恋人やパートナーを「相方」って呼ぶのはアリ?それともナシ?相方と呼びたくなる心情も

「相方」と聞くと、多くの人は芸人さんを思い浮かべると思いますが、最近は恋人の呼び方としても使われています。しかし世の中には、相方と呼び合うことに賛成派もいれば、否定的な意見を持つ人も……。どうしてカップルたちは、パートナーのことを相方と呼ぶのでしょうか。

恋人を相方と呼ぶことへの世間の意見や、相方と呼びたくなってしまう心理について調査してみました。

恋人・パートナーのことを相方と呼ぶのはあり?なし?

最近では若い世代を中心に、恋人やパートナーのことを「相方」と呼ぶカップルが増えているようです。相方は英語で「partner」というため間違いではありませんが、どうしても芸人や漫才師の印象が強い呼び方に、違和感を覚える人も。

そこで今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「恋人やパートナーを“相方”と呼ぶことについてどう思いますか?」という質問をしてみました。 結果は以下のとおりです。 あり・・・237人(47%)

なし・・・263人(53%)

なしだと思う人の割合が若干多いものの、ほぼ半々という結果に。相方と表現することで、魅力的なカップル像を引き立てることもあれば、捉え方次第で「恋人に使う言葉としてふさわしくない」と思う人もいるようです。

 


相方はアリ派の意見3つ

恋人やパートナーのことを相方と呼ぶことに賛成派の人の意見から、相方呼びの魅力をリサーチしてみましょう。

【1】親しみが出るから

「距離が近い感じがするし、相手と対等であるイメージがあります」(36歳女性/営業)
「ポップな感じで、親しみを込めた表現だなと思います。あと、彼氏として紹介するのが照れ臭いときにも使えそうです」(20歳女性/学生)
 
他にも「仲がよさそうなイメージがありますね。芸人さんのように息が合ったふたり……ということだろうなと勝手に思っています」などの声も。ただ恋人やパートナーと表現するよりも、「相方」と呼ぶ方が仲睦まじい雰囲気が出るという意見です。
 
たしかに相方と言い換えるだけで、ふたりが恋愛関係としてだけでなく、より深い結びつきを持っているようなイメージは抱きやすいです。 「相方」と呼び合うことで、ふたりの関係に対等性が生まれやすくなるという見方もあります。

【2】しっくりくる呼び方だから

「SNSでもよく見かける表現ですし、今ではおなじみの言葉になってきていると思います」(26歳女性/総務)
「彼とは親友としても仕事仲間としてもいい関係を築いているから、“相方”という表現がしっくりきます」(25歳女性/アパレル販売員)

SNSなどで「相方と〇〇に行ってきた」「相方に〇〇をもらった」と恋人とできごとを投稿するカップルも多く、若い世代の人たちにとってはよく見かける表現とのこと。

また、仕事仲間としてや、子どもも含め「家族」として関係を築いている人たちもいるはず。その場合は、恋愛感情だけで一緒にいるわけではないため、相方と表現しても何ら違和感はないようです。

【3】呼び方は人それぞれ

「自分のパートナーだから、どう呼んでもいいと思う」(22歳女性/主婦)
「自分は言わないけれど、呼び方は個人の自由だから、好きに呼んでいいのでは?」(34歳男性/販売職)
「公的な場できちんとした呼び方をしていれば、普段の呼び方くらい好きにしていいと思います」(39歳女性/事務)

賛成派の中でも意外と多かったのが、「呼び方は個人の自由だから好きにしたらいい」という意見。名前であろうが相方呼びであろうが、愛情を持って呼んでくれるのであれば、呼び方にこだわる必要はないのかも。

これみよがしなラブラブ感が出ないというのも、相方呼びならではのメリットといえそうです。

 


相方はナシ派の意見3つ

続いては、恋人やパートナーを相方と呼ぶことへの否定的な意見をチェックしてみましょう。

【1】お笑いのイメージが強い

「芸人さんとかが使うイメージのある言葉なので、一般人が使うこと自体、若干違和感を覚えます」(32歳女性/主婦)
「僕たちは漫才師じゃないし、恋人のことは相方とは思えない」(30歳男性/デザイナー)
 

相方と聞くと、やはり芸人さんや漫才師さんが使う言葉という印象が強く、「芸人じゃないのにどうして相方と呼ぶの?」と単純に疑問を持ってしまうという意見が多く見受けられました。

【2】見下されている気分になる

「友達に言うならいいですが、恋人に言うのは格好よくないし、失礼なように思えます」(25歳男性/公務員)
「所有物みたいでイヤです。気持ち悪い表現だなと思います」(37歳女性/総務)
 

「見下されている気がする」「バカにされている」といった印象を受ける人も一定数いるようです。 言葉の表現に優劣の差を感じるか感じないかは人それぞれ。プライドが高い人など、相手との関係性を気にする人の場合は、相方と呼ばれることで自分のランクが下がったように感じる人もいるのでしょう。

【3】恋人感が薄い

「相方ではなくパートナーとして一緒にいたいので、相方呼びはイヤです」(38歳男性/マーケティング)

「全然ロマンチックじゃない。堅苦しい感じがするし、愛が感じられません」(32歳女性/プログラマー)

 
他には「相方というと、仕事相手のように感じて、恋人同士なのかな?と疑問に感じてしまう」という声も。恋人やパートナーという特別な関係にあるからこそ、「相方」という言葉で隠さず、きちんと関係性を周りにも伝えてほしいという意見。
 
相方という表現は親しい友達にも使えるため、少し特別感に欠ける部分があるのかもしれません。 特別な思いを込めて「相方」と呼ぶ人ももちろんいると思いますが、受け手によって特別感を得られるかどうかはまた別問題。いずれにせよ、相手を特別に思う気持ちがきちんと伝わる方法を選び取っていきたいものです。

恋人を相方と呼ぶ人の気持ち

誰しも恋人を相方と呼び始めるきっかけがあるはず。ただ呼び方を変えただけでなく、そこには意外にも深い理由が隠されていることも……。恋人を相方と呼ぶ人の心をのぞいてみましょう。

【1】相手を自分の片割れのような存在と思っている

相方がいなければコンビやトリオというものは成立しません。どの芸人さんも漫才師さんも、相方をまるで自分の片割れのような存在だと思い、活動しているはずです。

恋人を相方と例えるということは、それだけ相手のことをかけがえのない存在だと思っているという証拠。自分の片割れだと思えるくらい、相手のことを深く愛しているという暗示なのかも?

【2】終わらない関係を望んでいる

相方とは、常に苦楽をともにし、一緒に夢をかなえていく存在です。そのため、「何があってもずっと一緒にいたい」という思いを込めて、恋人から相方へと呼び方を変える場合があります。 恋人というと、「恋が終われば関係が終わってしまう」といった儚いイメージもあります。

恋人を相方と呼ぶことで、恋人という言葉に潜む不安定さを取り除き、終わらない関係への安心感を抱きたいと思っていることもありそう……。

【3】本命とそれ以外を区別するため

これまでピュアな恋心に基づく気持ちをご紹介してきましたが、ときには不純な目的で相方という表現が使われることもあります。

たとえば、同時に複数の人と付き合っている男性が、本命の女性のみ「相方」と呼んで、付き合う女性をジャンル分けしているケース。友人から女性関係について尋ねられたときも、相方というワードを使えば、一発で特定の人の話であると周りも理解できます。

とはいえ、そもそも友人を混乱させるような恋愛関係は持っていることが問題。不純な目的で相方と呼ばなくて良い交友関係を築くのが一番です。

【4】恋人呼びに恥ずかしさがある

共通の知人や身内に自分の恋愛話をするときは、こそばゆい気持ちになったり、気恥ずかしさを感じることもありますよね。しかし、恋人を相方と呼ぶようにするだけで、客観的に恋愛話をすることができ、恥ずかしい気持ちも少し和らぐようになります。

シャイな人の場合は、恋人呼びへの恥ずかしさを和らげるべく、相方と呼び方を変えている可能性が! また、会話の流れで恋人の話を持ち出すときも、ノロケとして伝わりにくい面もあるので、周りにイチャイチャ感を出したくないという気持ちも隠されているかも?


まとめ

「相方」という言葉へのイメージはそれぞれ違いますが、相方呼びする側は、「この人と末永く一緒にいたい」と思って使っているケースがほとんど。バカにしているどころか、むしろ相手のことが好きすぎて仕方ないのかも。とはいえ呼び方に囚われずに、お互いにとっていい関係を築くことこそが本質と言えそうですね。