真っ白なツヤ肌にこんがり日焼けをした愛らしいフォルム、優しくつまんでカプっとかじれば溢れ出る肉汁…。お店によって具、皮、味などの個性が爆発し、同じ味がないからこそ、巡る甲斐があって面白い。キッズ〜大人まで世代問わず愛され続ける食べ物…それはズバリ「餃子」！
今回は、餃子のために生きる男で有名な、餃子超人こと「オガサワラガク」さんに『タイプ別のおすすめ餃子店』を教えてもらいました♡ 知る人ぞ知る隠れ名店続出で、餃子好きな筆者も大興奮！
おはようからおやすみまで餃子と女の子のことで頭がいっぱい。週8日餃子を食べる生粋の餃子LOVER。肉汁のように溢れ出る餃子愛を抑えきれずに10年間務めたアパレル会社を退職し、餃子道へ。「餃子の作り手の気持ちになりたい」と幡ヶ谷にある有名店「您好（ニイハオ）」で修行。さらに、「冷凍餃子が売れ残ったお店から直接買い取り、自身のInstagramを活用して販売」など…餃子愛が高じてこそできる活動で、人にも餃子にも環境にも優しいお兄さん。Instagram：餃子超人 オガサワラガク
Contents
餃子超人的！餃子のタイプ別・おすすめ店
【見るな危険】溢れる肉汁に餃子欲が止まらない…【画像21枚】
「はじめまして。餃子超人こと、オガサワラガクです。
東京生まれ。A型。餃座。本職は餃子。趣味は餃子。恋人は餃子。好きな言葉は”餃子”と”CanCam”、嫌いな言葉は”オーガニック”と “店休日”です。最近は餃子の食べ過ぎで体のフォルムが餃子に似てきてしまったことが悩みです。…しかし、餃子とともに生きるのはやめられない。
今回は、餃子のタイプ別におすすめ店をご紹介！おいしいのはもちろんなんですが、他にない個性的なお店たちを皆さんに5店、共有しちゃいます。
餃子だけでなく、店主を含めお店そのものが好きになってしまうような、あたたかい餃子店をセレクトしたので、ぜひ最後までご覧ください！」
①モッチモチで肉汁じゅわ〜な餃子
■餃子のハルピン（三鷹）
モッチモチの餃子といえば、ズバリ三鷹の「餃子のハルピン」です。
皮の仕込みをすごい一生懸命やっていて、手伸ばしの餃子屋さんの中でも、ココの餃子は、モチモチ感が一番強いかなと思います。モチモチしてるだけではなくて、歯切れがいいというか…口の中に残る嫌な食感ではなくて、噛み切れる程よいモチっと感なんですよ。
しかも、肉汁がすごいんです。もう、こっから埼玉県まで行っちゃうんじゃないかってほど、バア〜ンッて飛び散るんですよ。ほんと僕、埼玉ギリギリの赤羽まで肉汁飛んでいっちゃったことあります（笑）っていう餃子なんですけど、その肉汁を吸ったモチモチの皮が本当においしくて…というか、この皮でなければ、大量の肉汁は受け止めきれないというか。焼き小籠包に近い餃子ですね。
しかも餃子の餡が11種類もあって、特にホタテが最高にうまい。
中国のハルピンから持って帰ってきた香辛料がうまさの秘密なんです。肉汁のスープにホタテの旨味がプラスされて、高級料理屋の海鮮スープを飲んでるかのように、口の中に幸福なスープが溢れますよ。
②薄皮のパリッとした餃子
■鉄なべ餃子なかよし（阿佐ヶ谷）
パリッと系餃子でおすすめは、「鉄なべ餃子なかよし」です！
鉄鍋餃子とは、黄金色に輝く小ぶりの餃子が鉄鍋に一切の隙間もなく、びっしりと詰まっている博多の餃子のことなんですが、それが東京の阿佐ヶ谷でも食べられるんです。
玉ねぎの甘い旨味が強く出てきて、もう食べ始めたら止まらない！ごま油を使ってしっかりと焼かれた皮はカリッカリで肉餡はふわっふわ。「カリふわ」な食感で、もう、スナック菓子を食べてる感覚。
肉餡は細かくミンチされているので野菜やお肉の食感は残っていないのですが、かすかにきくらげの食感を感じることができるんです。ニンニクが強めに効いているのでビールのアテとしても最高！
熱い鉄鍋でパチパチ音を立てて運ばれてくるだけでもテンションは爆上がりっす。
まるで帽子みたいなビジュアルで、こんな帽子があったら絶対買いたい！この帽子かぶって原宿に行きたいですもん（笑）。
ちなみに「なかよし」という店名の由来は”みんな、なかよく餃子を食べられるように”ということらしいです。店員さん同士もお揃いのTシャツを着て仲よさそうにしていることからも、その心意気が伝わってくるんですよね。
③サイドメニューが充実しているお店
■香港麺 新記 三宿本店（池尻）
餃子はもちろん中華料理(香港中華)をおなかいっぱい食べられるお店なら、「香港麺 新記 三宿本店」がおすすめです。
メニュー数がある分、餃子以外もめっちゃ頼むんですけど…餃子の中で一番のおすすめは「焼き水餃子」。
一回茹でた水餃子を最後焼くんですよ。
水餃子のモチモチ感と焼き餃子のパリッと感の両方を味わえて、肉汁がジュワッと溢れ出るような餃子なんです。生姜がバッチリ効いた肉汁で、噛み締める度においしい。しかもこれ、実は裏メニューなんです。
と言っても、店員さんに頼めば普通に出してくれるので、”裏メニューを頼む私、かっこいい”的な感じで、ぜひオーダーしてみて欲しいです。
サイドメニューの中で、特におすすめなのは、「ワンタンつゆなし麺」と「豚ロースの甘い黒酢炒め」。そして三宿店限定の「シンガポールカレー」。
どれも唸るほどおいしくて、中華好きな人を連れて行ったら間違いなく楽しめます。（食べ過ぎ注意ですよ♡）。
特製のラー油も最高なので、どの料理にもたっぷりかけて召し上がれ！
④変わり種の個性的な餃子
■餃子天国（立川）
変わり種といってもかなり変わってて、しかも16種類もの餃子がある、文字通り餃子の天国「餃子天国」。具材は、たこ、蟹、牡蠣、いか、あさり、ポテト、コーンなどをラインナップしていて、魚介系の餡が多めです。
こんなにたくさんの種類があれば、色々な種類を食べたいのに、餃子ひとつがとんでもない大きさで、まるで手榴弾のようなんです。
これが5個くらい並んで出てくるから、ボリュームがヤバすぎる。餃子の手榴弾で、すぐに胃袋を爆破されてしまいます。
だけど、味は本当においしくてどの味を頼んでも完成度が高い！
ひと口食べるとパンパンの肉餡に海鮮の旨味がマッチして、おいしさをダイレクトに感じながら肉汁とともに溢れる幸福感。ほろほろと崩れる肉餡は少しハンバーグの食感にも似ているかもしれないです。
ちなみに、海鮮系が多いのは実は店主が昔、寿司店で働いていたこともあり、餃子に魚介を入れることを思いついたらしいんですよ。今は親子二代でやっている雰囲気のよい暖かいお店です。
こんな大きさの焼き餃子は他ではなかなか食べられないので、立川に行った際はぜひ行ってみて欲しい！（お腹いっぱいになるので、立川でグルメ巡りはできませんけどね。）
⑤ぷりぷり&もっちり♡おいしい水餃子
■随園別館 新宿店（新宿2丁目）
水餃子といえば「随園別館 新宿店」一択！
別館という名前の割には本館がない不思議な名前のお店なんですけど（笑）。ここは水餃子がすごくおいしくて、というか焼き餃子はないんです。強力粉と薄力粉をブレンドしたコシのあるもちもち皮が特徴的で、小麦の香りがなんとも言えないんですよ。
まず、皮がおいしいんだよってところをみんなに味わってほしい。
餃子自体がまんまるで見た目からしてものすごくかわいらしいんですけど、この水餃子には力強い肉餡が入ってるのがポイント。
というのも、水餃子って皮のモチモチ感に肉餡が負けることが多いんです。だけどこの水餃子は、やや粗挽きの肉餡をかじれば生姜の上質なスープが口の中にブワァ〜と広がって皮に打ち勝つうまさなんです。黒酢ベースの特製タレに付けて食べればもう絶品！
ちなみに食べきれなければお持ち帰りもできるので、水餃子を家に持ち帰って焼いて食べれば2度楽しめます。
スタッフのおじちゃんもフレンドリーでかわいくて、水餃子にもおじちゃんにも癒される最高なお店です。最近は角煮も人気っぽいですよ！
筆者のドタイプのモッチモチで肉汁たっぷりの餃子の情報は嬉しすぎる…！こんな餃子が食べたいなあ〜ってときは、この記事を思い出して、実際に足を運んでみてください♡
