普段なにげなく口にしている日本語なのに、漢字表記だと急に読めなくなってしまう。そんな経験はありませんか?
たとえば、「総総」や「兀兀」、「恰も」や「予て」など。これらは全て、読み方を聞けばおなじみの日本語なのですが、あなたはいくつ読めましたか?
そんな、知っているのに読めない日本語。本日のクイズはこちら!
「嘗て」。
画数多めの難しそうな漢字が登場しましたが、じつはこちらもひらがなで書けば皆さんおなじみの日本語です。いったいなんと読むのでしょうか?
と、これだけでは全く想像ができない人が多いかと思います。そこで読み方のヒントになるよう、言葉の意味を調べてみましょう。
小学館デジタル大辞泉によると、「嘗て」とは次のような意味です。
(1)過去のある一時期を表す語。以前。昔。
(2)(あとに打消しの語を伴って用いる)今まで一度も。ついぞ。
(3)(あとに打消しの語を伴って用いる)まったく。全然。
文章で使うときは、「私が嘗て京都にいたころ……」とか、「会場は、嘗てない賑わいを見せた」といった用法が一般的です。
さて、そんな「嘗て」。さっそく読み方を見てみましょう!
■正解は……こちら!
「嘗て」の読み方、正解は「かつて」でした。
ちなみに、「かつて」は「曽て」と書くこともあります。どちらも日常で見かける機会が少ないだけに、いざというとき読めたら自慢できそうです♪
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(豊島オリカ)