「ぼる塾」酒寄さんが感動した“唇が喜ぶ”リップバーム【思い、思われ、食べ、ぼる塾。vol.2】

人気芸人「ぼる塾」のメンバー4人による新連載。
あんりさんに続く第2回目の担当は、現在育休中のため、テレビやライブ劇場などのお仕事はお休みしている酒寄さん！

「化粧っ気なんて、まったくなかった」という酒寄さんをときめかせたコスメについて、ほっこりエピソードとともに綴ります♡

「ぼる塾」あんりが語る、はるちゃんとの出会い【思い、思われ、食べ、ぼる塾。vol.1】

CanCam.jp（キャンキャン）

「私と魔法のリップバーム」

初めましてこんにちは。ぼる塾の酒寄です。前回のあんりちゃんからバトンをもらい、この連載の二番手を務めさせていただきます。

「ぼる塾に酒寄なんてメンバーいた？」

そう思った方も多いと思います。あまり知られていませんが、実は、ぼる塾は4人組なんです。

ご挨拶を兼ねて、まず少し自己紹介をさせていただきます。私は酒寄希望（さかよりのぞみ）と申します。
2歳の息子がひとりいて、現在私は育休中です。ですが、ぼる塾のリーダーでもあります。休んでいたら勝手に他の3人にリーダーにされていました（しかも、ぼる塾3人が出演しているテレビを観ていたら、あんりちゃんが「リーダーは、今休んでいる酒寄さんです」と言っていたので、そこで初めて自分がリーダーであることを知りました）。ぼる塾は、その日休んでいる人を体育祭実行委員にするクラスメイトみたいなメンバーで構成されています。

今回の連載は有難いことに、4人でできることになりました。ですから、この連載を読んでいるみなさんにはひと足先に4人のぼる塾を楽しんでいただけたらうれしいです。よろしくお願い致します。

憧れのCanCamさんの連載なので、せっかくなら私は化粧などの「美容」について書いてみたいと思います。と言っても、全然化粧に詳しくありません。現在33歳ですが、20代はベリーベリーベリーショート（ほぼ坊主）くらいの髪型で過ごし、ぼる塾になる前の田辺さんとのコンビ「猫塾」の時代は

「女芸人にかわいさなんていらない！必要なのはお客さんの笑顔だけ！」

と、変な尖り方をしていました。髪の毛は自分で切り、化粧もせずまったくのすっぴんでいたところ、「劇場の地縛霊」と言われたことがあります。

お客さんが「きゃっ！地縛霊だっ！！」と悲鳴をあげて客席から逃げないくらいの、最低限の化粧はしていましたが、お客さんが「わっ！顔色の悪い人っ！」と思う程度にしかしていませんでした。しかし、そんな私にも気まぐれに私の中の女のコが出てきて、

「やっぱり、かわいくなりたい！」

と思うこともありました。しかし、普段化粧をやりなれていないせいか、透明感のある女性を目指したはずが鏡に写っているのは何故かマンドリルでした。化粧とはすぐに完璧にできるものではなく、日々の研究や練習が必要であるのを知らず、

「ドラゴンボールのピッコロさんとファミレスに一緒に行ったら、ピッコロさんは何を頼むんだろう」

そんなことばかりを考えていました。そんなことよりも、基本の化粧などを調べればいいものを、

「ピッコロさんって食事するのかな？調べてみよう。へー！ナメック星人って水だけで生きていけるんだ！」

そんな私なので全然化粧も上手にならず、友人の結婚式にマンドリルで出席しました。それで反省すればいいものを、

「じゃあピッコロさんは食事を楽しむタイプのナメック星人っていうことにして、ピッコロさんはファミレスで何を頼むだろう？ランチセットにして、デザートのミニコーヒーゼリーも残さず食べていたら、私は今以上にピッコロさんを好きになってしまうかもしれない、どうしよう！」

などと、実際に今も頭の隅ではそんなことを考えています。

そんな私が何故化粧に再び興味を持ったのかというと、それは、はるちゃんが誕生日にくれたひとつの化粧品から始まりました。

はるちゃん「酒寄さん！お誕生日おめでとうございます！！」

プレゼントを開けると、RMKのリップバームが入っていました。

はるちゃん「これすごいんです！！田中みな実さんも愛用してるんですよ！！」

私「わー！ありがとう！素敵だね！！」

はるちゃん「保湿はもちろん、口紅の下地としても使えるし、パックとしてもいい感じでめちゃくちゃ使い勝手が良いんです！！」

私「使い勝手が良いなんて、逆田辺さんだね！」

田辺さん「逆田辺って何よ！！」

あんりちゃん「田辺さんは、田辺しかできないですからね」。

田辺さん「そうだね！」

あんりちゃん「そこは『まあね』ですよ！田辺も危ういじゃないですか」。

はるちゃん「とにかく良すぎるんでぜひ酒寄さんにも使って欲しくて！ただひとつだけ問題があるんです」。

私「え、何!?」

はるちゃん「これ、田辺さんも持ってるんでおそろいになっちゃうんです！」

私が田辺さんにこれを使うのを止めてくれないかと頼むと、田辺さんは「なんでよ！」と言いました。
田辺さんの使用中断は残念ながら叶いませんでしたが、家に帰って早速つけてみることにしました。まず、ひと塗りして私は驚きました。

「唇が喜んでいる！！」

すぐ乾燥して血まみれになっていた私の唇が、とてもぷるぷるになったのです。

リップバームしか塗っていないのに血色も良くなり、薄化粧としてこのままで成立するのでは？と思うほど綺麗に見せてくれます。しかも一度塗っただけで、かなり長持ち。そしてうっかり食べたらおいしかったです。マスク生活が続いて、

「もう唇なんてどうでも良いよ！どうせ見えないし！」

と思っていた気持ちが、

「見えないけど、私の唇今ぷるぷるなのよ！うふふ！」

と、スーパーのレジの店員さんに念力で伝えるくらい人生が楽しくなりました（実際には話しかけません。迷惑なので）。私は、はるちゃんがくれた魔法のリップバームにとても感動し、そして気がつきました。

「そうだ！人に聞けばいいんだ！私より詳しいんだから、化粧はあんりちゃんやはるちゃん、田辺さんに教えてもらえばいいんだ！」

他力本願です。3人とこの連載を始めるにあたり、それぞれどんなテーマを書くか少し話し合った際、私はさりげなく聞いてみました。

私「化粧とか美容について書いてみたいんだけど、私よくわからないから3人にもろもろ教えてもらったりしても大丈夫かな？」

あんりちゃん「もちろん協力します！！」

はるちゃん「いつでも相談して〜！」

田辺さん「コスメってテーマいいね！私に譲ってくれないかしら？」

なんでよくわからないことを書こうとするんだ！とは誰も言いませんでした。ぼる塾はとても優しい人たちです。勝手にリーダーにする人達だけど！（あと、ひとりお上品な山賊がまぎれていました）。

それではみなさん、4人のぼる塾もよろしくお願い致します。（酒寄）

★ぼる塾連載は毎週日曜夜配信予定です！お楽しみに★

「ぼる塾」あんりが語る、はるちゃんとの出会い【思い、思われ、食べ、ぼる塾。vol.1】