員時代に感じた女性特有の悩みや、ホルモンバランスから起こりうるトラブルに着目し、女性の健康と美に関心を持つ。セラピストと女性ホルモンバランスプランナーの資格を所有し、女性の身体に関する正しい知識を取得したうえで、商品開発にも活かしている。

構成・文/鬼石有紀