出会いのすべてが宝物!七海ひろきさんが「思わず涙した」瞬間って…?【CanCam連載プレイバック】

宝塚歌劇団在籍時から、胸キュン必至な〝エモいときめき〟を生み出し続けている唯一無二のアーティスト・七海ひろきさんの連載をCanCam本誌で掲載中!七海さん自身が考える「エモーショナルな瞬間」に迫ります♡大好評につき、2020年の連載をプレイバック! おうち時間に、是非心ときめいてください!

この連載もひとつの〝出会い〟。はじめまして、七海ひろきです

「ここを見て『誰…?』と思っているあなたに向けて、まずは自己紹介から。七海ひろきと申します。2019年3月に宝塚歌劇団を退団し、現在は俳優・声優・歌手・ラジオパーソナリティなど、様々なお仕事に挑戦をさせていただいています。好きなものは、あざらしとチョコレート。集めているものは腕時計。あとは…こう見えて(笑)のんびり屋です。なんて前置きはさておき、今月号から、エモーショナル…つまりは〝エモい〟をテーマにした連載を始めさせていただくことになりました。まさか『CanCam』に出られるなんて、しかも連載だなんて、もうそれ自体が〝エモくて〟仕方がありません!」

「と、さも当然のように〝エモ〟を連呼していますが、そもそも〝エモい〟ってなんなのだろうか? この連載をさせていただくにあたって、自分の中で曖昧だった〝エモい〟の言葉の意味をアレコレ調べてみました。『感情が動かされた状態』『心で感じること』…ふむふむ。なるほど、じゃあ私にとって『感情が動かされる〝エモい〟もの』って? そう考えたとき、まず浮かんだのは、私のことをいつも見守ってくださるファンの皆さんの存在でした。今年の6月に、1年前に開催したイベントをファンの皆さんと一緒に振り返る鑑賞会をインターネットで生配信したのですが、宝塚時代から応援してくださる方、退団後の活動で私を知って応援してくださる方…たくさんのファンの皆さんと1年を振り返っているうちに『私には、こうして一緒に時間を刻んでくれる人がいるんだ…!』と言葉にならない感情が込み上げてきて。配信中、あふれてくる涙をこらえるのに必死でした(そう、実は涙もろいんです。苦笑)。人は生まれるときも死ぬときもひとりだなんていうけど、だからこそ、その間を誰とどう過ごすのかを大切にしたい。人との出会いが、そして出会いから生まれた感情が、私にとって何にも替えがたい〝エモーショナル〟なものなんです。」

〝エモい〟と素直に感じられる、感度の高い心を持ち続けたい


 

「『出会い』の繰り返しと積み重ねで人生が作られているのだ、と改めて感じている今日この頃。これまでの半生を振り返ってみると、私の人生の柱となっているのは、やはり宝塚との出会いです。そこで巡り合うことができた、私を応援してくれるファンの皆さん、同期、仲間、友人…そして得た経験がなければ、今の七海ひろきは存在しないと思うから。そんな自分の核とも、原点ともいえる宝塚の世界にひとつのピリオドを打ってから、まもなく1年半。今は、舞台やアニメ、ラジオなど宝塚とは異なる場所で、宝塚では出会うことのなかった方たちから刺激を受ける毎日です。自分に新たな価値観や視点を与えてくれる出会いは、エモーショナルな刺激そのもの! 人は自分ひとりでは変わることができない。そう思っているからこそ、出会いが生み出す『化学反応』を大事にしていきたい。自分をどんどんブラッシュアップしていきたいと感じています。そんな日々の出会いの中で大切にしているのは、自分の想いをちゃんと言葉にして伝えること。昔は、カッコつけて強がって、弱い気持ちを飲み込んでしまいがちでした。だけど、自分の心を包み隠さず相手に伝えることで、出会えた人との結びつきが強くなることに気づいたんです。自分を素直にさらけ出せることこそが、むしろカッコいいんだ、と。
 そしてもうひとつ。〝エモーショナルな瞬間〟に出会ったとき、それをちゃんと〝エモい〟と感じられる自分でいたいと思っています。物事を、理屈ではなく心で感じられることそのものが〝エモい〟って思うから」

連載ページの撮影現場も、まさに〝エモい出会い〟の連続。七海さんの『Emotional-time』が気になった方は是非、雑誌CanCamをチェックしてみてくださいね。

撮影/三宮幹史(TRIVAL) ヘア/原田武比古(Artsy Life) スタイリスト/角田かおる  構成/旧井菜月、山梨智子